すっかりご無沙汰しております。
さて。この何ヶ月かで読んだ本です。
「パンツの面目ふんどしの沽券」 米沢万里 ちくま文庫
「がっつり北海道だべさ」 千石涼太郎 双葉文庫
「札幌学」 岩中 翔史 新潮文庫
「面白南極料理人 お料理なんでも相談室」 西村 淳 新潮文
などなど・・・・・・・
見事にジャンルが偏っております。
「パンツの面目ふんどしの沽券」は米沢さんらしい内容。
「がっつり北海道だべさ」は作者の北海道に対する愛があふれていますね。
「札幌学」 札幌在住の人は「えー!!」と目からウロコ?
「面白南極料理人 お料理なんでも相談室」
料理の説明が豪快で好きです。
例:「しょうゆをドボーっ・・・」(だったかな?)
料理番組では絶対できないですね(笑)
図書館で借りてきた本。
タイトルにひかれてつい手が伸びた。
「耳の聞こえない子がわたります」 マーリー・マトリン フレーベル館
読んでびっくり。
アメリカ在住のろう者(なんと女優もやっておられる!)が
子供むけに書いた本でした。
アメリカの少女の日常生活を書いたもので、
面白く読めました。
「ダーリンは外国人 with BABY」 小栗 左多里 メディアファクトリー
いつのまにか赤ちゃんが生まれたんだね
この本は出産や育児のお話がメイン。
トニー2世くんは将来どんな人になるんだろうか??
今後が楽しみです。
3 以上の自然数 n について、xn + yn = zn となる 0 でない自然数 (x, y, z) の組み合わせがない。
フェルマーの最終定理”と呼ばれる数式。
天才数学者たちが挑んだ最大の難問―フェルマーの最終定理が解けるまで
アミール・D・アクゼル著 吉永良生訳 早川書房
あまりもの難題で一時莫大な懸賞金がかけられた事もあった数式を
ワイルズが証明するまでの経過を書いた本。
なんとその数式を証明するのになんと約300年も費やしたという。
面白いです。
老若男女を問わない最近のブームって何でしょうね?
だいぶ前に流行ったといえば碁だね。(今もそうなのかな?)
碁のマンガといえば・・・
ヒカルの碁 原作:ほったゆみ 作画:小畑 健(集英社)
このマンガがきっかけでしたね。
マンガ家さんの絵が好きで読み始めたんですが、
面白いです。
絵がきれい、ストーリーがテンポ良く読みやすい
と誰でも親しみを感じる作品の一つだと思います。
と言う訳で(?)10年ぐらい前に読んだホラー小説特集でいってみます。
全て各作家のデビュー作で、映画化された作品でもあります。
「夏と花火と私の死体」 乙一 集英社
この小説がジャンプ小説・ノンフィクション大賞を取った時に
掲載されたのを読んだんですが・・・
当時は新鮮でしたねー。まさか○○が○○とは。
「玩具修理者」 小林泰三 角川書店(今は角川ホラー文庫から出てるようです)
TVで紹介されてたのを見て、読んだ記憶があります。
ハイ、怖かったです。。。
「パラサイト・イヴ」 瀬名秀明 角川書店
遺伝子が注目され始めた時に出てたような。
すごいなーと思いながら読み進めた記憶があります。
西部劇もののマンガって少ないよね。
そんな中で一番面白いマンガ。しかも少女マンガです。
「荒野の天使ども」 ひかわきょうこ 白泉社
アメリカの西部を舞台にしたシリーズ。
他にコミックスでは
「時間をとめて待っていて」
「それなりにロマンチック」があります。
特に小道具に注目です
「時間をとめて待っていて」のダクラスがピンチになった時に
ニッと笑うシーンがお気に入りです
10数年前の作品なのですが、面白さは今も変わっていません。
現在は文庫本で入手できます
時間が取れない時は短編集がおススメ。
という訳で、今回はO・ヘンリ短編集の中から一つ。
「20年後」(原題 ”After Twenty Years” )
O・ヘンリさんの作品で有名なのは
「最後の一葉」と「賢者の贈り物」の2作ではなかろうか。
どれも面白いけど、私はこの作品が一番好きです。
昔、ある所で2人の人間が約束を取り交わした。
そして時は流れ・・・
これ以上はネタばれになるので、書かないが、
そんなに長くはないので、たまには英文で読むのもいいかも?
最近、色んな事がありますが・・・
ありすぎて精神的にまいった時はふとこの本を思い出します。
「沈黙」 遠藤 周作 新潮社その他
テーマが大変重く、読みづらいかも?
歴史が好きな人、生きることとは何か?で考えている人には
おススメです。
相手の立場(気持ち)になってどう行動すればよいか?
こういう時にできる事は何か?
物事や出来事に真摯な態度で向かい合えるかどうか?
特に文中の
神父の「それでも神は転んだだろう。」
読み終わった後も色々考えさせられる本です。
「本物は一つだけでいい」
そういうカッコいいセリフが言えるのはいい!
「ゼロ~THE MAN OF THE CREATION~」 原作 愛英史 絵 里見桂
集英社
世界でただ一つ、本物を作る。
脅威の記憶力を持ち、ありとあらゆる存在のものを完璧に複製・再現する。
神の手を持つ男。それがゼロ。
贋作者と呼ばれる事もしばしばだが、「本物を作る男」とも呼ばれる。
この作品に初めて出会ったのは10数年前。
漫画家の絵が好きで読み始めたのですが、面白くて今日まで至っています。
テーマが豊富で、毎回何が出るのか楽しみ。
絵画だったり失われた物だったり料理だったり人間だったり・・・
歴史・実存する人物・社会的背景なども分かって
歴史好きな人も面白く読めると思う。
その依頼された存在に対しての説明がちょっと長くて
マンガにしてはくどいかも?(そこが醍醐味の一つでもある)
ゼロの行動はカッコ良く、見ていて気持ちがいい。
時代劇を見てるような感覚?も味わえる。
依頼人に高額な報酬を要求することもあれば、
「いらない」と言う事も。(それがまたかっこいい!)
一話完結で(前後編もいくつかある)どれから読んでも楽しめるマンガ。