幸福学専門30年 筬島正夫が語る本当の幸せ


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今日は007の誕生日!? 007と孫正義と直木賞作家をつなぐ重要ワード 人生を深める「今日は何の日」

2018-02-01 | 今日は何の日

今日は、ジェームス・ボンドの誕生日です☆


1922年ジェームズ・ボンド (架空の人物(『007シリーズ』))James Bond1920年説、1924年説あり

ジェームズ・ボンド (James Bond) は、イギリスの作家イアン・フレミング1908年 - 1964年)のスパイ小説、およびこれを原作とする映画の主人公である、イギリス秘密情報部 (MI6) の工作員である。

「AFIアメリカ映画100年シリーズ」では、『アメリカ映画のヒーローベスト50』で3位に選ばれています。


そのボンドがメインのボンドガール、マドレーヌから、こんなことを言われたことがあります。


「いつも孤独で、背後を気にしている」


確かに、常に疑心暗鬼の状態でなければ、やっていけない仕事でしょうね。

 

「孤独」といえば、直木賞作家の唯川恵(ゆいかわ けい)さんの『ロンリーコンプレックス』を思い出します。

ちなみに唯川さんも今日が誕生日です。

以下、ロンリーコンプレックスからです。

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【同じ孤独でも、みんなで集まってワイワイ騒いでいる中で、ふっと異次元に足を滑らせてしまったような孤独です。】

そんな経験はありませんか。
【楽しいのに、みんながそばにいるのに、どうしようもなく孤独に陥ってしまうことが。】
私にはあります。
そして、それは毎日の生活そのものにも言えることではないかと思うのです。
それなりの快適な暮らしをしている中での孤独。
いいえ、【それなりの快適な暮らしだからこそ感じる孤独。】

それは放っておいたら消えてくれるというわけではなさそうです。
逆に、これからもっと付き合う時間は長くなってゆくでしょう。


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友だちがいなくて感じる孤独もあれば、友だちがいても感じる孤独もあり、「孤独」というのは実にやっかいで、時に切実な問題ですね。

 

ソフトバンクの創業者、孫正義氏は、こんなことを語っていました。

 

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皆さんにとって悲しみってなんでしょうか? ということをTwitterで聞いてみました。

人生で最も悲しいことは何でしょうか。ということを一言、私がTwitterでつぶやいた。

たったの1日2日で2500を越える意見が寄せられました。その声は、実質1日で集まった声は、2500も集まったわけですけども、21%の人々が身近な人の死だ、という答えでありました。
自分の家族、自分の愛する人、そういう身近な人の死が自分の人生にとって一番悲しいことだ、という答えでした。
14%の人が孤独だと言いました。

11%の人が絶望だと答えました。

(ソフトバンク創業者・孫正義氏が300年単位のビジョンを語ったスピーチより
 http://logmi.jp/39604より)
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つまり、「悲しみとは何か」という問いに対して多かった答えは

1位:死

2位:孤独

3位:絶望


ったということです。



この孤独は、友達がいない、といった単純なものではありません。
何十万というファンから愛されたアイドルが孤独であったり、
巨万の富を得て、たくさんの人から賛辞をうけている人が孤独であったり、
トップの地位に昇りつめた人が孤独であったりするものです。

この孤独は、人間そのものの問題で、

仏教では、人はみな、

独生独死 独去独来

(独り生まれて独り死に、独り来たりて独り去る)

と説かれています。
誰もがみな、秘密の蔵を抱えていて、その秘密の扉を堅く閉めている。

中を見てもらいたいとも思うけれども、見せることができない。
そんな孤独な蔵。


本当に一番大事な部分は分かり合えない、知り合えない。
分かってもらえるとしても、分かってもられるところまでしか分かってもらえない。

「誰も自分のことを分かってくれない」

と悲しむときがあるけれど、では、自分は誰かを本当に分かってあげられるかというと、それはできないこと。

お互いに、孤独を感じながら生きているようです。

だからその淋しさを紛らわすために、

バカ騒ぎしたり、
仕事に没頭したり、
多くの友達を持ったり、
様々な努力をするのかもしれません。

そして、

ちょっと友人と行き違いがあったり、仕事でつまづいたり、狙っていたネタがあまり受けなかったり(笑)すると、ひどく不安になったり、落ち着かず、孤独を感じたりすることもあります。

このような孤独の実相は、人生を真面目に見つめれば分かってくるようです。

あなたはどんな時、孤独を感じるでしょうか。



他の評価に心奪われがちな私たちですが、そんなものに左右されず、

「自分はこのために生まれてきたんだ」
「自分はこのために生きている」
「これからどんな困難なことがあっても自分はこのために生きていく」

と、人生という大地をしっかり踏みしめて生きていけたなら、
必ずや素晴らしい日々が開けてくるでしょう。



いよいよ書籍化!? オリジナル小説『フライザイン』


もしかしたら、近い将来『フライザイン』が出版されるかもしれません。

 「一カ月以内に、人生の目的を見つけられなかったら自殺する」という妹を助けるために、初めて生きる目的を探究し始めた兄と、愛する人が余命一カ月と宣告された天才哲学少女が出会う。そして……」という物語です。

小説『フライザイン』の続きです!

 

※第1回はコチラ

 

。。。

■5

春奈は目を丸くした。自殺未遂後、初めて見せた〝表情〟だった。

妹は、何かを考えるような格好をしていたが、やおらこちらに向きなおし、探るように僕の顔を見まわす。ほんの少しだけ笑ってから春奈は言った。

「おもしろいですね。それ」

「え?」

「一ヶ月で答えを出すというのですね、お兄ちゃんは」

「え、あ」

「そうですか……」

口元に不敵な笑みを浮かべ、それを味わうような間をとってから、妹は言った。

「では、見つけてもらいましょう〝生きる意味〟とやらを」

つばきを呑む、僕。

「まさか、冗談なんて言わないですよね。一ヶ月で見つけてくれるんですよね」

「あ、あ、ああ」

春奈はじっと僕の顔を見てから、ゆがんだ顔で笑った。

「じゃあ誕生日まで待ちます」

「えっ」

「もし答えが見つからなかったら、今度こそ、死にます。絶対失敗しない方法で」

音の無い衝撃が走る。

眉間にブラリと銃口を突きつけられたような戦慄。

愕然としている僕をヨソに、春奈は何気ない動作で病室に架けてあるカレンダーに目を向けた。

「今日が3月28日ですね。
 期限は4月29日、いえ、28日としましょう。誕生日の前日まで」

そう言って、ククッと笑う。

「じゃあ、期待してますよ。お・に・い・さ・ま」

妹の目は血走っていた。
ぞっと身がすくむ。

一時の感情から出た言葉と思いたかったが、底光りする妹の目は本気に見えた。

 さあ、どうする? 

。。。

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┃編┃集┃後┃記┃
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いかがだったでしょうか。

進一は春奈から大変な宿題が出されます。

でも、これは誰もが一生の間に答えを出さねばならない宿題なのかもしれませんね。

続きは、また明日。

 

 

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ではまた。 

 

 


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