育ちが東京の下町だからでしょうか。
唯一うどんで食べたくなるのは、名古屋の味噌煮込みうどんだけです。

【正木春蔵 色絵染附花丸文蕎麦猪口】
しかし、本当の蕎麦好きなら、もり蕎麦を手繰るのでしょうけど、私は温かい蕎麦が大好物です。
特に駅そば(←駅そばの場合は「蕎麦」ではなく「そば」の方が合う気がします)。
二日酔いの朝など猛烈に駅の立食いそばが食べたくなります。
しかも、単品ではなく、セット物にいきたくなるのです。

【正木春蔵 色絵染付魚文蕎麦猪口】
個人的に今、一番ハマっているのはJR品川駅の山手線ホームにある常盤軒(まったく関係ないけど、高田渡さんの「ブラザー軒」という曲が大好きです。この酩酊のフォークシンガーのDVD「タカダワタル的」は何度観ても飽きません)の「ミニカレー付きそば+生卵」。
これが個人的に、麻薬的なほど無性に食べたくなります。
食べ方としては、かけそばに落とされた生卵を熱々のそばで隠し、しばらく温めて加熱します。
その間に汁を飲んだり、麺をすすったり、ミニカレーに福神漬けを乗せたりして時間を稼ぐ。
頃合いを見計らって、トレイに載っているスプーンで少しまわりが固まってきた黄身だけをすくい、ミニカレーにトッピング。
その後、あらかた麺を食べ終えてからカレーへ進みます。
カレーのルーにカウンターに置いてあるソースも少々かけ回し、以上で俺色に染められたミニカレーの完成。

【正木春蔵 色絵染付春花文蕎麦猪口】
福神漬けの赤、卵黄の黄色、ソースのコゲ茶。
店側のカレーライスに込めたこだわり(あればだけど…)を一切無視したこの無礼。
3つの色に陵辱された痛々しいカレーがどこか哀れです(じゃあやるなっての)。

【見込み&口縁】
なにもかかっていないオリジナル部分。
ソースに彩られてスパイシーになった箇所。
つぶした黄身でマイルドな優しい味エリア。
口休めに食べる昔ながらの福神漬け。
それらが小さなアルミの器に展開されています。
これを残ったそばの汁をすすりながらワシワシと食べ進むのが実に快感。
普段はカロリー気にして食べないけれど、酔っているからもう、どーでもいいや。
なにがダイエットだよ、バーロー。
なにが塩分摂り過ぎないために汁残せだ、コンニャロ。
二日酔いの朝は、不思議と身体が塩分を欲します。
その欲求にピッタリなこのメニュー。
食後の満足感には得難いものがあるのです。


【正木春蔵 色絵染付花木文蕎麦猪口】
ただし…。
これを食べるとワタシ、物凄く高い確率でお腹がユルくなります。
きっとこの邪道な食べ方が、加齢で軟弱になった胃腸を刺激するのが原因でしょう。
そんな蕎麦猪口無用の食生活のクセについつい買い集めてしまう、正木春蔵さんの蕎麦猪口。
もちろん蕎麦つゆではなく、日本酒やコーヒーを飲むのに活躍しています。
絵柄が優しくて、微笑ましく、心和む蕎麦猪口は、何個買っても飽きません。
しかし…。
最近では増え過ぎて収納スペースががなくなり、棚ではなく、箱へしまっています。

【箱は和菓子の鶴屋八幡製がお気に入りです…】
酒器を飾るために買った棚は、これまた増え過ぎた本を突っ込むために活躍中。

【相変わらず歴史関係と酒のほそ道にハマってます】
ああ、なんたる本末転倒ぶり。
ここまでくると、もう処分するか笑うしかありません。
わはは…。























































