日経225Miniのシステムトレード日報

お忙がしサラリーマンでもデイトレ可能。資金15万円~上限ほぼ∞にて「樂して勝つ!」。毎朝、トレードを予告いたします。

イブニングセッションの ‘ふくろう’式料理法①

2008-01-26 17:02:01 | 夕場の取引マニュアル

私が昼のシストレ、夕場の方針を予告するのに対し、恐らくいまだに一部の読者の方が抱いて居るであろう根強い疑問、すなわち 「本当に儲かる投資法だったら人に教える訳がない。怪しげな有料投資顧問や投資商材と同じで、‘ふくろう’もその同類だろう」との疑問に先ずお答えします。何度か言ってきたことで、くどい!と思う読者も居ると思いますがお許しを。他人の言葉を信用してよいのか?の根幹の部分ですので、悪しからず。

かつて、私の住む地方では松茸の城(群生地)は、親兄弟にも教えない、と言ったことがあります。コッソリ漏らした松茸山の情報はいつしか大勢に知れ渡り、取り尽されるからです。有効な投資法も、その論法で行けば‘本物は絶対公開されない’筈です。しかしもう少し収穫量の多い、例えば わらび(春の野草) 程度の多量の獲物があるものなら周囲の少人数に教えても、第一発見者の私も損害がなく、皆で喜びを分かち合えます。

こうして、正しい情報で周囲に喜んでもらえると、「次は山栗の取れるところを探して皆に教えたい」と正確な情報収集と新たな儲け(野草なり投資)に真剣に努めます。ここが私の投資予告をする理由です。Blog を書くという作業を通じ、自分の投資法に自分自身が確信を得ることが出来ます。正に自分自身の為の Blog でもあります。

別の例え話をすれば、私が小型漁船の船主だったとします。数頭の本マグロの群れを見つけたら、誰にも内緒で獲り尽くし、自分自身の儲けにします。でも、大群のマグロに遭遇したら漁協の仲間に知らせ、皆で獲って大儲けして、大祝宴会を開いて飲みまくった方が楽しいと思います。(この投資ブログの現状がそうです)  やがて「魚群発見!」の無線を傍受して、大手や外国籍の大型船が参入して私たちの取り分が少なくなったら?無線を暗号で仲間にだけ送ります(ブログで言えばPWを架け、大勢が同一行動を取らないように防衛します)。  だから今現在は、比較的少数の読者ですので、出来る限り正確な情報をお伝えすることにためらいは有りません

必勝必至の方程式は持ち合わせませんが、グランビルの法則よりはアテになる、1年間で資産倍増を目標にした基本の予告に加え、さらに5MA・夕場予測で利益の増大を目指してまいります。

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全貌をここに一まとめにしたいので、すでにお話したことも載せますがお許しを。また、全て私見であり、記事内容を保障する性質のものでないことをご理解下さい。全編を売りで解説いたしますが、逆が買いの説明になりますので、買いは省略いたします。

イブニングセッションの分析を始めた動機は、夕場の始まった初日に動きを観察し、昼の相場と異なるリズムを感じ、昼の手法がそのまま適用できないと感じました。それより以前にSGXでの日経先物のトレードを試み、観察した時と同じ違和感を感じました。昼の先物と夕場の先物は全く別物だと結論致しました。

OP・ワラント・先物などの金融派生商品が原資産に対し巨大化し過ぎ、現在はそのバランスが少々「いびつ」になっていますが、本来は保有する金融資産の保険商品です。日経先物は原資産の日経指数の動きを先回りしたり、遅れて大慌てで追いついたりと、原資産と微妙に価格がズレつつも、原資産の動きをトレースしてゆくものです。従って原資産の市場が開かれている時間帯は、基本的には先物は原資産の価格から大きく逸脱することは困難です。先物相場を腕力で崩そうとする、いわゆる「先物主導の騰げ・下げ」は巨大なエネルギー(資金)を必要とします。

リスクを背負って大きな資金を動員しても源資産との価格ギャップを作ればそこに大きな儲けのチャンスがあるので、腕力相場を企てる事にも意味があります。しかし夕場は、単に先物価格を動かすだけに絞って言えば日中よりも小資金で可能ですが、市場が小さいだけに反対売買が極めて困難です。またその時間帯は「鞘取り可能な(鞘取りの対象物になる)投資対象商品」が極端に少ない時間帯です。従って仕手が腕力で鞘取り目的で相場操縦しにくいし、相場操縦する意味の乏しい相場だと考えています。

ビジネスタイムの終盤から、オフタイムにかけての時間での取引ですのでファンダメンタルズやサプライズも起こりにくく、もっぱら市場参加者の力関係の分析のみに集中できます。注意を一点に絞り込むと、上手いトレード手法さえ会得すれば、極めて効率的で成功率の高い投資が可能だと私は考えますし、比較的に短期間の成績評価ですが私のファンドは夕場の成績は割合と安定して増えています。 「材料が乏しければ保ち合い・睨み合いでほとんど相場が動かないのでは?」との懸念はありません。心理戦だけに、大きな変動が頻繁に起こっています。思いのほかダイナミックな相場です。

まとめとして、旅の途中の犬の散歩に例えてみます。見知らぬ土地ですから決まった散歩コースは有りません。昼は主人(日経指標)の引き綱に引かれて、犬(先物)は主人の前に行ったり後ろに来たり、決して主人から離れられません。たまに犬が強引に走り出し、主人が引きずられる事(先物主導の相場)があります。でも、主人からとんでもなく離れることは出来ません。夕方は犬の首輪が抜けて勝手に遊びまわる時間(イブニングセッション)です。主人の居場所から遠くで自由に行動します。深夜は旅行に同行しているMr.ダウジョーンズ氏に寝そべっているところを捕まえられ、彼に手綱を付けられて彼と散歩をします。そして明朝Mr.ダウから手綱の付いたまま、ご主人様の元に帰ってきます。

(注:例え話なので説明に少々無理がありますが、主人(日経指標)とMr.ダウが同じコースで旅をする訳ではありませんので、そこの説明は苦しい。でも、Mr.ダウと散歩中の時間に限れば、犬(日経先物)はダウに比較的近い動きをします。「日本は米国の50番目の州だ」等と経済的密接性が揶揄されますが、1日単位と限定的に見ればDow安ではNY上場の日本株もCMEの日経先物もツレ安し易い傾向が顕著です。)

放たれた犬がどちらに進み、次はどっちに行くかは、それも推測は困難でしょうが犬の習性や状況を観察すれば予測可能だと私は考えます。主人かMr.ダウが引っ張っている時は、彼等が行きたい方向と、犬の希望との両方を分析することでようやく推測でき、ファクターが多い分、予想が困難になるとの私の考えです。どちらも的確に当てるのは困難で、多くの投資家が失敗しているが、相対的に当てやすいのは、外部からの変動要因の極端に少ないイブニングセッションだと思います。

次号の②から順次、私流のトレード方法をご紹介いたしますが、納得のゆく方法がありましたら、どうぞご利用下さい。

 

 

 


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