書こう書こうと思いつつ時間がなく、2週間が経過してしまいました。
山口国体のロードレースを観戦してきました。
このレースは見ておきたかったのです。
自転車競技デビュー(当初はMTB XC)時代から成長を見守り続けてきた白石真悟
君(現シマノドリンキング所属)のホームの国体、優勝の可能性もあるレース
だったからです。
この日の為に組んだ、私のホイールを使ってくれての出走ですしね。
トップの画像がコース図です。
曽根をスタートして県道240を東へ、山露で国道435へ合流し北上、秋吉交差点
を左折し更に北上、長門市へ向かい下中小野を右折、南東方向へ向かいながら秋
吉台を目指します。
秋吉台の周回路(カルストロード)を2周し、元来た道を折り返しというルート
です。
私はまずスタートを見て、交通規制のかからない道や時間を選んでカルストロー
ドの南端、上八重に移動し、2周回を見届けた後、取って返してゴールを見ると
いう計画を立てました。
この計画は成功し合計4回、選手達の通過を見る事が出来ました。

出走前の白石君(右)と白川選手(左)

スタート地点沿道ではお姉さんが公式ガイドブックを売っていました。
私も一冊購入。

公式ガイドブック
まずは緊張のスタートですが、白石はかなりリラックスしていました。
特設された観覧席にいる私を見つけ、笑顔で手を振る余裕も有りました。

中央の下を向いている白のヘルメットが白石君。
日本では珍しいCANYONのフレーム、ホイールはガソリンアレイ製のEDGEリム+DURA ACEハブ。
午前9時、号砲と共に集団はスタート。
ホビーレースのように先行争いする事もなく、奇麗にスタートして行きました。
9時10分に時間差で少年の部がスタートするのを見届け、観戦ポイントに移動
です。
移動中、いくつかの関門で交通規制がありましたが、事前に規制解除時間を調べ
ておいたので問題なく通過する事が出来ました。
しかし最後の関門で問題発生。
関門のガードマンが規制解除時間を把握していなかったのです。
10台ほど前に並んだ車がガードマンの説明でどんどんUターンしていきます。
やっと自分の番になってガードマンに話しかけると「当分規制になりますのでU
ターンして中国道からアクセスして下さい。」と言う。
私が「おかしいぞ。あと5分で規制解除の筈じゃないか。」というが要領を経ない。
2〜3分やり取りがあった後、ガードマンの無線が「規制解除。規制解除。」と
がなっている。
ガードマン氏、「申し訳有りません。僕の勘違いだったようです。規制解除にな
りました。」と謝り、通過となった。
しかしこのガードマン君のせいでUターンして中国道へ行った人たちがかわいそ
うだ。
観戦ポイントの上八重に到着し、係員の指示に従って駐車場所も確保し、集団を
待つ。
30分ほど待った後、先導車両が入ってきた。
「約5分で先頭集団が通過します!」とアナウンスがあった。
約5分後、誘導の白バイ、広報車、サポートとカメラ担当のオートバイに続き、
先頭集団がやって来た。
序盤から7人の逃げが決まり、後続は全く見えない。
上手くローテーションしているし、良いメンバーも揃っている。
先頭集団が通過し、追走集団を待つ。
この間、タイム差を確認する事はもちろん忘れていない。

序盤から7人の逃げが決まる。後続との差は?
約3分30秒後、追走する大集団がやって来た。
白石は確認出来なかったが、この集団にいる事は間違いない。
3分30秒の差は大きいが、集団が追う気になれば簡単に詰まる差でもある。
2周回目を待つ事にした。

通過する大集団。逃げを吸収出来るか?
少年の部が15分ほど遅れてやってきた。
成年の部とは明らかにペースが違う。
成年の部はかなりアベレージの高い消耗戦になりそうだ。
約30分で2周回目の先頭集団がやって来た。
メンバーは変わらず、足並みも揃っている。
後続との差がどれぐらいかで、ある程度の展開は読めそうだ。
タイム差を計る。
追走大集団がやって来た。
白石も確認する。
差は50秒少々、かなり詰めてきている。
こうなると先頭集団から積極的に足の揃った3〜4人が更に飛び出さない限り、
捕まるのは時間の問題。
先頭集団が吸収された後カウンターアタックが起こり、それがきまるかどうか。
当然その後も積極的な逃げと、それを潰す事が繰り返されるだろう。
逃げの集団に白石が乗れるか乗れないかが、白石の勝機になってくると読んだ。
彼は集団ゴールで頭をとれるスプリンターではないので、7〜8人ぐらいまでの
パックで逃げを決めなければいけない。
しかし私の観戦はここまで、後はゴール勝負を見に戻るだけ。
展開は気になるが、白石が上手く集団を分断して逃げる事を祈って戻る事にする。
スタート&ゴール地点に戻って、一緒に来た友人の小山君とお昼ご飯を食べてい
ると、少年の部が戻ってきた。
少年の部はカルストロードを1周なので、距離が約30キロ短い。
五千メートル手前からの実況アナウンスが入るが、大集団の展開のようだ。
小さなアタックは起こるものの、決定的なアタックは決まらない。
ゴール迄コースの起伏はあまりないので、何人かのスピードマンの足が揃わない
限り、こうなると集団を崩すのは難しい。
千メートルごとに入る実況でも、集団が崩れる様子はない。
千メートル地点でも大集団のままで、意を決して500メートルぐらいからロン
グスパートをかけるか、集団内で上手くポジショニングしてゴールに備えるかし
か既に手はない。
ゴール地点から少年の部の先頭集団が見えてきた、40人前後の大集団。
白石の愛弟子、相本君に期待する。
相本君はゴールスプリントのきく脚質なので、前がとれるかもしれない。
そしてゴール。
ゴールラインを次々と選手が通過していく。
優勝は非常に僅差。
ゴールを取ったのは三重県 朝明高校の高士拓也君だった。
本当におめでとう。
相本君は10位だった。
本当に良く頑張った。
少年の部の選手には勝った人も勝てなかった人も、競技を続けて日本のトップ、そして世界へ羽ばたける選手になって欲しいと私は願っています。
しばしの静寂。
いよいよ成年の部のゴールが近づく。
五千メートル手前からの実況が入るが、20人ぐらいの集団になっているようだ。
積極的にアタックがかかっているのか、既に有利なポジションを取る牽制に入っているのかは実況では解らない。
千メートルごとに入る実況でもそれは変わらない。
どうやらゴールを待つしかないようだ。
ラスト千メートルの実況が入り、どうやら抜け出している選手はいない。
集団ゴールになるようだ。
そして約30秒後、ゴール地点に先頭集団が見えた。
集団は縦に長い展開。
かなりスピードが上がっている。
ややロングスパート気味にかけた選手に引っ張られて、非常に速い展開だ。
その中であと400メートルのゴールに先頭で飛び込めるように、各選手が激しくポジションを争っている。
白石がどこにいるのかは確認出来ない。
集団が伸びた展開のままポジションが入れ替わり、次々とゴールを選手が駆け抜けていく。
ゴールを制したのは奈良県 鹿屋体育大学の吉田隼人選手。
私は知らなかったのだが吉田選手はジュニアから頭角を現し、ナショナルチームにも選出されてTTも得意なスピードマン。
ゴールでの伸びは非常に鋭かった。
まだまだ大学生で若い吉田選手。
是非世界を目指して下さい。
ゴール地点では白石も集団の真ん中付近でゴールしたのが見えた。
結果は11位。
地元の期待を一身に背負って走った今日のレース。
力は出し切った。
本当におつかれさま。

ゴール!この写真では後ろから3番目が白石君。
こうして山口国体ロードレースは幕を閉じた。
レースが終わって選手村に白石を訪ねた。
表情はいつもと変わらなかった。
レースを終えて彼の言葉。
「やれるだけの事はやりました。今日の面子は強かった。本当に潰し合いのレースでしたね。抜け出したかったのですが、実力が拮抗していて決定的なアタックを誰もが決められませんでした。最後(ゴール付近)は左のラインを選んだんですが、前が詰まって失速してしまいました。あそこで右から行ってればもう少し前に行けたんだけど・・・。でも悔いはないです。一から出直しですね!」
白石のファンとしての私に戻って。
来年も頑張れよ!
俺も久しぶりにレースを見て感じるものがあったよ。
また俺も少し乗ってみようかな(笑)

戦い終わって記念撮影。
もうすぐお父ちゃんの白石君。
これからも宜しくね!