英会話記録

英会話のレベルを上げねば、
首。なので必死。

リスニングのお医者さんと基本英文700

2010-12-17 11:20:01 | 日記
「リスニングのお医者さん」というのが評判がよいらしいのでやってみたが、
うーん。。。
レベルが低すぎる。。。
全部聞き取れてしまうよ。
これでは手加減無し英語では全然役に立つまい。

何でこうなんだろう?

出版社が英語リスニングの本を出版するときは、
「吹き込みの速度を遅くして」、
と著者らにお願いするそうだ。
著者らが初めに持って行く速度では、
速過ぎて駄目らしい。
そうしないと、日本人には難しくて
本が売れなくなってしまうから。

まぁ確かにそうかも知れない。
まずほぼ100%近い日本人は
手加減無し英語に接する機会はないし、
知らなくてもいいのだから。

ちなみに大半の日本人女性が接する英語は、
かなりの場合、手加減英語と考えていい。
欧米社会では、女性に優しくすると言うのが道徳であり、
ここで優しいというのはsocial な意味でなのだ。
social といった場合、欧米では会話が中心で
(日本のように、黙って、悟られないように何かするとかでなく)、
会話を通じた優しさを女性に示す事が道徳なのだ。

なので、外国人男性はひとりぼっちの日本人女性を見ると
会話してあげなくちゃいけない気持ちになり、
もちろん手加減無し英語では傷つけてしまうので、
手加減英語で、かつ、
会話をスムースに運ばせるよう
モラルとして努力するのだ。

実はこの習慣が日本にはないから、
欧米女性が日本に留学すると、
かなり悲惨な経験をするらしい。
彼らは欧米の習慣が身にしみているから、
こちらに来るとそれを習慣として期待するが、
日本人男性にはその習慣がないから、
結局、欧米女性が感じるのは、
”日本は冷たい”ということらしい。
留学生のコミュニティサイトがあって、
そこでの常識は、
「女性は日本には留学するな」
という事らしく、
実際多くの女性が日本が嫌いになって帰ってくるらしい。
もちろん例外もあるし、
外国人同士で頻繁に会って日本で暮らし、
それで満喫して帰ってくる人もいるので
全部が全部というわけではないが、
こと日本人との接触となると、
厳しい思いをしている欧米女性留学生は多いとの事である。

話はそれたが、いずれにせよ、
「評判がよい本ほど、簡単である」、
という傾向があるのは分かった
(身も蓋もない傾向だが。。。)。
むしろマニアックな「映画リスニング」の方が、
断然役に立った。
こういうマニア受けする教材の方がよいのかも知れない。
多分こういうマニアな人は、ばっさり言えば、
英語レベルがある程度上に行った人達なのだろう。

ちなみに英語構文100から、
基本英文700選に行っているのだが
(もうこれで終わり、きりがないから)、
今見ると、これってかなり簡単だ。。。
文語じゃないよ、口語だよ。。。
もちろん文語構文もあるけど、
大半、7割から8割、
下手すると9割ぐらい日常(といっても込み入った会話の場合の)
で聞く、あるいは使い回せる表現だ。

基本英文700はレベルが高すぎるとか
文語で古めかしいとか言うが、
実際やってみたらそんなことはない、
若干レベルの高い会話の口語として
普通の、身に付けるべきレベルだ。
この程度のレベルで、
難しいとか文語とか言っているのか。。。
日本人の英語のレベルって、やっぱり哀しくなる。。。
。。。

別に日本人を批判しているわけでなく、
これほど日本人の母国語と共通性のない言語が世界標準になっていて、
世界に参加しようと思ったら口語として学ばなくちゃ時代になっていて
(昔は文語で充分だったのに)、
どうしたらいいの、って感じですよ。
しかもその必要性は漠然と知りつつも、
実際どのぐらいのものが必要なのかは閉ざされているために実は分からず、
また実際よほど特殊な状況にでもない限り、本当のところ必要でもない。
中国のように英語が出来れば年収が何倍にもなるとか、
翻訳に日本ほど熱心でないのでどうしても英語を読む必要があるとか、
そういう状況でもない。

でもそう、確かに基本英文700は、
高校の頃は手が出なかった記憶もある。。
(ちゃんとやればこのレベルに到達できるのに、
公教育はこのレベルに達させてくれなかったと言う意味で)
教育も、日本人に英語を学ばせるには、
どうしたらいいのか全く分からないのだろう。
確かにこんな訳の分からない問題に取り組むより、
英語学の学派争いで、ポジションを争っている方が楽しいよなぁ。
(そのせいで、最近まで全国の公教育において
口語表現が軽視されてきたという話を聞いた事がある。)