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薬師寺 玄奘三蔵院

2017-11-05 23:02:20 | 日記
数十年ぶりに薬師寺に行きますと、新しい建物がいっぱい建って
いました。

最初に拝観したのは数十年前にはなかった、平成3年(1991)に
建てられた玄奘三蔵院です。

三蔵法師とは、仏教の経蔵・律蔵・論蔵の三蔵に精通した僧侶
のことです。また転じて訳経僧を指していうようになりました。
 日本では三蔵法師と言えば「西遊記」玄奘三蔵ですが、三蔵
法師というのは一般名詞であり、尊称だそうです。


薬師寺のホームページで前奘三蔵院は
昭和17年(1942)に南京に駐屯していた日本軍が土中から玄奘三蔵の
ご頂骨を発見しました。その一部が昭和19年(1944)に全日本仏教会
にも分骨されましたが、戦時中でもあり、埼玉県岩槻市の慈恩寺に奉
安され、その後ご頂骨を祀る石塔が建てられました。薬師寺も玄奘三蔵
と深いご縁のある事から、遺徳を顕彰するため全日本仏教会より昭和56年
(1981)にご分骨を拝受し、平成3年(1991)玄奘三蔵院伽藍を建立しま
した。
平成12年(2000)12月31日に平山郁夫画伯が入魂された、玄奘三蔵求法
の旅をたどる「大唐西域壁画」は、玄奘塔北側にある大唐西域壁画殿に
お祀りしていますと紹介されています。


平山画伯の絵画は数多く見てきました。その中で「大唐西域壁画」は
最も感銘をうけました私の中では最高傑作です。
玄奘三蔵が長安からインドまでたどった道の景色を描いていますが
「嘉峪関(かよくかん)をいく」では、そこにいるような気持ちになり、
壁画殿の御本尊「西方浄土須弥山」壁画中央三面に描かれた天山山脈
(ヒマラヤ連山)は吸い込まれそうな気持になりました。
壁画は残念ながら撮影禁止です。


玄奘三蔵院入口門




玄奘三蔵院伽藍




礼門







回廊










玄奘塔