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Takagi,For Beautiful Human Life

我が青春のハインツトマトケチャップ

2017年08月09日 21時13分30秒 |  └ その他


私くらいの年代で
ポパイやメンズクラブの愛読者だった男性にとって
ハインツのケチャップは
アメリカそのものだった。

勝手に“そのものだった”といい切ったが
少なくても私にとって
ハインツのトマトケチャップは
身近なアメリカであった。 


そう
昭和50年代の男子たちは
ファッション雑誌が
アメリカ文化の教科書だった。 


バドワイザー
リーバイス501
ジャック・ダニエル
ジッポー
L・L・ビーンのトートバッグ
ブルックス・ブラザーズ
ノーマン・ロックェル
ラッキーストライク
ウェンディーズ
アメリカン・グラフィティ
ウエストコースト
ヘインズのTシャツ
レッドウィングのブーツ
コパトーン
MA-1
リーガル
ボタンダウンシャツ等



それらの写真や記事を見ては
アメリカへの憧れを
さらに強めるのであった。



私の場合
そのリストに

ハインツのトマトケチャップ

もあった。


今も昔もほとんどの家庭で
ケチャップといえば
カゴメかデルモンテが主流だろう。

雑誌に載っていた
ハインツのケチャップは
どこか垢抜けていた。

質実剛健なガラス製の瓶で
チマチマした注ぎ口じゃなく
ボトルの大きな口からドボドボと
振りかけるタイプだった。

その豪快さが
いかにもアメリカ
だった。



私が初めて
ハインツを買ったのは
結婚してから。

実家で暮らしているとき
母親にハインツの購入を頼むのは
無謀にすぎた。

母からすれば
ケチャップといえば
カゴメだった。


それは

ソース=ブルドック
マヨネーズ=キユーピー
醤油=キッコーマン
コショウ=S&B
食塩=日本専売公社 


と同様の
決まりごとだった。


母のケチャップの選択肢に
米国の聞いたこともない会社の製品が
入ることは一生ないのだ。

そもそも当時
東京下町のスーパーに
ハインツのケチャップなんて
売っていなかったと思う。



初めてハインツのケチャップを
口にしたとき明らかに
今までの味と違っていた。

国内メーカーのは甘みが強かったが
ハインツは少し酸味があって
トマトの味に近いと思った。

それ以来
わが家のケチャップは
ハインツ一辺倒となった。



ところがいつの頃からか
ボトルにプラマークが付き
同時にスチールのフタは撤廃され
国内メーカーよりも安く買えるようになった。


私は
悲しみに包まれ同時に
ハインツのトマトケチャップに
前ほど魅力を感じなくなった。



昨年家内が
かわいいハインツが売っていたと
買ってきてくれた


ハインツ
トマトケチャップ&イエローマスタード
スタンドセット



これを見た瞬間
ハインツのケチャップで
久しぶりに心がときめいた。 


小さくて手頃なサイズ
赤いスタンド
マスタードとの色の対比



まるで
おもちゃみたいだった。 



家内も心得たもので
食卓用と私用の2セットを
購入していた。 

当然私は
このセットを自室の棚に置き
鑑賞をしていた。



そのケースに
ホコリがたまっていたので
掃除をしていたら
あることに気付く。


これって
賞味期限すぎてるじゃん…



仕方ないのでこのたび
私のコレクションを
食卓へ提供することにした。 



振り返ればこの私だって
ポパイの愛読者だった頃から
30年以上経ち…


バドワイザー → 発泡酒
ジャックダニエル → 焼酎甲種
ジッポー → チャッカマン
L・L・ビーン → 一澤帆布
ラッキーストライク → 嫌煙家
ウェンディーズ → 富士そば
ウエストコースト → ウエスト太め
ヘインズ → ユニクロ
レッドウィング → クロックス
コパトーン → アンメルツヨコヨコ
リーガル → ABCマート



へと
変化しているのだ。



アメリカは
相変わらず遠い存在だが
昔ほど憧れの対象では
なくなっている。

今の若者が
ハインツのボトルを見て
アメリカを連想することはないだろう。

しかし
多感な時期にある国に対して
憧憬の念を抱けたことは
幸運だったと思っている。



台所へ
新たに置かれた
小さなアメリカ。


この
ケチャップやマスタードを
使い終わった頃には…



アメリカらしさは
霧消しているだろうが



現実を受け入れることの大切さを
ハインツのスタンドは
教えてくれているようだ。


「初代のスタンドは青海苔と正露丸置きとして活躍中です!」 

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4 コメント

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ハインツ (hirorin)
2017-08-10 15:57:27
確かにハインツやバドワイザーとか、なつかしくておしゃれでしたよね。
タカギーさんは、私よりかなり若いのにそれでもおしゃれなイメージ世代なんですかね?

今と違って、昔(いつやねん?)はそんなに舶来(古い)のものとかその辺に売ってませんでしたもんね。

関西だと、神戸三宮のミッチャン(震災後閉店)かな?色々そろってたの。子供の時からあそこに行って、おしゃれなお菓子や小物買ってもらうのが楽しみでした。

昔つきあってた人が、おしゃれな人(こだわりのある人)で、その当時は珍しかったヘインズのTシャツを着てました。その頃は、今は亡き心斎橋のリチャードくらいしかなかったかな?

ああ今やなんでもあふれてますもんね。アウトレットもあるし、ネットで簡単に世界中のもの買えるし。流行も早いし。

そんな日々、ハインツのケチャップとマスタード。
なつかしい。
おしゃれなちょっとイケてる文化の象徴のような。
私もハインツ派 (あざらし)
2017-08-10 21:05:03
ウェンディーズ→富士そば(笑)

私の父(故人)がアメリカ好きで。VANヂャケットやジーンズのメーカーに勤めてた昔。ポパイは創刊号から持ってましたね。

ダイナーみたいな店をやりたいって言ってたなあ。

今、アメリカンが味わえる店ってどこでしょうね?
フーターズとか?





◇hirorinさん◇ (タカギー)
2017-08-10 21:41:42
私はマセていたので中学生の頃からファッション雑誌を読んでいました。
そこで紹介されていたバドワイザーの他には、ピーチフィズ・カンパリソーダ・ブルーハワイなどのカクテルにも憧れていましたね
はい、もちろん呑んでませんよ(バドワイザーは除く←コラっ!)。

そうそう、舶来の物。
言い方は「輸入品」よりも「舶来品」の方がしっくりきます、そっちのが断然雰囲気がある。

私はヘインズのTシャツをどこで買ったかなぁ。
確か渋谷にあったアメリカ直輸入の服を扱うお店だったハズです。
3枚入り1パックで結構リーズナブルでした。
そこのお店ではスタジアムジャンパーも作りました。
今でも保管していますが、もう着ないかな。でも、捨てられない思い出の一着です

>おしゃれなちょっとイケてる文化の象徴のような。

まさにその通り、おしゃれでちょっとイケている文化の象徴でした。
体型とか生活スタイルなんて、純正の日本人なのに、いや、それだからこそ強い興味と憧れがあったのかもしれませんね。
まあ、今となったら日本人で本当によかったと思っていますけど、てへ
◇あざらしさん◇ (タカギー)
2017-08-10 22:22:05
おおっ、あざらしさんもハインツ派ですか

お父様は、アメリカ好きで服飾のお仕事をされていて、しかもポパイの愛読者。
きっと素敵な方だったのでしょうね。

ウチの亡父の愛読書つったら「漫画エロトピア」でしたよ。
あざらしさんのお父様とはエラい違いです。
ポパイとエロトピア、参考書と電話帳くらいの落差。
しかも、毎週忘れずにエロトピア買っていたし(←なぜ知ってる?)。

ダイナーみたいなお店をやりたいと言っていたお父様、おしゃれだなぁ。
ウチの親父なんてダイナーなんて言葉すら知らなかったハズ。
そもそも、アメリカや英語とまったく無縁の人。
「6」を英語で言うときは必ず「セックス」と発音してしまうどうしようもない親父でしたが、どこか憎めなくて好きでした

フーターズ、いまだに行ったことがないのです。
かなりアメリカンな雰囲気のようですが、ボクの場合、入店した瞬間からアメリカなんてどうでも良くなってエロモードに入りそう
ああ、やっぱりあの父にしてこの子ありだ。

天国のお父さん、しっかりと血は受け継がれているようです…

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