空き家問題から高齢化問題や障がい者問題を考え、皆さんが楽しく活躍できる社会を提案する大田区の会社 PHCのブログ

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<北九州火災6人死亡>低額家賃 簡易宿泊所代わりに入居

2017-05-09 09:56:47 | 空き家活用

みなさん、こんにちは。
大田区空き家管理・活用の会社PHC(プレシャスハウス)です。
今日の記事はこれです(毎日新聞5/8付)

<北九州火災6人死亡>低額家賃 簡易宿泊所代わりに入居

 

北九州市小倉北区清水2のアパート「中村荘」が全焼した火災で、福岡県警は8日、連絡が取れなかった住人の男性1人の無事を確認した。焼け跡から見つかった性別不明の6遺体は、依然連絡が取れない住人の可能性があるとみて確認を急ぐとともに、失火と放火の両面で調べている。1階に7人、2階に9人が住んでおり、日雇い労働者らが低額の家賃で簡易宿泊所代わりに入居していたとみられる。元住人らは劣悪な住環境や防火対策の不備を指摘している。「みんなたばこを吸うと、廊下の奥にある流しにどんどん捨てていた。いつか火事になると思っていた」。2015年3月から約1年間、2階に入居していたという男性(67)はそう振り返った。アパートの管理会社によると、以前は建設会社の寮などとして使われていたが、現在は市内の不動産会社が月7万円で借り上げている。今年2~3月に住んでいた無職の男性(64)は「家賃は1日900円。部屋には入居時からテレビや机、布団が備えられ、いわゆる『宿泊所』だった」と証言。不動産会社は「簡易宿泊所ではない。うちは不動産業なので賃貸アパートとしてやっていた」と話した。市などは、避難のための誘導灯の設置が義務付けられるなど防火基準が厳しい旅館業法上の「簡易宿所」に該当しないか、使用実態を慎重に調べる。・・・ということです。

 

大変痛ましい事故が起こってしまいました。以前も神奈川でこういった簡易宿泊所にて火災が起こり、多数の被害者が出ました。今回もこういった簡易宿泊所で同様の火災が起きてしまいました。なぜこういった火災が起きるのでしょうか?そこには火災に対する甘さがあるかと思います。私もよく会社内のビルでの防火訓練に積極的に参加するのですが、ほとんどの入居者は参加しません。そのビルに入居後初めての防災訓練に参加したのは私一人だけでした。テナント側に「なぜ参加しないのか?」を聞いてみると、「仕事が忙しい」や「面倒くさい」がほとんど、中には「知らなかった」という答えがありました。ビル側にも聞いてみると「今までほとんど参加された方がいない」などビル側も「おそらく誰も参加しないけど法令上しないといけないのでとりあえずやろうか」みたいな感じでした。それも東日本大震災後で防災の意識が薄いのでは?と思わざる得ないこととなりました。

 

こういった簡易宿泊所だと建物が古いので、こういうった建物こそ防災設備を充実させないと同じような火災が起こるので、消防ももっと基準を厳しくしないといけないのではと思ってしまいますが、こういった日雇い労働者の方にとっては格安で泊まれるなどありがたい施設なんだと思います。だからといって防災をおろそかにしては、また同様の悲劇が繰り返されるだけなのです。確かに宿泊施設側もこういった防災のことをちゃんとしておかなければなりませんが、今回は宿泊者のたばこが原因とのこと。宿泊者のモラルも問題かと思います。

 

民泊施設を登録する際、消防に防災基準をしっかりしておかないと登録できませんが、こういった簡易宿泊所も立派な宿泊施設です。こういうところも民泊同様、防災基準をしっかりしておかなければならないと思いました。

 

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