いい日旅立ち

平凡な大学教師の日々の感想をつづったブログです。お暇なときにご覧ください。世の中で起こることこうしてほしい事書きます。

生徒会長

2017-04-21 17:01:07 | 日記
今は、みな、どう考えているかわからないが、
まだ、中学校で、教師優位の頃、
生徒会長とか、クラス委員とかいうのは、名誉ある存在だった。
わたしが生徒会長に立候補したのは、中学2年生のときである。
男の友人に勧められ、親に勧められ、
締め切りギリギリに立候補の届け出をした。
選挙活動を始めて、最初の難関は、クラスの女子たちであった。
「なぜ、事前にわたしたちに相談しなかったのか」
と、怒ったのである。
それでも、選挙戦が進むにつれて、男子はもちろん協力してくれたし、
陸上部の先輩も、そして、はじめは怒っていた女子たちも、協力してくれた。
女子たちは、涙ぐましいことに、看板をもって学校中をまわってくれた。
選挙演説の時の、一発逆転のギャグが受けたのが幸いしたか、
2人の立候補者を破って、当選してしまった。
それが、幸だったのか、不幸だったのか、いまでもわからない。
いろいろな活動のうち、もっとも笑える仕事があった。
毎月曜日、校長に代わって、壇上で週の初めの講話をするのである。
今思い出しても、おかしい。何のとりえもない少年が。
詳細は忘れたが、ある教師とけんかになってしまったことがある。
教師は、赤くなったり青くなったりして怒った。
職員室中がわきたった。
けんかの「つもり」だったのである。
あとで、ある教師が授業中にその話をした。恥ずかしくて肩をすくめた。
広島市中の学校のてっぺんに登ろうと思った。
それで、広島市の生徒会長を全部集めて、会議を開いた。
広島市は、独特の歴史を持っているから、校長は政治に巻き込まれないよう、注意を促してきた。
校長は許してくれたが、大した成果がなかったのは、当たり前である。、
この行動は、後年、ある専門家に「かわいいいね」と評された。
他の生徒とは違った扱いを受けるので、ちょっと、行動に可愛げのないところがある。
昔の悪ガキには、わかると思うが、風の強い日、何人か悪ガキがささっと集まって、2階を見上げる。
何かを見たくて。
そういう、笑えるいたずらの楽しみを知らないまま、高校生になってしまった。
今でも、残念である。
だから、皆に合わせて動くのが苦手で、いじめられた(らしい)。
今のいじめとは比較にならないだろうが、これは、結構苦痛だった。
自分を素直に出せないので、クラスメートに理解されない。
繊細で感じやすい少年だということを。
柔道の有段者だったせいもあるが。
こうして、ちょっとへそ曲がりな大人になってしまった。
仕事の行きがかり上、道徳を説いていたのは、恥ずかしい顛末である。
悪ガキたちと一緒に、風の強い日、つるんで2階を見上げたかった。
今でも心残りである。


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