広島の山歩き(日記)

主に、広島の山を歩いています。
山のカテゴリーは「ひろしま百山」に準じています。

2016.9.10:遭難事件のトラウマは払拭できたか、振り子沢

2016年09月17日 | 登山教室

さて、休憩の後は、振り子沢にとりつく。5年前、ここで遭難事件が起きたが、このとき参加された35名の方々にとっては、多かれ少なかれこのときの記憶がとげのように残っている。(と、私は勝手に思っている。)

5年前の事件を簡単に振り返ると、11時ごろ駒鳥分岐を出発。12時ごろTさんがトイレのため隊を離れ、ほかの者は彼をおいてゆく。理由は後からスイーパーとして、遅れた生徒を回収(?)して歩くAさんがいたためではないかと思う。

所がTさんは、トイレを終え、単独で歩くうちに沢を上り詰めるのではなく、いつのまにか左の尾根筋にとりついていた。このため、かなり遅れていた生徒(最終的に2時間近く遅れていた)の面倒を見ていたスイーパーのAさんは、Tさんに全く気付かず、通り過ぎてしまった。

Tさんは、気づいた時には進むことも退くこともできないようなところに入り込み、ビバークする。発見されたのは3日後である。

振り子沢は、休憩場所の右上に赤いペンキがベタベタと塗ってあるところが取り付きである。

11時37分出発。

少し入ると遭難碑がある。

「 われ山に向かいて目をあげん

 わが助けはいづこよりきたるべきぞ

 わが助けは主よりきたる

 主は天地を造りたまえり

    兵庫県加古川市

    パウロ森山義久十八才

    昭和四十三年七月二十一日主日に眠る

主よとこしえの平安を彼にあたえ

  絶えざる御光を照らしたまえ」

前半は、森山君の書き残した言葉だろうか。

踏み跡は細々と、沢の左側(右岸)に続く。5年前に比べ、木々が生い茂り、歩きにくくなっている。

あの時は、こんなに木が茂っていなかったので、あちこちにキノコ取りなどの踏み跡があり、Tさんは、その中の一つを追って違う道に入り込んだのではないか?今回は、踏み跡は一本道で、今なら迷う様なところではない様に思われる。

高度が上がるにつれて、沢はゴーロ帯になり、歩きにくくなる。この辺りで私は苔に滑り、転倒、頭頂部を石で打つ。幸い大したことはなかったが、要注意。

空が開けてくると、沢もどん詰まり近くになり、間もなく尾根に登る道にとりつく。

 急斜面を登っていると、隣の尾根がくっきりと見えてくる。

13時27分、野田ケ山との分岐ポールが見えてくる。あとわずかだ。

13時40分、ここまで7時間。取りあえず記念写真。左上の「像が鼻」まで行く予定だったが、時間が押しているので、ここから野田ケ山にとり付く。

計画より1時間半の遅れ。ここから私のずさんな計画で、さらに皆さんに迷惑をかける。このあと3時間15分の予定が、6時間以上も歩くことになろうとは。とほほ。

続く。

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