関西クラッシク音楽散歩

クラッシク音楽の日記

びわ湖ホールプロデュースオペラ 「ラインの黄金」             びわ湖ホール

2017-03-06 19:31:46 | 日記

3/4、 3/5 びわ湖ホールプロデュースオペラ、ワーグナー:「ラインの黄金」、<びわ湖リング>として’17年~’20年に「ニーベルングの指環」全4作を毎年1作ずつ上演するという大企画。 「ニーベルングの指環」は東京でしか上演しなかったので、準・メルクル:新国立劇場、バレンボイム:ベルリン国立歌劇場、ゲルギエフ:マリンスキーオペラしか観ていません。従って、関西での上演を大いに期待します、2公演いずれも売り切れ満員です。 通常オペラ上演でも指揮者が登場、挨拶をしてから演奏が始まりますが、本日は、照明が消えるとすぐ音楽と映像が流れワーグナーの世界へ引き込まれました。 演出:ミヒャエル・ハンペ、美術、衣装:ヘニング・フォン・ギールケのコンビによる、’16年3月「さまよえるオランダ人」(びわ湖ホール)が面白かったので期待した通り、舞台装置小さな岩があるのみでほとんど無し、舞台へせり上がったり、降りたりする穴があるだけ、背景で描かれていたのはヴァルハル城だけ、小道具も金塊入りの袋十数個だけ、他はすべて映像、まるで映画を観ているような感覚で、ラインの河底、地下のニーベルハイムへの行き帰りなどが面白かった。 歌手は良くもこれだけ揃えたと感心します。 特にローゲ:西村 悟が目立ち3/4終演後の声援が抜きん出て多く、びわ湖ホールの観客も素晴らしい。 指揮:沼尻竜典、京都市交響楽団は関西では最高の組み合わせ、演奏が良くかつ映像も良く、歌手に不満なく、3/4、3/5両日ともに満足しました。 ワーグナーのリングが以後3年間で聴ける幸せをつくずく感じました。 最近のオペラ公演は映像を使った舞台が多く、今後どのように発展してゆくのか楽しみです。


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