暇な弁護士の暇つぶし日記

若手弁護士の日常を書いていきます。

そろそろ高級腕時計でも買うか。

2015-01-05 20:31:50 | 日記
と思い立って、いろいろ時計についてネットで調べていた。

今まで高級時計を買ったことがなく興味もなかったので、ロレックスぐらいしか知らなかった。

普通の時計じゃ面白くないと思い、奇抜な時計を探していたが、値段が高いもので58億とかして、安いのでも5000万くらいするので、とても買える値段ではないので、普通の時計を買うことにした。

検索してみると、ゼニスとかハミルトンとかブライトリングとか、いろいろあるようで、とりあえず社名だけは覚えた。

各社それぞれだいたい価格帯があるようで、ハミルトンが10万円前後、オメガ、タグホイヤー、ロンジンが20万円前後、ロレックスが30万円前後以上、ゼニス、フランクミュラーが50万以上、パティックフィリップが100万円前後、ウブロ、ブレゲは100万円以上くらいという印象を持った。各社いろいろな時計を作っているから、幅は広いが。

まあ、予算は、出しても50万円くらいとしてその範囲内で探すことにした。ハミルトンは名前はかっこいいが、高級時計というには少し安いだろう。ベンチュラは仕事には向かなそうだし。オメガ、タグホイヤーは価格はちょうどいいが、海外メーカーの時計としてはメジャーなようで、避けようと思った。ロンジンは最近知り合いがかったのでやめよう。かぶるのはよくない。ロレックスはメジャーすぎて成金ぽいのでやめよう。フランクミュラーは仕事には向かなそうだ。

このように偏見に満ちた消去法で候補を消していった。

価格コムでいろいろ画像検索したが、ゼニスのエルプリメロ シャルルベルモトリビュートというのが良さそうだと思った。見た目的に。ゼニスはもともと時計メーカーだったようだし、歴史もある。よさそうだ。

しかし、高い。

いろいろ調べているうちに、正規店と並行輸入店というのがあるのを知った。

細かい理由はよくわからないが、並行輸入店で買うほうが、買う時点では安いらしい。並行輸入店とは、具体的には、かめ吉、宝石広場、ジャックロードといった店があるらしい。

もっとも、自動巻きの時計は、3~5年ごとにオーバーホールという整備みたいなのをしなければならないらしく、それが1回で、5万とか10万くらいするらしい。そして、時計によっては、並行輸入店で時計を買うと、オーバーホールの費用が、正規店で買うよりも、割増しになることがあるらしい。これを並行差別と呼ぶらしいが、ゼニスはどうやらがっつり並行差別があるようだ。

直営店で買うのは、高すぎるが、長い目で見ると、並行輸入店で買うほうが費用が掛かる可能性もある。そのころには収入も増えているはずだが。

ゼニスについてさらに調べてみると、2000年ころにルイヴィトングループの傘下に入ったらしく、それ以来高級化路線を突き進んでいるらしい。デザインの刷新や製品の改良によるものだろうが、徐々に価格改定で値上げしており、特に最近は、円安を理由にかなり値上げしているようだ。価格コムの価格推移でも確かに値上がりしている。ここ2年だけでも15万くらいは上がっている。

そうすると、今は時計の買い時なのだろうか。同じ時計でも安く変えたほうがいいに決まっている。今直ちに必要なものではないし、何なら一生必要のない買わなくてもいいものだから、値下がりするならそれまで待つべきだろう。

反対に、ゼニスが高級化路線を歩んでおり、今後も値上げをすることも十分考えられるから、買うなら今買ったほうが安いのではないかという気もする。もはやばくちだ。しかし、ほしいものは手に入るのだから、さっさと買えばいい気もする。

待て。そもそもこの時計がそんなにほしいのか。ほかのでよくないか。いや、なんなら今の時計のままでよくないか。

年末年始を時計検索のネットサーフィンに費やして得たものは何か。このまま時計を買わなければ、俺に残るのは、ほんの少しの時計の知識と時計にほんの少し詳しくなったという満足感だけだ。

高い時計を買うと、その分価格が下落した場合の損失が大きい。ならばとりあえず、つなぎとして、安いのを買おう。少しゼニスの価格の変動をみてから考えよう。

探してみると、ティファニーも時計を出しており、値段も20万円くらいとそんなに高くない。デザインもまあまあだ。

しかし、時計を買う以上は、時計メーカーの時計を買いたい。

そもそも高い時計を買うことで満足感を得ようとしているのに、高いから安いので我慢しようというのは本末転倒だし。また買うとすれば余計に費用がかかる。

さて、話は変わるが、SUITSという大きな事務所の弁護士をテーマにした海外ドラマをみていたのだが、顧客が「そんなに高い時計をしているなんてよっぽど社会に貢献しているのね」といった感じの嫌味を弁護士に言い、弁護士が「はい。貢献してますよ。」という感じの返しをするシーンがあるのだが、ドラマ内の弁護士はすごい仕事ができる設定だったからあっさりあしらっていたけど、果たして自分が高級時計を買ってそんな高い時計をかうほどの仕事をしているかと言われたら間違いなくしていない。

こうして、私は時計を買わずに今の時計を使い続けることにした。

今使っている時計は10年前に買ったものだが、今回いろいろ検索して改めて今使っている時計とほかの時計と見比べても、やはり同じように今使っている時計を買っただろうと感じた。

かわらないものだな。

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