ぶらぶら人生

心の呟き

朝日新聞 「古都 さんぽ」より

2016-08-29 | 味わい深い表現
 8月27日(土)の・b版に掲載の記事、「古都 さんぽ」   里中満智子 が歩く  唐招提寺より。

 <魂の静けさ表す和上像>と題されたエッセイ中に、下(赤字)の表現があった。

    …無私の魂の静けさを表した名作… 

 唐招提寺を訪れた日のこと、そして、その折に見た鑑真和上の像を思い出しつつ、うまい表現だな、と思った。

 <無私の魂の静けさ>とは、作者が、鑑真和上の像を目の当たりにしての感想である。
 その像を刻んだ仏師の偉大さ、和上その人の精神の崇高さを、見事に表現している。

 執筆者の里中満智子(1948年生まれの著名な漫画家・大学教授)を知らなかった。
 記事を読み、名文家でもあると感心した。
 上記の表現は、作者の鋭い感性が書かせた言葉だと思う。
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