レストラン<とみ>に電話で予約し、ちょうど12時に出かけた。
力試しのつもりで、<とみ>まで歩く。
片道23分。歩数にして、2500歩。
往復、約50分、5000歩を歩いたことになる。
お刺身ほか、魚づくしのご馳走をいただき、島々の話となる。(後述)
<とみ>のご馳走(お刺身定食)。
帰りは草花舎で、ココアをいただくことに決めていた。
Tちゃんの入れてくださったココア。
ココアは、冬という季節によく似合う。
カップも、その敷物にも、温もりがある。
<とみ>の窓辺から、「河口の宿」を望む。
「私の部屋から、とみが見えるの」
と言いつつ、T河口の方を眺める。
「双眼鏡を使ってください」
と言われ、双眼鏡をのぞく。
風力発電用の風車一機が見える。
ゆめタウンの建物も。
だが、私の住処は、よく分からない。
が、この程度見えれば十分だ。
逆に、私の部屋の窓から、双眼鏡で眺めて見たい。
デジカメを買った<カメラのK>で、求められるという。
しかも、思いの外、安い価格で。
ぜひ、求めたい。
視界の広がる楽しみが得られそうだ。
今日は、雲の多い天気である。
が、沖に、四ツ島が見えている。
高山(こうやま)の手前に見える丸っこい島は、三生島(さんしょうじま・益田市飯浦沖)というのだとか。
(写真では、黒く、丸っこい影のように見えている。)
「三島が、うっすら見えています」
と、<とみ>の方が、沖を指差される。
「三島?」
どこに見えるのだろう?
全く分からない。
私以外に、男性客がひとりあった。
「三島が見えますか?」
その人も、加わられ、三人で沖を眺める。
「ああ、見えますね」
と、お客さん。
私には、全く見えない。
「二つの丘が交わる、そのずーと先の沖を見てください」
ありました!
薄色の島影が。
その後は、萩市に所属する島、「三島」の話となった。
見島牛・鬼楊子(おにようず)・故人となられた松方弘樹さんが、
特大マグロを釣られたことで有名なことや、島の特色など…。
話題は、尽きなかった。
双眼鏡で、薄色の島影をのぞきながら、三島への想像は、膨らむばかりだった。