ぶらぶら人生

心の呟き

10月は曼殊沙華とともに

2010-10-01 | 身辺雑記
        

 家裏の木陰に、5本の曼殊沙華が咲いて、10月が始まった。
 例年なら、白っぽくなって萎れる時期なのに、今年は今、咲き満ちようとしている。
 ゆっくり眺めると、微妙な変化が面白い。
 初めは小さく開き、形を徐々に整える。小振りから大振りへと。
 曼殊沙華は、華やいでいるが、寂しい花だ。
 自ら、夏の衰退を告げる花だと知っている。

 いよいよ11月にかけて、一番好きな季節だ。
 凋落の魅力。滅びの寂しさがあればこそ、好きな秋。
 
 この先、幾度迎えられるのだろう?
 と、考えても仕方ないことを、繰りかえし思案している…。
 自らを鼓舞するために、深く深く呼吸をしながら。 
コメント (4)
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