音の絵本「AN」ブログ

猫のANはピアニスト。母であり、先生でもある。
ANのスト-リ-を自由に描いていく。

            

あいさつ

2013年11月28日 | 子どもとともに
生徒さんの中に ひとり
とても好感のもてるあいさつをする子がいる。
小学6年生の女の子である。

もちろん、他の生徒さんたちも、「こんにちは!」とあいさつをしてくれる。

しかし、そのほとんどは
私の方から「○○ちゃん、こんにちは!」と言ってからのことだ。

もしくは、お母さんが先に「先生、こんにちは」と言ってから
お母さんに目でうながされて「こんにちは」という。
この場合のほとんどは、声も小さく、恥ずかしそう・・・。


この6年生の女の子は、
まず、前の生徒さんがレッスンが終わって、階段を降りてくると(レッスン室が2階にあるため)
空かさず、「こんにちは!」とあかるい声で、前の親子に挨拶をしている。

そして、続いて私が階段を降りてくると、
「先生、こんにちは!」とあかるい声であいさつしてくれる。

とても気持ちの良い、自然なあいさつである。

それだけで、レッスンの雰囲気が和やかになるのは、
やはりレッスンは人間対人間だからであろう。

あいさつは、コミュニケ-ションの原点であるように思う。


発表会のプログラムに載せるプロフィ-ル写真を見て、
私が、「○○ちゃん、この写真いい顔しているね。笑顔が自然でとても素敵!」って言ったら、
「ありがとうございます」と、すぐに答えた。

変にテレたり、変に否定したりする方が印象が悪い。

「ありがとうございます。」
すぐに、自然に出てくるよう、改めて自分を振り返ってみた。

そして、もう一つ。
この女の子のピアノはとても表現が豊かだ。
届けようとする気持ちがよく伝わってくる。

演奏のレベルを上げるには、日常の思考や心遣いや作法が大切ですね。




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