楽しい日々

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梅の木

2017-02-12 04:02:41 | 日本文化
実家の梅の木は 長正寺からもらいうけたとのことで
私が嫁入りしたころには庭にあり 毎日この梅の下で
子供たちが遊び 季節には実を付けて ありがたい存在です。

一時はかいがら虫が大量に発生し 義母が漂白剤でなでまわし
命をつないだそうです。

その梅の木が ほころんだ日
義父が95年の生涯を閉じました。
眠るような最期だったそうです。

義父は子供の扱いが上手で 多くのことばをかけるわけではないのですが
次々たのしい自然遊びを展開し つくしとり
魚釣り それも餌取りから釣り魚料理までです。
子供イスを調理台にはこび 解体ショーをして 食べるまでです。
娘は鮮度の違いを舌で覚えていました。 
息子は義父との時間を 鮮明に画像で記憶しているそうです。

その葬儀も 笑いあり涙ありの
楽しいものでした。
葬儀となると 緊張し手足が冷えるものですが
こころあたたまる さらなるこれからを生きて行く人々の
再会の場となりました。

庭木も植えぬ 葬儀も家族でという時代となっていますが
ご近所の方が故人をしのび 血の繋がる子孫が
身分も職業も超えて個人として集う葬儀は 若い世代にも
知恵をさずかる良い機会となるようです。

義父の孫育ては功を奏し
寡黙であっても 愛をそそぎ ひろく眺めて期をみて
事をなす こだわらず ひるまず たんたんと
そんな生活のテンポを 大切にする生き方を
伝えてくれたようです。
孫たちの様子は 祖父の姿勢に順じているように感じました。
 
梅の木には もうひとり
やさしく 美しく 梟のように森を愛した
義父の姉の存在が 投影されています。

享年99歳でこの二月に亡くなりました。
義父とは若いころから仲良しで 人生の節目に協力し
思いやり愛し合っているようでした。
嫁ぎ先は設楽の山でしたので 未だ山の手入れは
採算が取れないようですが
梅の実を売って 家計の助けにしていたと聞きます。

二人の姉弟は 梅がほころんだこの季節に
村の人にかこまれて 慕われて それぞれの地ではありますが
連れだってなくなったように感じています。

むろん家族が 懸命にその人生を支えてのことです。

人のなくなり方で 遺族の幸せを絆を呼び戻すことが
できるのだと 死にかたも大切だと思いました。
 大往生とはこれなりです。

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