夜噺骨董談義

収集品、自分で作ったもの、見せていただいた品々などを題材に感想談など

漁村の月 寺崎廣業筆 その51

2016-10-15 00:01:00 | 掛け軸
まったくもって天気の悪い日が続く今年の秋です。中秋の名月も見れず、夜長、虫の大合唱を聞くばかりで今ひとつ情緒がない夜が続いています。せっかくの時期がこのまま過ぎるのは惜しいと月に縁のありそうな作品を選んで飾ることにしました。

本日の紹介はお馴染みの寺崎廣業の作品です。おそらく明治末期頃の作品でしょう。

漁村の月 寺崎廣業筆 その51
絹本水墨軸装 軸先象牙 共箱
全体サイズ:縦2050*横560 画サイズ:縦1060*横400



このように筆数が少なくてもしっかりとした作品が描ける寺崎廣業ですが、このことが多作となって災いとなり大衆画家と評されている原因のひとつになっています。



月に照らされる漁村、静寂の中に人々の生活がある。墨一色で描かれた夜の描写・・・。



うっそうとした手前の森がより一層静寂さを高めている作品です。波の音に、虫の声・・・。穏やかな時が過ぎていきます。

  

共箱でしっかりした表具、当時の人気の高さがうかがえます。

ところで、どこかの知事の暴走はどこまで続くのか? 本ブログに以前に述べたように当選直後の最初からやり方がおかしいと記述しましたが、あのやり方は会社組織ではあってはならない経営トップのやり方です。

大儀名分ばかりが優先し、周囲の人の気持ちというものを大切にしなくは部下はついていきません。結局自分のためだけのパフォーマンスに終始します。自分の功績を他人に自慢するような行為は人間の品格を問われます。マスコミや見かけに騙されてはいけません。

この世は骨董だけではなく、人も含めて真贋の魑魅魍魎たる世界です。闇夜を歩くが如くですが、せめて月の明かりくらいは欲しいものですが、それはとりもなおさず自分の信念という明かりに違いありません。
ジャンル:
コレクション
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