無事に帰宅いたしました
。あぁ〜、本当に楽しかったです!!
偶然にも昨夜、お席が隣りだった方と、本日も隣り合わせ。こういうご縁て、嬉しいですね!
尽きぬ思いをば、急ぎ足で。
■『渡海屋・大物浦』
女房お柳のときの菊之助丈。石持ちの着物をはんなり着こなしてらっしゃって、そこはかとない品位が感じられ、素敵でした。
その後の、典侍の局の情熱、必死さも素晴らしく、自分でも不思議なくらい泣けてしまいました。典侍の局のお芝居でこんなに泣けたのは、初めてです…。安徳帝に心から従い、尽くす、また母とは違った「愛情」が滲み出て、胸が張り裂けんばかりの演技が素晴らしかったです。(思い出したらまた泣きそうです。)
松緑丈の、颯爽とした銀平、そして迫真の知盛も、大きかった! 落ち入りでまたもや号泣。マスカラが落ちて、パンダ目になってたかも…
。
丹蔵にかかる武者は音之助丈。丹蔵の亀寿丈とともに、壮絶な、力の入った立廻りにも泣けてきました。
朝一番から、熱い、熱いお芝居です!
■『女伊達』
朝一番とうってかわって、眩しいくらい華やかなお舞台
。
花道から現れた時姐さん(木崎のお時)のカッコイイこと! 気風の良さに惚れ惚れ
。
男伊達は、右近丈と萬太郎丈。右近丈は余裕、余裕の踊り。何をなさっても、お上手なお方ですね〜。萬太郎丈は、父子共演! お父様の横ですこし緊張気味でしょうか? 初日開いて間もないですからね、頑張れっ!
後半の所作ダテは…すっっっっっごくカッコ良かったです
!! 浴衣に喧嘩被り、そして傘! 私の最も好きなパターンでございます。次から次へと繰り出すタテの見事なこと、そしてそれをイキにあしらう時姐さんの鮮やかなこと!
なかでも、開脚三点倒立する升一丈(←これだけでもスゴイ)の脚の間を、返り越しする新次丈、天晴!
床几の上できれ〜いなとんぼを返る咲十郎丈、お見事!!
すまし顔で、難しい技も難なくこなす左十次郎丈、素敵!!!
幕切れは、「よろづや」の傘の花が咲いて華やかぁ〜。
顔が上気して赤くなっちゃうくらい、素敵でした
。
■『直侍』
今度は舞台一面の雪。
あ、雪といえば、初日前の名古屋では、積雪15センチの雪が降ったそうですね。この日もまだ、日陰の路肩には雪が僅かに残っていました。冷え込んでいるんですね〜。(大雪の災害にあわれた地域の方々には、心からお見舞い申し上げます。)
直侍の動向に探りを入れに来ている手先二人は、咲十郎丈と音之助丈。
気のいいお蕎麦屋さん夫婦は大蔵丈に菊三呂丈。女将さんは、ここのところ徳松丈がなさっていましたが、菊三呂丈の老けたところもチャーミングで、丈賀さん、この女将さん目当てに来てるんじゃないか、と思うほどです
。だって、女将さんに手をとられて、丈賀さん、嬉しそうですもん。
たぶん、ちょっとしたアクシデントだと思うのですが、直侍の所望で、女将さんが火鉢に炭を足すところ、ちょっと火箸がすべって炭が畳へ落ちてしまいました。(その炭もちゃんと端が燃えているように色が施されていて小道具に感心しちゃいました。) 菊三呂丈はそれを、なに慌てることなく火鉢に戻し、手拭いで落ちたところを軽〜くさっさと払っていかれました。そこが、このお店(お猪口にゴミが入っちゃってたり、筆が傷んで使えなかったり)の女将さんらしいな〜、と、あとでそのフォローのお芝居にも感動しました。(これが、いいお店の女中さんだったりしたら、「あいスミマセン」の一言だったり、丁寧に拭いたりするんでしょうけれど。)
こういう、世話物の「何気ないお芝居」が、「何気なく楽しい」ところが、菊五郎劇団のステキなところ。
さて、菊之助丈、「念願かなっての」、という直侍。直はんの美しいこと…。初役でいらっしゃいますから、まだまだお父様のような、「堪らない色気」はないようにも思われますが、ワルなんだけれどちょっと清潔感のある直はん。三千歳ならずとも、女性なら恋しくてたまらなくなってしまうような直侍でした。
時蔵丈も甘えるような仕草、お声が可愛くて、こちらも、男性なら危険をおかしても一目会いに行きたくなるような三千歳さんでした。
*
花形役者さんはもちろんですが、名題さん、名題下さんも大活躍の公演。思い出せば出すほどおもしろく、通い詰めたい気持ちになります!
寒いなかの興行ですが、どうぞ、皆さまお大切に! 皆さま、御園座へ、Go
!!











菊三呂さんがホントに良かったです。
この週末にご観劇だったのですね! お帰りなさいませ〜。
菊三呂丈の蕎麦屋のおかみさん、イイですよね〜。お芝居に出られると、ホント、そのお役にぴったの風情をだされるお方ですよね。
またカンゲキのお喋りにいらしてくださいませ。