古 ヲ 好 ム

好古のものづくり、あれこれ

京都大阪奈良プラン

2007-09-13 | 
待ちに待った、9月の夏休み。京都・大阪・奈良を巡る旅に出ました。一瞬一瞬が心に残るすてきな旅。共に楽しいときを過ごした友人にも感謝です。

先ずは、修学院離宮。
地図でみると京都市内右上の方、市内を見渡す小高いところにある、天皇のお茶室であったところです。上離宮、中離宮、下離宮という3つ離宮から成り、松並木でつながっています。その松並木の両脇には田んぼが広がりのどかな風景。この田んぼは宮内庁が買い上げた土地ですが、地元の農家の方が稲を育てています、今の季節はだいぶ稲穂が垂れ、風に揺れる様も美しかったです。
修学院離宮の作られた年代は、桂離宮の約30年後のものですが、趣が異なります。凝りに凝った桂離宮に比べ、修学院離宮のお茶室はごく簡素なもの。その分眺望の広がりを活かし、見渡せる限りを取り込んでしまってる感があります。見下ろす京の街や東山の緑、それから見上げる比叡山を富士山に見立ててしまう(!)など、借景が楽しめます。

写真は隣雲亭という修学院離宮の最も高いところにあろお茶室前からの眺め、ですが、この写真ではスケールが伝わらないので、ぜひ足を運んでみて下さい。秋は紅葉が楽しめるそうです。

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