大津日記 since 2004

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GSA大津克哉が送る愛と感動の現場日記

第1回ユースオリンピック競技大会(YOG)2010シンガポールへ

2010-08-14 | JOA (オリンピック関連)
2010年8月14日から26日までの13日間、シンガポールで第1回ユースオリンピック競技大会(Youth Olympic Games:YOG)が開催されています。YOGは、14歳~18歳までのアスリートが参加する若い世代を対象としたオリンピック大会です。
 
このYOGは、2007年7月にグアテマラシティで開かれた国際オリンピック委員会(IOC)総会においてジャック・ロゲ会長によって提唱され、創設が認められました。IOCの新たな試みの背景には、若者のスポーツ離れに危機感を募らせていることや、勝利至上主義やドーピングのまん延、大会の肥大化など、現在のオリンピック大会が抱える諸問題に対して歯止めをかけるべく、スポーツと文化、教育を統合するイベントとしてオリンピック精神の原点回帰を目指したものであると言われています。

注目すべきは、競技だけの単純なスポーツイベントではなく、文化・教育プログラム(Culture and Education Program:CEP)が導入されている点。選手たちは基本的に大会の開幕から閉幕まで選手村に滞在し、競技以外にCEPへ参加するよう求められています。選手に各種のCEPへ参加、体験させることで、国際的な文化交流を通して人間形成を促すというように、勝敗よりも選手への教育や交流に重きを置いています。

今回は、競技ではなく主に、CEPの調査やシンガポールユースオリンピック組織委員会(SYOGOC)のブリーフィングでYOGの開催決定からの今日までの準備について包括的なプレゼンテーションを受けること、さらに長野オリンピック大会のときに話題となった「一校一国運動」のような、姉妹校交流プログラムを実施している学校を視察する機会があり、今回初めて開催された若者対象のオリンピック大会について教育的な側面の調査をすべく半年ぶりにまたシンガポールへ。



開会式前日の8月13日には、開会式会場からほど近いマリーナ湾のウォーターフロント・プロムナードで植樹セレモニーが催されました。セレモニーでは、各国のNOCと姉妹校プログラムを行ったシンガポールの学校の児童・生徒らが参加し植樹。ちなみに、各々の木には子どもたちが制作したその国をイメージするユニークなプレートが飾られていました。



早速、現地の学校の先生Kimと再会、植樹の場所に連れて行ってもらいました。日本のプレート前でパチリ。首都大の舛本先生と。






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