おつかれ山っ!/(^o^)\

山行報告&コラム

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鹿児島の旅2日目「砂蒸し風呂の聖地、指宿」

2017年05月12日 | 鹿児島の旅

AM6:00、町のチャイムが鳴ったのを機に起床。
道の駅「山川港活お海道」にて朝を迎えた。
辺りはまだ真っ暗で、私の住む静岡とは日の出時刻に30分ほどのズレがあるようだった。

昨夜はレンタカーの荷室にて車中泊したのだが、カーテンも何もないため外から丸見え。
愛くるしい私の寝顔を見られては恥ずかしいので段ボールか何かで目隠しをしようと考えていたが、そんなもの探す間もなくここに辿り着いてしまった。
どうしたものかと考えた末、思いついたのがこれ

(荷室にテントを張った図)
ちょっと押し込んだがベストサイズで収まった。
テント故、街灯の灯りを通してしまい眩しかったが、それでも寝顔を見られることなく無事朝を迎えることが出来た。

ハッチを開けてテントを撤収していると、背後からパジャマ姿にサンダル履きのおじさんが現れ、私を見るなり仰け反ったポーズで驚きをアピールしている。
「車の中にテント張ったの?いいアイディアだねぇ~」
暫し話をしたが、おじさんは昨年10月に千葉からここに来て、ずっと車泊にて停泊しているのだそうだ。
辺りの車を指差し
「あいつは茨城から、こいつは北海道から来てもう20年もいるよ。夏になったら北海道に戻ってまた寒くなるとここに戻って来るんだってさ。そうそう、そう言えば昨日オイル交換して来たんだけど、AZで1000円でやってくれたよ。工賃込みだよ!この辺じゃAZが一番安いな、そうだあいつにも教えてあげなくちゃ!」
「へぇ~、1000円ですか!(って、知らんがな)」
この道の駅には車中泊者のコミュニティーが出来上がっている様子だった。
ちなみに隣の車からはおばさんが降りてきて、鳥かごをふたつ掃除していた。
ペット同伴、もう何でも有りだ。

当初の予定では本日開聞岳に登る予定でいたが、天気予報が芳しくないため今日は停滞として観光にまわす。
時間もたっぷりあるので、とりあえず開聞岳の登山口だけ下見に出掛けた。

(どこから見ても凄い存在感)

226号線を西へ向かうと、左右にたくさんツル科の植物が栽培されていた。
なんだろう?と、家庭菜園を営む私は黙っておれず、車を道端に停めて確認に走る。

ソラマメだった。

ここ指宿はソラマメの産地だそうで、広く栽培されていた。
ちなみに私も初めて今年、家庭菜園にてソラマメを育ててみたのだが、なにしろ育て方が良く分からず放任状態。

(我が家のソラマメ。伸び放題)

暫く観察したが、茎は三本残すとか、伸びたら倒れないようにビニールテープで補助してあげるとか大変勉強になった。
なんかJAの視察団みたいな私だ。


ほどなくして開聞岳登山口となる開門ふれあい公園に到着した。


既に小雨が降っていたので、まぁ今日は雨の予報だし登るのは明日にしよう。と確認だけして帰ろうと思ったら酷いドシャ降りになった。
カミナリまで鳴り始め、大粒の雨は更に強くなった。
マジやばくね?とか言いたくなるほどのドシャ降り。
車で走っても危険な感じがしたので30分ほど待ってみたが、一向に降り止まず、しびれを切らして出発。
戻る226号線は所々で冠水し、車が浮いてしまうんじゃないかと思うほどスリリングなアトラクションだった。

とりあえずセブンがあったので、車を停めて休憩。
たまたまた立ち寄ったのだが、日本最南端のセブンイレブンとの事。

感動のあまりブレーキとアクセルを踏み間違えるところだった。
(じゃあ、沖縄にはセブンが無いって事か…)
後日、会社にいる沖縄出身の女性に聞いてみたところ、ファミマやローソンはあるが、確かにセブンは無いとの事。
「静岡に来て初めて見ました!」との事だったので、もしも今回、沖縄に自転車ツーリングに出掛けていたら、私のナナコポイントをどうしてくれるのか重要な問題なのであった。

暫く日本最南端のセブンで休憩した後、雨も小降りになったので改めて観光に向かいたい。
今回の旅の観光部門で極めて重要なミッションは、指宿名物砂蒸し風呂に入る事であった。
子供の頃、友達と海水浴に出掛けると必ず行なわれていたこの行事。股間には必要以上の土を盛り上げ、オベリスクさながら盛り上がったものだが、本物に入るのは初めて。
本来、浜辺で行なわれるそうだが、今日は生憎の天気なので全天候型の施設を備えた砂蒸し会館「砂楽」へと向かう。

料金は1080円。受付を済ませ、脱衣所に入ると浴衣が用意されていた。
全裸になって浴衣をまとい、全天候型施設へいざ出陣!

(…て、全天候型施設は海の家のようだった)
小雨が降っているので急ぎ足で向かうが、なにしろ浴衣の下は全裸である。
前がはだけて私がこんにちは!とか言ってしまわないか大変心配だ。
すれ違う女性に気を付けながら浴衣の裾を押さえて歩いていた時…んん?
(そういえば自分の事ばかり気にしていたけれど、女性はどうなっているのか?もしかして私以上に大変な事になっているのではないか…)
そう思ったら益々私が勝手にこんにちは!とか言ってしまいそうで、前かがみのまま施設へ急ぐのだった。

スタッフのお兄さんに案内され、指定された場所へ横になると、スコップですくった重たい砂を遠慮なくドサドサ乗せてくれた。
(意外に重い、そして熱い…)
「はい、それじゃいつ出ても大丈夫ですけど、のぼせないよう10分を目安にして下さ~い」との事だった。

(スタッフのお兄さん撮影)

砂に埋まってから3分もしないうち、額から汗が流れ始めた。
想像以上に熱い…
昨夜飲んだビールの水分が、一気に吹き出す感じだ。

5分経過する頃にはメガネも曇り、汗が目に入って痛いので目も開けていられなかった。
私の想像していた砂蒸し風呂とは、ほどよく温かい砂に埋まりながら
(おぉ極楽極楽、世は満足じゃ!)
みたいな感じで暫く昼寝でもしようと考えていたのだが、極めて不本意である。
砂蒸し風呂、熱い!
柱に掛けられた時計をチラチラ見ながら10分は頑張ろう!と自分を励まし、目に入る汗に耐えながらようやく10分経過。
プハーッ!秘密基地から始動する、巨大ロボットの如く発進!
(おぉぉ~、寒っ!)
今度は急激に寒風にさらされた身体が体温を奪われて寒い。
体験してみないと分からないもんだが、本場の砂蒸し風呂はなかなか手強いのであった。

本館に戻り、所定の場所に浴衣を戻してから掛け湯にて全身の砂を流した。
そして内湯の温泉で温まってから退出。
砂蒸し風呂のミッションを無事遂行した。

車に戻ると時刻は11:00を少しまわった所、そろそろ昼食を考えなければならない。
そういえば、るるぶ鹿児島にて事前にチェックしていた勝武士ラーメンの事を思い出した。
「指宿・山川産が全国生産量の7割のシェアを占める、最高級のかつお節、本枯節(ほんかれぶし)。その自慢の本枯節をダシややトッピングにたっぷりと使ったご当地ラーメンで、指宿市内の6店舗で提供中」
その中でも、かつお節の乗った麺にお茶をかけて食べるといったB級グルメに近い店があり、ずっと気になっていたのだった。
私の住む静岡県焼津市もカツオの水揚げ量ナンバーワンに輝いており、かつお節の生産も盛んである。
風向きによっては自宅の窓を開けるのをためらうほど臭い日もあり、更には茶どころなのであった。
ムムッ…、これは黙っておれぬと闘争心に火がついていたのだが、提供する店はすぐ目と鼻の先にあった。

(中国料理、紅龍)

11:00開店との事で客はまだ誰もいなかった。
メニューを開くと「勝武士ラーメン茶飯セット」が有り、なんと10食限定。

まさに呼ばれたとしか言いようのないこの状況。天津飯を頼んでどうする。
迷わず勝武士ラーメン茶飯セットを注文した。

(器の底には味噌があり、お茶を掛け入れ混ぜて食べる)

(まーた、どーせこんなん美味しくないんだから、もぉ…って、えぇぇ?!旨っ!)
オーソドックスなグルメレポートだが、想像してたより美味しいラーメンだった。
お茶の苦みが余りしなかったので急須の中身が本当にお茶なのか疑心になり、飲んでみたがしっかりとしたお茶であった。
ラーメンを食べ終えた後は残りのスープをご飯に掛けて、お茶漬け風にして頂く。
こちらも中華風のお茶漬けといった感じでとても美味しかった。
これは地元に帰ったら広めなければならない。
指宿と焼津を結ぶ友好親善大使となり、脱サラしてラーメン店を営もう。
焼津ラーメン「おつ山」
人生の新たな転機を迎えた私である。

指宿では開聞岳と砂蒸し風呂以外、私の琴線に触れる観光名所もないので、後はドライブとしたい。
鹿児島湾に沿って走り、休暇村を過ぎると右手に知林ヶ島が見えて来た。
小さな無人島で干潮時には歩いて渡れるそうだ。
一度上陸して帰れなくなってみたい。

海岸線を離れると道は市街地へと入る。
ここでダイソーを見つけたのでフロントガラスのサンシェードを購入。
おつ山は人目にさらされず晩酌を楽しめるアイテムを手に入れた。

昨日指宿スカイラインから降りて来た道を、再び遡り池田湖へと向かう。
湖畔に行けば何か見どころがあるのではないかと来てみたが、池田湖パラダイスというレストラン&土産物売り場があるのみで余りパッとしない。
入り口に「天然大ウナギ見学自由」との看板があったので覗いてみる事にした。
店内に入ると接客のおばちゃん達(敵)が群がって来た。
すかさずBボタンでジャンプしたり、長押しでダッシュしたりしておばちゃん達(敵)をかわして行く。
最奥にあった水槽(城)に辿り着いて覗き込むと、そこには捕えれれた大ウナギ姫が「HELP!」と叫んでいた。



(おぉぉ、でかい!)
池田湖に生息する天然ウナギで、大きいものは2メートルを超えるという。
思わず言ってしまいそうな下ネタは封印。
私の大ウナギについては深夜の番組でお伝えしたい。

再び出口に向かって土産物売り場に突入。
ここで、試食用の紅芋タルトを刺した爪楊枝を振りかざすおばちゃん(敵)に行く手を阻まれた。
受け取らない訳にもいかず口にすると、大きなダメージを受けた(エネルギー残り5%)
もう面倒になり、ここで全てのお土産を買って自宅に配送する事にした。
合計4800円。
大ウナギは見学自由であった。

店を出て湖畔に向かうと、菜の花が満開だった。

晴れていれば池田湖を挟んでその向こうに開聞岳が聳える最高の構図なんだが、今日は生憎の天気。ちょっと残念。
それでも中国(かな?)から来た団体観光客が、楽しそうに写真を撮っていて賑やかだ。

池田湖の観光を終え南下すると、再び開聞岳の山麓に突き当たり、今朝の登山口下見からぐるっと一周まわって来た形。
とりあえず山川港へと戻り、明日大隅半島へ渡る予定のフェリー乗り場を確認しておく。
ちなみに今日は海が荒れていたため全便欠航になっていた。
事務所が開いていたので、念のため予約を入れておく。
受付の女性に「明日は大丈夫でしょうか?」なんてアホな事を聞いてしまったが、そんなの天候によりけりなので確約出来る筈が無い。
「回復する予報だから多分大丈夫だとは思うんですけどねー」
無難な答えだった。

そろそろ良い時間になったので、今夜の温泉を思案する。
昨夜入った「指宿こころの湯」がとても良かったので、もう一度行こうかとも考えたが、せっかくなのでるるぶで紹介されていた「二月田温泉殿様湯」に向かう。
「島津藩第27代当主・斉興により設けられた、お殿様専用の湯。浴槽には島津家の家紋が刻まれている」
との事だが、料金設定が300円と格安だった為、余り期待しないで行く。
二月田(にがつでん)とはその土地の名で、温泉街になっていた。
その入り口の住宅街の中、忘れ去られたように殿様湯があり、ガイドブックに載っていなければ絶対地元民しか来ないだろうといった佇まい。

入り口に
「向かいの建物で料金をお支払い下さい」
との張り紙があったので振り向いてみると、玄関におばあちゃんが座っていたのでビックリして飛び上がってしまった。
(うわぁ~、動いてくれよ、おばあちゃん!)
おばあちゃんに300円を入れ、いや、渡して、入室する。
案の定カギ付きロッカーなど無かったので、貴重品は車に置いて来て正解。
浴室に入ると2畳ほどの浴槽が真ん中にあり、そのまわりに四つの洗い場。
お湯と水の蛇口を黄色いケロリンの桶に溜めて掛け湯する非常に面倒臭いタイプだ。
石鹸すら無い。
まぁこういった場所は湯を楽しむ場であって、求めちゃいけないのである。
辛うじて持って来ていたシャンプーで全身を洗い流し、地元の高齢者に交じって湯に浸かった。
ドライヤーも置いてなかったので、洗い髪が芯まで冷えて小さな石鹸カタカタ鳴った。
まるで昭和の銭湯のようだ。

今夜の宿泊先も昨夜と同じ道の駅山川港活お海道にする。
港であるから地元で採れた魚介類を提供してくれる居酒屋ぐらいあるのではないか?
期待しながらスマホのSiriに聞いてみた。
「近くの居酒屋を教えて」
「はい、こちらが見つかりました」
教えてくれたのは「居酒屋あそこ」
500mと近い。

しかし

「あそこ」って…

カタカナ表記ではないから恐らく如何わしい店ではないだろうと探してみることにした。
「目的地付近に到着しました。案内を終了します」
そう言って見つからないまま置き去りにされたので、あちこち探し回ってみるが、看板は愚かそれらしい建物も見当たらない。
ちょうどそこへおばあちゃんが歩いて来たので聞いてみる。
「あのぉ~、この辺に、あ、あ…、居酒屋があるって聞いたんですが」
「前にここでやってたみたいだけどねぇ」
指差した場所は普通の民家だが、自宅を開放してやっていたんだろうか?
少し覗いてみたが玄関にはゴミが山積みにされ、既に人は住んでいない様子。
そんな訳で、非常に残念だが「居酒屋あそこ」への潜入レポートは実現出来なかった。

居酒屋を諦め今宵もセブンでつまみと酒を買い込み道の駅へと戻る。
昨夜は街灯が眩しかったので、比較的暗い場所に車を停めた。
隣には停泊している高齢夫婦の軽ッパコ。
会うなり「こんばんわ~」と挨拶され、私もコミュニティーの仲間に入れてもらえたようで非常に嬉しい夜だった。

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2 コメント

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Unknown (かたこりまさかり)
2017-07-03 05:32:30
遅ればせながら、とりあえずここまで拝読させていただきました。
転勤後、なかなか心の余裕ができず、自分のことだけで精一杯でした。
まだまだなんですが。
深夜放送を楽しみに、また読み続けます。
Unknown (おつ山)
2017-07-05 00:32:29
お忙しいなか読んでいただきありがとうございます。
転勤で慌ただしいなかでも自身のブログのアップ、本当に頭が下がる思いです。
今後、北海道の山記事楽しみにしております。
くれぐれもヒグマには気を付けて下さいね!

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