ぶらぶら人生

心の呟き

10月の庭 (まずは、通草)

2010-10-18 | 草花舎の四季
 草花舎に着くと、
 「スーザンさも来られるから、こちらへどうぞ」
 と、Yさんが、四人席を指された。
 テーブルの上の小さなお盆に、2個のコップが伏せてあった。
 予約席であることを、来客に知らせるためであろう。

 椅子にバッグを置くと、カメラを持って庭に出た。
 真っ先に向かったのは、裏庭の奥にある<通草(アケビ)>の下であった。
 もう熟しきって割れているだろう、と思いながら。

 殻の赤味は増しているけれど、相変わらずの姿であった。
 まだ割れないの? と、独り言を言いながら、その実を捩じてみた。
 なーんだ、と吃驚!
 見えない側がすでに割れ、中身は空っぽであった。
 先週の月曜日にも、すでに口を開けていたのかもしれない。
 通草の実は、表側しか見ない私を、嘲笑っていたに違いない。
 いつになったら裂け目が入るのだろう? と不思議がっている私が、愚か者に見えたかもしれない。
 実の内皮の乾き具合からすれば、もう先週には口を開けていたのだろう。
 ひょっとしたら、まだ中身が詰まっていたのかもしれない?

 足元が悪く、実の後ろ側に回って眺めるのは困難だったけれど、深い草を踏みしめて、なんとかカメラに収めた。(下の写真 左 前側  右 後ろ側)
  
 物ばかりでなく、物事を判断する場合にも、ものの一面しか見ていない場合が多いのでは……? 
 よくよく見なくてはいけない。
 よくよく考えなくてはいけない。
 真実・真相を見損なわないために。

     

 薔薇のほか、秋の雑草が、庭にひっそりと花を咲かせている。
 心穏やかに、この花々のようでありたいなどと思い、身をかがめて花を眺める。

       薔薇

       オキザリスほか   

       ゲンノショウコ
 
       極小の花(名前?)

       イヌタデ(アカマンマ) 

             ミズヒキソウ

      
 花水木の梢の上に、オーシャンブルーの花が一つ咲いていた。
 一昨年頃は、オ-シャンブルーが咲き満ちていた。
 蔓を伸び放題に伸ばして、あまりに茂るので、その後、球根が引き上げられたのだった。
 一つだけ咲いた花は、種の保存に必死なのだろうか?
 来夏は、どうなるかしら?


 スーザンさんと久しぶりにお会いし、一緒に食事をした。
 互いの電子辞書を頼りに、たどたどしい会話をする。
 時折、お店を手伝っておられるTちゃんの助けを借りながら。
 スーザンさんは今、専ら自伝を書いていらっしゃる。現在、30歳まで書き進めたと話しておられた。

 帰途は、いつもの通り、手をつないで帰る。
 スーザンさんが、堤の側で足を止められた。
 水辺に生えている、植物を指して名前を聞かれた。
 「ガ マ ノ ホ (蒲の穂)」
 と、ゆっくり発音した後、
 「<ノ> same <of>」
 と、余分なことを言った。それがきっかけとなり、たちまち発音の指導を受けることになった。
 歩道に立ち止まって。
 国道を走る車の人たちの目には、奇妙な光景に映ったであろう。
 スーザンさんは、<of>と<off>の発音の違いを、ご自分の口の開きで解説されるのであった。
 発音無視の教育を受けた者には、ネイティブらしく発音するのはとてもむずかしい。
 もうどうにもならない。
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3 コメント

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上手に騙されましたね。(笑) (ひまわりカイロ)
2010-10-19 19:11:19
アケビもなかなかやりますね。
私も多分、騙されていたでしょう。
何だか、考えさせられますね。

スーザンさん、お元気だったでしょうか。
一度治療させていただいています。
通訳無しの結果もありましたが、ごく軽い施術にも、かなり痛がられて、カイロの治療は難しいなと思いましたが、一度、心を込めて治療させていただいた人のことは、仕事がら忘れられないものです。
特にスーザンさんの場合、言葉の障害があり、身振り手振りで汗をかきましたので、余計懐かしく、ついコメントしてしまいました。

次に出会いの機会がございましたら、よろしくお伝えくださいませ。
オーシャンブルー (庚午)
2010-10-19 20:03:49
オーシャンブルーは球根ではなく、宿根性のようですよ。
サツマイモのように、蔓を切って挿し芽でふやせます。

詳しくは↓へどうぞ

http://blog.livedoor.jp/varietyus/archives/53930900.html

今日は、一日中曇り、気温もちょっと重ねたいくらいの丁度よさ、これで普通に今頃の気温だそうです。
丁度よい頃は長くは続かないのでしょう。
我が家のヘブンリーブルーも漸くわが意を得たり顔で、日々数を増して来ております。木枯らし一番が来るまでのしばしの間になるでしょうけど。

もう一つオーシャンブルーの詳しいURLをご紹介しようと思うのですが、不正な・・含まれているというコメントが出てしまいました。

植物の知識が乏しく (ふゆ)
2010-10-19 21:35:33
写真を見せていただきました。
私は、調べもせずに、勝手に自分との相性で楽しんだり毛嫌いしたりしているようです。
オーシャンブルーは、あまりにも猛々しくて、あまり好きになれない植物ですが、二季節にわたって、絶えず無数に咲いている感じなので、花のない時期の彩りとしては、まずまずかな、と思って眺めています。
宿根性なのですね。自分で育てることをしないので、恥ずかしいことですが、何も知らないのです。一つ賢くなりました。ありがとうございました。

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