ヘルンの趣味日記

好きなもののことを書いていきます。

ディックの映画化

2017年06月15日 | SF
P.K.ディックのSF小説は映画化されているものがかなりあります。

最初の映画化はたぶんブレードランナーでしょう。
これは原作とかなり違いますが、成功しています。

私がみた映画はもう一つ、トータル・リコールです。
テレビ放映をみて、
あれ、これは・・・と思い当ったディックの小説がありました。
調べたらやはりディックのその短編が原作でした。

ずいぶんひきのばしたなと思いました。
原作は短編と中編の間くらいです。
これを長編映画にしました。


ディックの映画化はかなり成功します。
失敗作はないのではないかと思います。
だからどこかの会社が一括で映画化の権利を買ったとか。


アイディアだけとってきて、原作の風味は思い切りよく捨ててしまうからだと思います。

ディックの小説には奇妙さと暗さがあります。

これを映画にいかすのは難しくてたぶん無理でしょう
ハードルが高すぎるため、最初から免除されているみたいに思います。


プロットだけいかすと、設定もストーリーも奇抜で面白いので、勝手に話を膨らませて面白いものができるんだと思います。
脚本の力がかなり発揮できます。
あと、CGとか特殊メイクとか、やればやるほど面白くなります。
ディックの原作が悪夢のような世界なので、ちゃんと大義名分があるからやり過ぎといわれることがありません。
そういう世界なので。

映画は、ディックの悪夢を、比較的受け入れやすい不思議な夢にしているようです。


ディック映画化に道筋をつけたのがブレードランナーだったと思います。
ディックの小説の雰囲気で好きなところだけとって、哲学っぽいところを大胆に捨てています。


監督のリドリー・スコットはすごいと思います。


この記事は映画の話ですが、ディックの小説前提なのでSFのジャンルにしました。











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