ぶらぶら人生

心の呟き

箱入りの食事

2017-01-12 | 身辺雑記
    1月10日の夕食

配膳係の人からお膳を受け取る。
これは重い!
どんなご馳走が入っているもだろう?
興味津々蓋を取る。

その中身は、他の日の夕食と、そう変わったものではなかった。
ただ、主食は混ぜご飯であった。


 



11日の昼食後、お膳を置き場に返そうとして入り口を出たところで、隣室のNさんに声を掛けられた。
12月に1泊したときお会いした方である。

前回の宿泊時(1月2日・3日)には、両隣とも、しんとしていた。
お正月の期間は、家に帰り、家族と過ごされているのだろう、と思っていた。

「いましたよ、ずっと」
と、Nさん。
「孫たちは来てくれましたけれど」
とも、話された。
自分の家は、他人に貸しておられるようだ。

入居なさって5年。
昨年の1月、転倒ではなく、骨粗鬆症によって腰の骨が傷み、押しぐるまに頼る生活になられた、という。
日々、痛みに耐えつつ、不自由を感じつつ、生活しておられるようだ。
1週間に1度、注射もしてもらいながら…。
それでも表情の穏やかなこと!
(私は、自分を甘やかしている! と、自省する。)

声をかけてくださったときも、お膳を窓辺のソファーに置き、ひと休みしておられるところだった。
2歳年上の方だと分かったが、記憶力は、私よりはるかにしっかりしていらっしゃる。
話される言葉が、よどみなく出てくる。
入居者の方の名前など、部屋ごとに教えていただいたが、顔も知らない人の名前など、私は見事に忘れてしまった。

ただ90歳以上、100歳以上の方もあり、介護を受けながら生活なさっている人もあることを知る。
(私は、自立できなければ、入れない施設だと思い込んでいた。)
多少の介護支援を受けながらでも、なんとか生活できれば、今後もいさせてもらえることが分かった。
問題は、私の健康と意欲である。

私が、
「お膳が、意外に重いですね。特に昨夜の重箱膳など…」
と言ったとき、
「10日は十の日、だから毎月、10日は重箱膳です」
と教えてくださった。

<重箱でなくてもいいような気がする、配膳の人にとっても人手間がかかるでしょうし…>
とも言い添えられた。
ご自分の考えも、しっかり持っておられる。

初めての私には珍しかったけれど、<重い!>と感じたことは確かだ。

施設の人はみな親切で、無理を強いたりはされない。
希望すれば、配膳係の方が、テーブルまで運んでくださるし、片づけもしてくださる。

私は、バランス感覚や腕力を鍛えるチャンスと捉えている。
できるかぎり、ドアの近くまで受け取りにゆき、片付けも自分でしようと思っている。
(が、そのうち、お膳をひっくり返すなど、粗相をしでかさないかと、内心慎重にもなっている。)

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