館林ロストシティーランブラーズ・フォークソングシングアウト

フォークを歌って43年の坂を今登坂中。世間に一言あってこそフォーク。軟弱アコースティックミュージックにシングアウトだ!

雑花塾 Without 笠木透・コンサートの話。

2016-03-27 00:00:21 | ロスト シングアウト
か・・・・帰ったぜ!

寒いぜ!

んだが、花粉症は、かなり改善したぜ!桜が咲けば、スギ花粉は収まる・・・やはし・・3月末は南の島で、花粉症治癒だわなと・・確信。

学びも多かったが、旅日記は、後日ゆっくり写真整理などして、アップ。

このコンサートの記事は、僕にとって大事な記録なのだ・・・

と、記事が続く・・・




沢山弦があるものだから、チューニングは時間がかかる・・・一心不乱に音を合わせていると、音以外は何も考えない無心な時間がやってきて、やり終えると妙に心地よかったりする。

本番の当日、チューニングして、準備に向かった。不安や緊張・・わくわくする気持ちと、ごちゃまぜであった。

そして、この2日前に亡くなった音楽仲間への無念さが、こびりついたままだった。



音響を整え、椅子を並べ、会場が出来上がってゆく・・・・久々に、主催のコンサートだった。

並んだマイクの前に、今日のまだ奏者は立っていないのに、・・・そこに、居てもおかしくない人たちが、立ってるような妙な感覚がふつふつとわきあがる。

1年余りで、音楽を仲立ちに、僕を豊かにしてくれた人たちが、春を待たずに、いっちまったさ・・・

笠木透・木本志行・志賀正典・・・・・皆、ここに居ない違和感で悲しくなった。

人は、ため息の溜まっている場所を体に中に持っているに違いない。そこは、悲しみが同居していて、溜まったため息を使い果たすと、悲しみが膨れ上がって、また、ため息を溜め込む。

早すぎだよ、志賀さんよう・・・この日、寝袋持ってコンサートにやってきて、打ち上げで呑みまくる約束だったじゃないか!

そんなため息が、準備の僕をつつんだ。



手際の良いネーネたちが(おばぁ・・は居たか?)受付や物品販売の店を整えていた。

ちょいと、僕の手違いで、準備・リハーサルと、開場寸前までのバタバタであった・・・



やがて、1部の前座・・・我が館林ロストシティーランブラーズで華々しくコンサートは始まったのだった。




楽器陣・・そして、歌うたいベーベーな!

今日こそ、歌いたい歌をしっかり響かせた気がする。

僕の指は、滑らかな舌ほどには動かず、時々弾くべき弦をスカするのだが、ほかの面々は上出来。
ベーベー達は、本番に強いなぁ・・と、思った次第。
何十年もロストに寄り添ってくれているPAのS氏の、ミックスする音は、安心で、良いところをえりすぐって、スピーカーから流してくれているのだった。




2部の前座は、豪華にも、ウッドランド・リンギングだ。

PPMスタイルの、相変わらず洗練された音楽だった。新曲まじえて3曲。

打ち上げでは、「歌を間違えた」とか「アンサンブルの出来が良くなかった」などと、落ち込んでいたが、聴いているほうは、まったく、そんな印象は無い。技量の高い者たちは、理想も高いのか?

この地に大事なグループなのだ。もっとたくさんの機会に、歌うべき使命を持った人たちだと、僕は思っている。



さて、雑花塾がやってきた。とうとうやってきた!

1部2部と、メインステージであった。

「笠木さん亡き後、どうなるのだろう?」
「雑花塾だけのステージって、想像がつかない!」

が、多くの人たちの心の中だったんじゃないかな?

笠木透の圧倒的存在感・歌とうたの合間をつなぎ、歌に命を吹き込むような(その気にさせる?)語りのすごさ・・・

笠木透と言う男は、たとえゲストであっても、そのコンサートの「一番おいしい部分」をさらってしまう、そんな男だった。



雑花塾で・・どうなる?

は、杞憂であった。

笠木さんは、作詞の人だ。それを楽曲で支えてきたのは(あるいは集団的もみあいで)、この雑花塾の面々だ。

そしてまた、彼らは、自らのグループ(や、ユニット)をもち、生活の場、地元で、地に足をつけて、音楽を発信し続けているフォークシンガーたちであったのだ。

個性・スタイル・・・どれも、老獪な百戦錬磨の持ち味だわさ。

彼らは、これからも、自ら言葉を編み・♪をあやつり、創作してゆくのだろう。

だが、これからはもう1つ・・・笠木さんとともに作った「たくさんの歌」を広めてゆく使命を持ってしまったように思う。

彼の歌は、彼が発していた通り、「テレビやラジオから流れることはない」だろう。

それなのに、全国に広まったのは、発信することを止めなかった笠木透がいて、それを「これは僕らの歌だ~」と、抱きしめ、地方のアマチュアが、著作権も払わず、手渡しのように市井の人々に歌い続けたからだ。

ひとから人へ・・・その震源に、彼ら雑花塾は幸か不幸か居ることは間違いないのだ。まず、彼らが発信しなければ、埋もれてしまう「笠木透の歌」がたくさん生まれるに違いない。創作しつつ、今まで生んでしまった歌は、発信しなければならない・・・んじゃないかい?

まだまだ、うかつに死ねないわけさ~~~



久々に、夜遅くまでのコンサートだった・・・打ち上げが始まったのは10時半は過ぎてだ。

美味い酒だったねぇ・・・

打ち上げの酒が美味いときは、そのコンサートは充実してたってことさ。

よくまあ・・こんな遠くまで演奏に来てくれたぜ!

な!

今日も乾杯!
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2 コメント

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胸が熱くなる・・・ (ATOM)
2016-03-27 22:35:04
良いコンサートだった!
ぼくは、ロストやウッドランドの音楽が好きだ。笠木透からは、もっともっとオリジナルを創れと説得されただろうが…。
でも、地域に根付いた二つのチームの個性と音楽性は高く評価されるべきだ。そして、できるならば、その音楽を他の地域の「うた」好きにも聴かせてやってほしいと願っている。
「雑花塾」は、多くの時間をもらった。それでも、まだまだ歌いたい「うた」は残されている。
迷惑かも知れないが、(メンバーが生きているうちに)また押しかけたいと願っている。
打ち上げも含めて、思い出すだけで「胸が熱くなる」コンサートだった。感謝!!!
ATOMさん (オ サム)
2016-03-28 06:41:08
主催者も、充実・満足なコンサートであった。

お客様からの感想も上々で、嬉しい限りだった。

時間とか、曜日とか、手に適えば、もう少し沢山集められた気がする。
もったいなかった・・それでも、かなりの人数で、こちらも、ほっとしている。

またやりたいねぇ・・・

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