ヘルンの趣味日記

好きなもののことを書いていきます。

アルジャーノン・ブラックウッド

2017年04月04日 | 日記
すごく怖いとは思わないのですが、なんとなく不気味で不思議な話を書く人です。

あと、力強いというか、そんな作風だと感じます。


この作家を知ったのは猫のアンソロジーだったと思います。
「いにしえの魔術」という、不思議な物語です。

猫と魔女の話で、猫の不思議な雰囲気とか、余韻のある小説でした。
異郷に迷い込んだ男性の恐怖かな? と思っていたら、ラストで別の側面からの視点があかされて、結局なんだったんだろう?? みたいな状況。

でもとっても面白かった作品です。


彼の小説では、柳という作品が読んだ中で一番怖いと思います。

あまり覚えていないわりに、怖かった、面白かったのは記憶しています。

不思議とこの人のものは、よく思い出せない、あいまいな記憶だけどとにかく面白かったという感じです。
珍しいです。
面白かったら覚えているんですが。

短編が多いので、他の作品と混同したりしていたかもしれません。

ぞくぞくするような不気味さとか怖さはないようです。力強い作風。でもちょっと奇妙な感じのある、変わった作家です。

無条件で好きなのは名前です。

ブラックウッドとしかしらなくて、ファーストネーム はAという略称しかしりませんでした。
アルジャーノンでした。
SF世界でたぶん一番有名なネズミの名前です。
前に書いた
「アルジャーノンに花束を」
ですが、ブラックウッドを書いているうちに思いついて、そちらを先にアップしてしまいました。

ワーグナーのタンホイザーについて書いたとき、ワーグナーを聞くと、異次元に飛んでしまう奇病を扱った短編を紹介しました。
ジョン・サイレンスという博士のシリーズです。
博士は不思議な事象も説明をつける、ホームズ役として登場します。
このシリーズは、幻想小説なのかどうか、が微妙な感じです。怪奇現象を説明してしまうのは残念です。

この博士のシリーズで一番の傑作はやっぱり前述の「いにしえの魔術」だと思います。
博士が説明をつけると、幻想小説の面白さがなくなるのですが、この作品は結局、説明がつくようなつかないようなあいまいさが面白いので。

ワーグナーの話はちょっと微妙なのですが、とりあえずワーグナーが嫌いなんですね、という感じでした。

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