尾山台 九条の会

九条の会を世田谷区尾山台にて発足いたしやした~O(≧∇≦)Oイエイ!

chocolate soldierでいこう!!!

2007年02月16日 | 管理人より

少し騒がしくないと集中して勉強できない学生だった頃の名残なのか、私は仕事の時は小さいボリュームでFMラジオをかけています

今朝は、TOKYO FM『Tapestry』をボンヤリと聞きながら午後の予定を組み立てなおしていたら、感動的なラジオドラマが放送されました。

先ほど書いたとおりにBGM代わりなので、ほぼ毎日聞いているであろう番組であってもあまり記憶には残っていません。
なので、ジャパネットたかたのラジオ・ショッピングの後にこんなショートラジオドラマが放送されているとは、まったくと言っていいほど気が付きませんでした・・・


で、そのラジオドラマは・・・というと。

「チョコレートには遅すぎる」というタイトルで、彼女からバレンタインのチョコレートについて聞かれた彼氏が、鉄砲型のチョコレートが欲しいと答えるところから始まるものでした。
彼女が、「そんな物騒なチョコレートは嫌だ。」と言うと、ハードボイルドを気取っていた彼氏は「なら、平和的的なチョコレートで・・・。」と妥協するんです。
そうえば、戦争に行きたがらない兵士をchocolate soldierと言うんだった・・・と私立大英文科出身の彼氏は思い出すんです。
ハードボイルドに生きたいと思っているけど、現実は平凡な自分。
そんなオレには、やっぱりチョコレートはお似合いかなもしれないな・・・と思いなおすんです。
そして、世界中にチョコレートがばら撒かれれば、世界中の若者がhocolate soldierになれば戦争がなくなるのに・・・・と。


だいたい、こんな内容でした。



このラジオドラマは、毎回有名なコピーライターが脚本を作るらしいのですが、残念ながら今日のは誰が書いたのか聞き逃してしまいました・・・

でも、本当にchocolate soldierという言葉にガツンとやられました。
「戦争に行きたくない」という人をチョコレートのように甘い、チョコレートが大好きな子供のようだ、と揶揄している言葉なんだと思うのですが、甘かろうが、子供だろうが、誰も殺さない、誰からも恨まれないためにはchocolate soldierであっていいと私は思いました。

たぶん、こういうことをいう私はヌルイと思われるかもしれませんが、人を殺せば怨まれ報復される、そんな泥沼な連鎖に自ら突き進もうとする人、そういう動きにのっかろうとする人を見るたびにはたしてどこまで深くちゃんと考えているんだろう??といつも思います。

第2次世界大戦のせいで充分日本人は怨まれているんです。
時間が経てば許される、ほっておけば怨みは風化される、と思っているのは、たぶん日本人だけだと思います。
それは、外国で暮らしてみると肌で感じます。
自分が、どういう人間であるか知ってもらう前に『どこの国の人間であるか』で判断される怖さ、悔しさを一度でも体験したら、そんな泥沼な連鎖には怖くて指先ですら突っ込みたくないはずです。

なので、今日から私はchocolate soldierで生きたいと思います