<ギャラリーうつわ>に向かって歩く。
いつもの道を歩いているつもりなのに、
風景が異なる。
イオンの出口が違ったため、
曙橋より東の方を歩いたらしい。
河畔に出ると、
目の前にあるのは、
<雪舟橋>であった。
小公園の栴檀の木の前に立つ。
黄葉した葉が、少し寂しくなっていた。
実の数も減っている。
が、完全な裸木になるまでには、
時間がかかるだろう。
傍に、山茶花の花も咲いていた。
今年のうちに、もう一度は、
公園を訪れることができるだろう。
もの言わぬ大樹だが、
樹の前に立つと、
栴檀の大樹は、
いつも、多くのことを語ってくれる。