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日々是好日

GATTACA

2016-10-08 | 映画・ドラマ

 1997年の映画をDVDで観ました。

 

 

近未来。遺伝子工学の進歩で胎児の間に劣性遺伝子を排除することが出来るようになった。自然の形で生まれたヴィンセント・フリーマン(イーサン・ホーク)は、心臓が弱く30歳までしか生きられないと宣告されていた。遺伝子排除されて生まれた弟アントン(ローレン・ディーン)と比べ、自分を遺伝子的に劣った「不適正者」であると思っていたヴィンセントだが、遠泳でアントンに勝った彼は家を出る決心をする。宇宙飛行士になるため、宇宙開発を手掛ける企業・ガタカ社の就職試験を受けたヴィンセントは、「不適正者」のため、DNAブローカーにジェローム・ユージーン・モロー(ジュード・ロウ)を紹介してもらう。(映画.com より)


 ハラハラしたり、切ない気持ちにもなりましたが、いろいろ考えさせられる良い映画でした。自然に生まれてきた人間と遺伝子操作によってエリートに生まれてきた人間。現代の科学のことが分かっていないのですが、優秀な人間を人工的に作ることが仮に可能であっても、その人間は「優秀であって当たり前」という苦しみを背負って生き、真の幸せをもたらさないと感じました。


 「戻ることを考えないで、全部の力を出し切った」という言葉。持って生まれたハンディを克服する方法には問題があれど、自分の可能性を自分が信じて疑わず、夢を叶えるために我武者羅に努力をする姿と、彼の夢の実現を願う人々の思いに胸を打たれました。


 宇宙飛行士になるためには、頭の良さはもちろんのこと、強靭な身体・体力が必要。一点の曇りもない健康体が求められるという点で似ていると思ったことですが、パイロットの航空身体検査も厳しいし、CAも結構厳しいのです。地上で働く人の身体検査とは違います。(
裸眼またはコンタクトレンズ矯正視力が両眼とも1.0以上。航空機乗務に際し必要な体力を有し、呼吸器・循環器・耳鼻咽喉・眼球・腰椎等に支障がないこと。) 昔は矯正視力1.0以上だけでなく、裸眼で0.1以上も必要条件だったので、視力が悪い人は無理でした。身長は160cm以下は周囲にほとんどいませんでした。物入れに手が届きにくいと腰痛になるからです。それから脊椎側弯症、耳・鼻、心電図、これらもなかなか克服できない。職業病は腰痛と航空性中耳炎で、なりやすいとみなされる人は落とされるので、同期の中には鼻中隔湾曲症の治療のために「鼻の骨を削って合格した」という人も意外なほどいました。(3人に1人くらいは鼻の骨が曲がっていると聞いたことがあります。) 私ならそこまでやったかどうか。きっと怖くて諦めたと思います。 そんな同期の昔のことを思い出しながら、ヴィンセントのそれ以上の「不可能を可能にする」という夢への執着と努力を凄いと感じたのです。

 

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