本日 10月17日、慈光院で火渡り法要「紫燈大護摩法要」が行われました。
読経の中、火がくべられた護摩壇に「添護摩」(願い事が書かれた木)が投げ込まれます。立ち上がる炎に思わず手を合わせます…
やがて護摩壇の火は、敷き詰めた木炭(幅1メートル、長さ3メートル)に移され、平らにならされます。
火の勢いがおさまってきたところで、僧侶に続いて信者の方々が、足を水で濡らし、次々に火の上を渡り始めます。なかには、ニ回三回と渡る方も。
護摩壇の炎と皆さんの真摯な願いが、肌寒い境内を暖かくしたように思えました。
紫燈大護摩法要(火渡り行)について慈光院さんのホームページより抜粋させていただきます。
「宗祖、弘法大師が仏法の真髄、密教の秘奥を唐より伝えて一千二百余年、この教えをとり入れた山岳の修験者が古来より行っていた火の禊としての荒行である。道場にたちこめる紫煙の中から立ちのぼってくる紅蓮の炎をそのまま本尊不動明王の力強い生命力と誓願力として感得し、我欲・我見に翻弄され汚された心身を真っ赤におこされた火勢の上に投げ出し、六根清浄の祈りを合掌にたくして、一心に渡火する時、すがすがしく美しい感応の相がある。」
(慈光院ホームページ http://jikoin.sakura.ne.jpより)
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