Follow My Heart

日々是好日

人生には思うほどの時間は残されていない

2017-04-21 | 人生・感動

 月日が過ぎるのがなんと速いこと・・・


 以前に「時間経過の感覚に関する説」についてブログに書いたことがありました。「ジャネーの法則」によると、5歳児の1年は「人生の5分の1」の感覚。ブログに書いた当時は私は46歳だったから、その1年は「人生の46分の1」の感覚。現在55歳の1年は「人生の55分の1」の感覚。確かに年々1年が短くなっていっているという実感があり、この説は正しいのかもしれないと思います。もう少しで、今年も3分の1が終わります! この速さなら、あっという間に還暦だ・・・

 

 先日、テレビ番組で坂本龍一さんのインタビューを観ました。「async(同期しない)」というアルバムを作られたお話と制作に至った思いに感銘を受けました。そして、がん闘病を経験して人生観が変わったというお話が一番心に残りました。(以下、やりとり)

 

♪:fullmoon
今回のアルバムで坂本さんが最も愛着がある曲。
かつて音楽を担当した、映画「シェルタリング・スカイ」のせりふを引用。
人生には思うほど時間は残されていないと語りかける。

“How many more times will you watch the full moon rise?
Perhaps 20.
And yet it all seems limitless.

(あと何回、満月を眺めるか? せいぜい20回。 だが人は無限の機会があると思う。)”

 

-あそこで語られている、「人生というのは限りがある。あと月を何回見る、20回程度じゃないか」というような。
今、いろんな活動もされていますけれど、坂本さんもそういう思いはあるんですか?

坂本さん:満月を20回も見ます?
(見ようと思いました。)
思いますよね。
見てないって思わず反省しちゃいますよね。
日本とか、ニューヨークの都会の中で、満月ってそんな何回もわれわれ見ないですよね。

 

-今回のアルバムというのは、坂本さんの最後のアルバムになるかもしれないという発言をされていますが?

坂本さん:いつ死ぬか分かんないもんね、人は。

 

-これからの音楽家として、あるいは1人の坂本龍一としての人生、どういうふうに命を燃やし尽くそうというふうに考えていらっしゃいますか?

坂本さん:もう本当に、人間の人生というのは毎日毎日残り少なくなっていくわけだから、やっぱり強く思うのは、自分にうそ偽りなく、自分にうそ偽りのない音楽を作りたいし、僕も音楽家だから。 ひいては、自分にうそ偽りなく生きていきたいですね、できることならね。
(思いを込めて、残りの人生の月を数えながら。)
月もちゃんと毎日眺めて、忘れないで。

 

 

 私はがん闘病の経験はないのですが、昔、交通事故で九死に一生を得てから、「人間いつ死ぬか分からない」という気持ちはいつもどこかにあります。毎晩眠る時に「今日を生きられたことは奇跡だ」と思い、ご先祖様に感謝しています。それでも本当に「余命宣告」をされたらどうなるだろうと考えます。きっと1日1日の大切さが今とは随分違うでしょう。

 でも「あと〇日、あと〇か月で命を失う」と宣告されてから1日の大切さに気づくのはナンセンスだと思います。なぜなら不慮の事故や天災で命を落とすこともある。突然の病で突然に亡くなることだってある。そんな時には神様も誰も事前に余命宣告してはくれない。明日死ぬかもしれないし、意外に長生きするかもしれない。それでも着実に今世の終わりに向かって進んでいることを忘れてはいけないと思います。

 最近は今現在、攻撃をされて戦争になっていない日本であることが有難いと感じています。生物兵器や核から身を守るシェルターの問い合わせが増えていると、今日もニュースでやっていましたが、シェルターなんて買えない。外交問題に対しては国民は無力です・・・ 私ではどうしようもない。ミサイルが飛んでくるか、大地震が来るか、津波が来るか、そんなことは分からない、防げない。


 こんなことを考えると、普通はブルーになるでしょうが、私は「だからこそ、今日を楽しもう」と思います。先は分からない。自分の寿命も分からない。しかし、なんとなく分かっていることは「人生は思ったよりも短い」ということ。亡父が晩年よく私にそう言っていました。振り返ってみれば、人生はあっという間だったと。



 話が戻りますが、1年の速さについて。ジャネーの法則で考えると、母の1年の感覚は私よりももっと速いでしょう。そして残された時間に対する意識も、ずっと強いだろうと思います。口には出さないけれど「あと何回、~できるかな」という切ない気持ちはいつもどこかにあると思います。まだまだいろいろ経験してほしい。経験させてあげたい。



 月や星を毎日眺めましょう。木々や草花、美しい自然を楽しみましょう。美味しいものも食べましょう。「いつかやりたいこと」は、もしも今できることであれば今やりましょう。そして万が一、明日死ぬことになっても悔いのないよう、大切な人と喋りましょう。命の喪失、身体の自由の喪失、その「喪失の想像」はネガティブ思考ではなく、「今を輝かせる」ポジティブ思考につながると感じています。

 

ジャンル:
ウェブログ
コメント (2)   この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« チューリップ@とっとり花回廊 | トップ | 長女の結婚 »

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (も)
2017-04-24 17:48:54
私も時間のなさを近頃痛感。それでね、色々したいことリストアップして、さア時間ができたと思うと無性にダラダラしたくなってしまって、自分で呆れてます。進歩なしでトホホ
Unknown (km)
2017-04-24 23:43:16
★momo

時間ができた時にダラダラしたくなるのは
身体が疲れていて、なにもせずにぼーっとしたいと、休養を欲しているんだと思う。

「ダラダラしたいからダラダラしよう」って選んだら
そのダラダラはとても意味のある時間だと思う。

アクティブによく活動しているなあと思っているよ。

コメントを投稿


コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。