おやじ趣味ですがナニか? ~It is a hobby like old guy, but what?~

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Takagi,For Beautiful Human Life

オーガニック成分無調整豆乳+日清のどん兵衛 カルボナーラうどん

2017年06月30日 17時03分08秒 | ■OUTクッキング 愉快な豆乳生活


昭和61年の夏

カネはなくても
希望はあった

夢は叶うなんて信じてないが
大体のことは叶う気がしていた
可能性を盲信していた時代


今日のお昼このお店にしない?

ああ、いいよ…

ここのカルボナーラおいしいんだよ

カルボナーラ?

食べたことない?

聞いたこともないな…


口ひげを生やした愛想のいいマスターに
彼女がカルボナーラを
二人分注文した



しばらくして
運ばれてきたスパゲッティは
今まで見たことのない色だった

スパゲッティは赤いものだと思っていたが
テーブルに置かれたそれは
クリーム色だった


ね、おいしそうでしょ

お、おお…

お好みで粉チーズやタバスコをかけてね

分かった…


初めて食べたカルボナーラは
目をみはるおいしさだった



ベーコンの旨みと塩気
スライスした玉ねぎの甘み
マッシュルームの歯ごたえ
生クリームや卵のコク
濃厚でたっぷりのチーズ


どれもが舌を魅了した
慣れないスプーンとフォークを
カチャカチャ使って
無心で食べた



来年は名古屋だね…

多分ね

ねえ、ラピュタ観に行かない?

宮崎駿の映画って退屈でさ…

そうかなぁ

だったらロッキー4は?

スタローンって暑苦しくて嫌い

そこがいいんだよ

じゃあさ、週末海に行こうよ!

海かぁ

兄の車を借りるからさ!



楽しかったね!

俺は死ぬかと思ったよ…

浮き輪して溺れる人はじめて見た

だから泳げないって言ったじゃん

私が助けなかったら…

今ごろ魚のエサだわ!

お腹空いたなぁ

あのさ、カルボナーラ食べない?

ふふ、気に入ったみたいね

いつもの喫茶店で



相変わらずうまいよなぁ

難しくないから家でも作れるよ

へへ、実はもう作った

うそ、すごいじゃん!どうだった?

卵が固まってボソボソ…

なんか笑える!

弟はうまいって言ってたけど

あと7か月だね

なにが?

名古屋に行くまで

行きたくねぇなぁ

電話か手紙、絶対ちょうだいね

ああ、するする、書く書く

すごく怪しいんですけど…



翌年の昭和62年

ゴッホの絵が53億円で落札され
国鉄は民営化になり
石原裕次郎が亡くなる
忘れられない年だった


明日は私、仕事だから見送りに行けないよ

一人で新幹線くらい乗れるって

着いたら寮の住所と電話番号おしえてね

おう

名古屋でヘンな女につかまらないように

やっぱ、ミャーミャー言うのかな…

あっちにもカルボナーラがあるといいね

エビフライのってたりして

夏休み、遊びに行くから…

うん、楽しみにしてる

雪國

えっ?

吉幾三の雪國

それがどうしたの?

最近カラオケでこればっかり歌ってる

俺は相変わらずチェッカーズ

バカ

なにが?

バカ…



東京駅で
東海道新幹線に乗り
名古屋を目指した

当時はまだ
のぞみはなく
ひかりだった

名古屋に行く朝
先に仕事へ向かう父親に
挨拶をした


じゃあ俺、行ってくるよ

ああ、気をつけてな…

うん


父と息子の会話など
この程度のものだろう
言葉は少ないがお互いに
気持ちは通じていたと思う


新幹線が新横浜駅を過ぎた


上着のポケットに
母親から渡された
封筒があるのを思い出す

家を出る際
母が生活費の足しにするよう
差し出した物だった

中身を見たら
千円札・五千円札・一万円札と
バラバラの紙幣で3万円入っていた

当日の朝
急に思いついて財布の中身を
入れたもののように思われた


母親からの
やさしさに珍しく触れ
わずかに目が潤んだ気がした



お元気ですか?

名古屋での生活は順調でしょうか?
私はいつもどおりの毎日です。

暑くなってきたね。
天気予報を見ると名古屋って東京よりも暑いんだね。
夏バテの心配はしてないけど気をつけて下さい。

そうそう、うちの店長が異動になりました。
HIYOSHIYAの小田さんも辞めるんだって。
あと、トリコロールの小松さんも転職するって。


仲の良かった人たちがどんどんいなくなって寂しいです。

ごはんしっかり食べてる?
寮母さんがいるらしいから大丈夫だと思うけど。
毎晩飲み歩いてないでしょうね?
カルボナーラのおいしいお店、見つかりましたか?


来月になったら遊びに行きます。
たまには一緒にカラオケやろうよ。
久しぶりにチェッカーズの歌を聴きたいな。
私の演歌好きも相変わらずです。


PS お花見のとき、あゆみちゃんと撮ったツーショット写真を同封しました。
私たちが恋しくなったらコッソリ眺めてネ♡



手紙、ありがとう。

名古屋の寮には食堂と客間にしかクーラーがなく、毎晩寝苦しいです。
寮自体もボロくって、夜中になると天井裏をネズミが走り回っています。
でも、初めて親元を離れての暮らしはかなり楽しい。

夜は暇なので、ファミコンを買いました。
店員に勧められて買ったのがドラゴンクエストってゲーム。
これが結構おもしろくてついつい夜更かししています。

小田さんや小松さん、辞めちゃうんだ。
なんかショックです。
特に小松さんとはよく飲んでいたからもう会えないと思うと悲しいです。

写真、ありがとう。
あゆみちゃん、ちょっと痩せたね。
よろしく伝えて下さい。

そういえば先日、カルボナーラを食べようとお店に入ったら「あんかけスパ」ってのがありました。
試しに注文してみたら意外とおいしかった。
それ以来クセになって最近は、あんかけスパばかり。

ピリッとスパイシーでとろみがあって熱々。
トッピングにいろんなバリエーションがあって全然飽きない。
おかげで最近、太りました。

こっちは楽しくやっているので心配しないように。
それじゃまたね。



初めて食べたカルボナーラの味
あれからずいぶん経つが、いまだに忘れることはない
結局、今でも自宅で作る機会が多いパスタはカルボナーラ

カルボナーラを食べるとき
必ずあの喫茶店と彼女のことを思い出す
その記憶は一生消えないと思う

吉幾三の“雪國”を聴くと
カルボナーラを思い浮かべ
少し切なくなるのと共に


※ 超適当に書いたフィクションです、スミマセン… ( ̄▽ ̄”)ゞ 

ジャンル:
健康食品・飲料
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8 コメント

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💓 (つのだ😺のりこ)
2017-06-30 22:20:54
ステキナ思い出ですねO(≧∇≦)O
青春ぽい。 (あざらし)
2017-06-30 22:48:57
タカギーさんの文才に感嘆。「気まぐれオレンジロード」的甘酸っぱさが感じられました・・・。

自分のパスタの思い出と言えば、
昔、会社近くのカプリ(チョーザ)で宴会すると必ずデザートにアイス4種盛りがあり、チョコミントが不人気だったなあ・・・と。今チョコミントって結構人気あるのにね?パスタの思い出じゃないか。

カルボは大抵、途中でくどくなる・・・けど麺太目でベーコン分厚いのが好みです。

◇つのだのりこさま◇ (タカギー)
2017-07-01 04:18:35
いや、もう、ホント、恥ずかしい限りです
「甘ったるいこと書いてんじゃねぞ!」と、つのださんから蹴りをもらいたいくらいです。

別件ですが、こんなものを発見しました(http://www.isoyama-shoji.co.jp/product/11-07.html)。
ドンキあたりで売っているって噂です。
是非とも食べみて感想をお聞かせ下さいませ(←他力本願かよ!)
◇あざらしさん◇ (タカギー)
2017-07-01 04:23:49
お褒めの言葉、ありがとうございます

本当は後半にもっと「気まぐれオレンジロード」な恋しさと切なさと心強さ的な展開を入れようと思ったのですが(どんな展開だよ…)、面倒臭くなってヤメちゃいました、てへ

カプリチョーザって今まで一度も利用したことがありません。
そもそも、イタリアンな宴会を企画するような気の利いた人が、誰一人いなかったのが原因だと思います。
まあ、せいぜいサイゼリヤくらい

チョコミントのアイスって初めて食べたのはいつ頃だったかなぁ。
まったく覚えていませんが、昔からずっとアイスで一番好きなのはチョコミントです。
許されるなら一日置きに食べたいくらい(毎日だとお腹を壊しそうなので←子供か!?)。

そうそう、カルボナーラってクドく感じますよね。
あの味は、若者向けって気がします。
現在の私が、あの頃に戻って同じカルボナーラを食べたらどんな感想を抱くか興味があります。
全部、食べきれなかったりして
思わず (hirorin)
2017-07-01 12:57:26
読み込みました。
初め、彼女との思い出かいな?と思ってたらご家族の思い出?をショートストーリーにですかねえ。

カルボナーラ、若い時は私もよく食べたけど、最近はちょっと~体調悪いとお腹の調子が~

どん兵衛の中でもおいしいんですね。
今度、勇気出してトライしてみようかなあ~
ちょっと恐いけど~

カップのイラストのうさぎさんのせりふ、正しくは「何べんやっても片手で殻を割られへん」!

「おいケロ公、うまうま言うてへんでorうまうま言うてんと~」が正解?

かな?

エヘヘ!
ちょっと添削しちゃいました。

むむむ (麦)
2017-07-01 19:45:41
奥さんに出会う前の彼女のお話ですか?
二人の思い出の
感動的だったスパゲティが
すべてが目新しい世界に旅立った男の中で容赦なく、
あんかけスパゲッティに変わってゆく

こっちは楽しくやってるから・・
なんて言葉
遠距離の彼氏の手紙で読まされる彼女の気持ちを思うと涙が止まりません
( ̄ー ̄嘘)

そして
さんざん予感を感じさせながら
触ってほしいとこまでは触らない
モテ男の話術
木綿のハンカチーフ
プライム便でお願い

カップ麺全然入って来ませんでした

私は
「マルちゃんとマルヤマ君と」
が好きかなー( ̄ー ̄)
最後にハンバーグ弁当の部室を持ってくる構成は
ブログ離れしていて、
やられちゃいましたね。
◇hirorinさん◇ (タカギー)
2017-07-05 04:12:54
一部、実際にあったことも散りばめつつ、まあ、そのほとんどはいい加減な物語でございます。
ちなみにここで登場する“彼女”は今の家内ではありません。
あくまでも当時付き合っていたプラトニックな間柄の(←ここ大事)友だちです

体調はいかがでしょうか。
無理せんといて下さい(出た、適当関西弁)。
カルボナーラを食した後のお腹問題、分かります。
ボクもその日の体調によってはキュルキュルすることがあります

このどん兵衛はもう販売されていないかも知れません。
食べよう食べようと思いつつ、他のカップ麺に先を越されてしばらく放置されていたヤツなので

セリフの添削、ありがとうございます。
関西の言葉(大阪弁?)って分かっているようでいまだに分かりません。
いつになったらhirorinさんからダメ出しを貰うことなく使えるようになるんやろか(←また適当)
◇麦さん◇ (タカギー)
2017-07-05 04:18:20
そうです、家内と出会う前の話でございます

そしてスパゲッティだけに、麺を絡めてのストーリー展開にしてみました。
カルボナーラの甘くまろやかな味から始まり、次第に刺激的な味へと好みが変化していく過程。
大人への階段をスパゲッティにすり替えた、H2OもビックリのB級グルメ的青春ショートストーリー。
しかし、数十年後にはまたカルボナーラへと戻っている原点回帰に、主人公の懐古主義を表現し、読む人のノスタルジーを掻き立てるオチ

以上、適当かつデタラメなことを書きましたが、さすがは麦さんと内心感動しておりました。
やはりボクとしては、カルボナーラからあんかけスパへとキモチが移っていく点に、「男のわがまま」「遠恋の落とし穴」「人の感情の移ろいやすさ」を表現したかったので、それを分かってもらえるとやっぱり嬉しいです

「マルちゃんとマルヤマ君と」系のネタは、高校時代の女性が一切登場しない頃の話なので、ボクも照れずに書け、ありのままのリアルさを伝えられます。
風のように過ぎてきた人生の中で、あのハンバーグ弁当を超えるうまさと感動を伴う弁当は、まだ数個。
そんな記憶を大切にしたいと思いつつ、我が息子たちにとって「思い出の味」はどんなものか、自分と照らし合わせたく、気になる昨今です

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