ぶらぶら人生

心の呟き

父の祥月命日

2010-10-22 | 身辺雑記
 今日は父の祥月命日である。
 平成6年の今日、父は他界した。96歳の長寿であった。
 
 美容院行きを一日早め、街に出て、お供えの花など買ってきた。
 街を歩けば、少々暑いくらいの好天であった。
 16年前の10月は寒かったのだろうか? それとも、老いた父のために早めに炬燵を出していたのか?
 
 その朝、父は洗面所から居間に帰る途中で廊下にうずくまり、ひとりでは立てなくなった。
 その午後、同じ街に住む妹と、近所のOさんが来てくださって、炬燵を囲んで父と話したことを覚えている。
 当時、私は、今は亡き師の著作(中原中也論)の校正の仕事をしており、前日、校正を終えたばかりだった。そこで、今晩は早めに休もうと、父に<お休み>を言いに行き、父の異変に気づいたのだった。あっけないお別れであった。

 今日は、詩人・中原中也の忌日でもある。
 中也は昭和12年に他界した。30歳の早世であった。
 父は、その3倍以上の歳月を生きたことになる。
 晩年を中原中也詩研究に生き、生涯文学青年の趣のあった私の師も、今はない。
 
 今日は様々な思い出の蘇る日である。

              今日の駅通


 夕方の曇り空からは、お月見はできないだろうと思っていた。
 9時過ぎ、戸外の明るさに気づいて、外をのぞいてみた。
 すると、満月が冴え冴えと、玄関先の空にあった。
 父の忌日でもあり、月を眺めて、もの思うこと多し。

       
ジャンル:
ウェブログ
コメント (2)   この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« 堤の植物 | トップ | 秋の旅 1 (北陸へ) »
最近の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (庚午)
2010-10-23 01:05:13
今夜は満月でしたか~
こちらは、雨はありませんがべったりと曇り、月影は全くありません。
少し肌寒いくらいです。
土日は、行楽日和の予報になっています。

お父様はご長命だったのですね。
私の父も、同じ96歳で生涯を閉じました。鎌倉で、葬儀の日は旗日でした。家々に出された日の丸の中を車が通って逗子の火葬場に向かいました。
以後、私の兄二人とも、90歳にもまだまだ程遠い間に逝ってしまいました。
残るこの私も、とてもそこまではと思われます。只今身辺整理中ですがなかなか捗りません。

今晩も… (ふゆ)
2010-10-23 22:24:58
今、外に出てみましたところ、十六夜の月が、少し雲を着て出ていました。
夕方は、今日も曇り空でしたのに。

長く生きていますと、身辺の親しい人がどんどん逝ってしまいます。寂しいことですね。

私も身辺整理をと思いながら、なかなか思うようにゆきません。特に私にとって大切なものは眺めてばかり。他人には、全く不要なものですけれど、なかなか処理しきれません。

身辺雑記」カテゴリの最新記事