また
真新しい春がやってくる
わたしの人生の
一番新しい日は
やはり
今日という日
今までの
たくさんのたくさんのことが
ここまでわたしを運んできて
一番新しい時間の中に居る
万華鏡のような人生
くるくる回転しながらの
二度とあり得ない形の連続
何もかも新しく
何もかもが常に変わるのなら
わたしは
どれほど変わってきたのかしら
そんなことを考えていたら
変われない
変わらない
大事な大事な
わたしの大事なものに出くわした
その事実は
ある人にとっては裏切りにもなろう
ある人にとっては幸福の欠片にも
誰にどう思われようと
どうしても抑えきれない
本当のわたしであることが
そういう嵐を孕んでいても
もう
後ろを振り返るまい
わたしは
本当のわたしとだけ
手を繋ぐことにする
もう
逃げない
s/yumic. From2005