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マラソン日本、復権はなるか

2011-03-07 | スポーツ雑記
驚異の6分台でキプサングV/マラソン(日刊スポーツ) - goo ニュース

昨日、妻と自分の実家に行った時に、おばあちゃんがびわ湖毎日マラソンを見ていたので、35㌔過ぎからゴールまで見ていました。
優勝したキプサングのとんでもない切り替えに、(陸上素人の)妻やおばあちゃんも驚愕していましたが、自分も彼の走りを見ていて、「これが世界基準なのかぁ…」と呆れながらテレビを見ていました。

キプサングのタイムは2時間6分13秒と大会新記録での優勝となりましたが、ここ数年の世界のマラソン界を見てみると2時間6分台や7分台をマークするのが当たり前で、世界10傑は2時間3分台を含めて4分台をマークしているのは8名、10位の記録は2時間5分10秒と2時間5分台ですら「標準的なタイム」になりつつあります。
世界10傑にランクインされているのは全員世界最高記録保持者のゲブレシラシエ以外は全員ケニアと、ケニアの選手層の厚さには絶句していますが、それに対して日本記録は高岡寿成がマークした2時間6分16秒でこの記録も2002年に樹立したのですから、間違いなく男子マラソン界の世界と日本の差は絶望するほどかけ離れています。

北京五輪での男子マラソンはワンジルが2時間6分台で金メダルを獲得しましたが、あの時のレースは真夏のレースにもかかわらず最初から1キロ3分ジャストで押していく、従来の五輪でのマラソンでは考えられない内容でした。
昨日のびわ湖毎日マラソンもペースメーカーが1キロ3分で引っ張っていきましたが、ペースメーカーが離れた直後に1キロ2分57秒とペースを上げ日本人は先頭集団から脱落しました。
日本人ランナーとすれば、3位に入った堀端のように粘って先頭集団から落ちたランナーを捕らえ、順位を上げていくしか方法がありませんが、世界のトップクラスは(2時間6分をマークするのは)1キロ3分のペース走をしているようなものでしょう。
ゲブレシラシエに代表されるようにトラックで記録を出しそれをフルマラソンに持ち込むというスタイルが確立されて久しいですが、トラックでは分が悪い日本長距離界にとっては苦しいところであり、苦戦の原因はそれかなと思いました。

しかし土曜日に「日本全国8時です」でスポーツライターの生島淳さんが興味深いことを語っていました。
それは為末選手のブログで日本陸上界の構造的な問題を指摘しているということで、興味深かったので読んでみましたが、非常に面白い内容でした。
特に印象強かったのが「世界一を目指すよりも日本一を繰り返した方が生涯収入が高くなる」という点です。実業団のチームは(為末選手の表現を拝借すれば)「国内の顧客にアピールする為に日本のお客さんにアピールしといて」という位置づけで、「内向き」の発想が蔓延している指摘は日本陸上界に限らないのかもしれませんが

これは大学界(特に関東圏)でも同様です。
トラックシーズンが終われば次はロード、しかも駅伝シーズンが始まりますが、トラックと駅伝、どちらに力点を置いているのかと考えると駅伝はないかと感じます。
メディアの扱い方はインカレは生中継はありませんが、駅伝では生中継の体制が整われています。これだけでも影響力が大きいのはどちらかが分かりますが、大学経営とすれば箱根や伊勢などの駅伝で活躍すれば抜群の宣伝効果となります。
しかも選手のコメントを聞く限りでも駅伝への力の入れようは相当なものを感じます。

エリートランナーにとっては春夏はトラック、秋冬は駅伝という循環になっていて、なかなかフルマラソンのトレーニングが集中的に出来ないのかなと感じます。(だからと言って駅伝がダメということは一切ありません)
公務員ランナーの河内選手の世界陸上代表は、フルマラソンにターゲットを絞ったトレーニングならば結果を残せるということを物語っていますし、それが日本男子マラソン界の復権のヒントかもしれません。
ただ、もし五輪にハーフマラソンの種目が設けられれば、日本陸上界はこのやり方でも良いのかもしれませんが。
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