はなみずきカンゲキ帖

本日はようこそお越しくださいました。
観劇のカンゲキ、日常のカンゲキを日記帖風に綴らせていただきます! 

二代目。

2007年08月24日 22時54分19秒 | クラシック・バレエ
大人になってバレエのお稽古を再開し、二代目のポワント(トウ・シューズ)でございます。今日のお稽古で初履き。普通の靴と同じく、「おにゅう」は嬉しいのですが、ポワントに限っては、ピカピカの外観とは裏腹に、足に馴染まず、痛いのデス

先代が割りと緩めで、シューズの中で足が動き、踊りにくいときがあったので(己の技術の問題をシューズのせいにする、悪い生徒っ!)、今度はタイトでサイズも小さめにしました。フィッティングのときは感じなかったのですが、今日のお稽古で履いたらちょっとキツイ…。やはり夜のお稽古は足がむくんでいるのでしょうか…。纏足(てんそく)状態のポワントバレエでした。早く足に馴染ませて、楽しく踊れるようになりますよ〜に!

子どもの頃のように軽々踊れないけれど…、子どもの頃のようにクルクル回れないけれど…。音楽にのって踊るのは楽しい! 下手の横好き。これからも健康のために続けたいです。
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モスラのバレエ…。

2006年05月02日 22時30分45秒 | クラシック・バレエ
今日、午前中に大きな大きな雷が鳴りました。雷様は大の苦手です。クワバラ、クワバラ…。ちょうど、仕事でややこしい電話を受けている時でして、「ゴローン!」と鳴ったときはビックリしてしまい、電話の向こうでお客様がお怒りになったかと思ってしまいました。雷が落ちたのが電話でなくて良かったです…。(実際に落雷があったらそれはそれで大変ですが。)



連休明けの忙しさから解放され(…GW後半明けにはまたその…それ以上の忙しさがやってくるのですが、今は考えないように!)、自分にご褒美。ドュサー・ド・プロバンスさんのプリンを買って帰りました♪ ドュサーさんのお店、入っただけでメルヘンな気持ちになれるんですよ。

そしてプリン、頂きました〜。(いつも、記念に写真を撮ろうと思うのですが、ついつい先走ってスプーンを入れてしまうのです…。)

一口食べると、「もうこの世に思い残すことはない!」という、満ち足りた、幸せの絶頂になります。…と思いつつ二口目を頂きますと、「こんなに美味しいものがこの世にあるのなら、死にたくない!」と、この世に未練が生じます。そして三口目、「このプリンを食べるために、一生懸命生きてみよう!」と、前向きなエネルギーが湧き上がってくるのです。幸せの、魔法のプリンです。



さて、先日、日テレドラマ「プリマダム」のことを少し書きました。

同じく「プリマダム」をご覧になっている先輩から、ドラマの中に出てくる「モスラのバレエ」という表現が面白いよね、というメールを頂きました。古田新太さん扮する「高太郎」(夫)が、黒木瞳さん演じる「佳奈」(妻)に向かって、オバサンがやるバレエは「モスラのバレエ」みたいだ、と言うのです。

以下は私なりに「モスラのバレエ」を解説した再録です。

バレエと言ったら「白鳥の湖」ですね。白鳥さんの手(羽?)、って、実はすっごく難しいです。腕を体の横で上下に動かす、あの動きです。

真面目にやったら、首と二の腕が吊りそうになります。

コツとしては、自分の肩や首より後ろで羽ばたきます。肩甲骨をありえないくらい動かします。

手(腕)の動きが綺麗でも、楽をして自分の横で動かすと蝶々みたいに見えてしまいます。そしてそれが下手すると蛾に見えます。

手だけならまだしも、足は爪先立ちで細かく動かす(パ・ド・ブレ)のですが、これがまた一筋縄ではいきませんで、下手な手と足が合体すると、冗談じゃなく、「モスラのバレエ」が出来上がります。

と、いうわけで、「モスラ」のバレエとは言い得て妙な表現だというわけです。

私も「モスラのバレエ」の一人でして、身に摘まされるものがありますが…、モスラでもゴジラでも、本人が楽しく、向上心をもって出来れば、そしてちょっとだけでも心や体が美しくなれば…いいのかな、と(自分で慰めながら)ちょっとずつ頑張ってみようと思っています…、はい


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「ラ・バヤデール」(La BAYADERE)

2006年03月08日 20時08分11秒 | クラシック・バレエ
バレエのお稽古仲間から「是非観て!」とのお奨めでお借りしたDVD。

「バヤデール」とは神殿の舞姫(字幕ではTemple Dancerとなっていました。)のこと。舞台は古代インド。神殿の舞姫ニキヤは、兵士のソロルと道ならぬ恋。しかしニキヤに横恋慕の大僧正はソロルへの腹いせに、藩主の美しい娘、ガムサッティとの結婚を命じます。ガムサッティは高慢な気質ながらもソロルを愛し、ソロルも美しいガムサッティに心惹かれた様子…。ソロルとガムサッティの婚約祝いの席で、ニキヤは踊るように促され、気持ちを押し殺して花篭を持ち踊ります。しかし、ニキヤの存在を快く思わないガムサッティの策略で毒蛇にかまれてニキヤは毒死してしまいます。(ここまで1幕)

絶望したソロルはアヘンに逃避。幻覚のなかでソロルはニキヤに会い、逢瀬を楽しみます。(「影の王国」ここまで2幕)

現実に引き戻されたソロルはガムサッティと神殿で結婚式を挙げることに。そこへニキヤの亡霊が現れ、神殿が崩れ落ちます。ソロルの魂はニキヤに導かれ、永遠の愛で結ばれるのでした。(ここまで3幕。)The End!

ニキヤと愛を誓っておきながら、美しくお金持ちの娘さんを紹介されたら心ときめいてしまい(身分制度が絡んでいるようですが)、ニキヤを裏切ったり…。ニキヤが死んでからは絶望してアヘンに走ったり…。何とも不甲斐ないソロル…。(でも、バレエに出てくる王子、って、いつも何処となく不甲斐ないかんじがするのは私だけでしょうか。)

ストーリーはさておき、バレエは音楽を感じて踊りを魅せる&観るもの!(このあたり、歌舞伎に通じるところがあるような…。)英国ロイヤル・バレエ団に、客演のプリンシパルを加えたカンパニーの踊りは流石に素晴らしいです!

主演女優ともいうべき、タイトルロールを務めたのは、アルティナイ・アスィルムラートワ。この当時はキーロフ・バレエ団から客演。現在はワガノワ・バレエ学校の芸術監督をなさっているそうです。悲哀に満ちた表現力も抜群。なのに、存在感のある踊り方でもありました。愛しさあまって亡霊になってしまう…。そんな情熱的な愛が感じられました。まるで歌舞伎「道成寺」の清姫の世界ですね(笑)。

不甲斐ない、と陰口してしまいましたソロルですが、イレク・ムハメドの踊りには大感激! 元ボリショイ・バレエ団、そして英国ロイヤル・バレエ団のプリンシパル。線が太い、それこそ存在感のある体躯。しかし、軽々としたジャンプや、いつまでも回り続けるピルエットには重力を感じません。ジャンプは、空中で一瞬、形をキープしているかのように見えます。本当に美しい線を描いてのジャンプです!

助演女優のポジションのガムサッティですが、見せ場も数多くあり、また踊り手のダーシー・バッセルの魅力・技術もあり、主演なみの活躍です。細く、長い手足、そして愛くるしい表情がとても魅力的で、ガムサッティの役どころをうまく表現し、ソロルが惹かれてしまうのが分かる、そして思わずガムサッティの肩を持ちたくなってしまいました。細いながら、キープ力に優れ、男性舞踊手に支えられなくても踊っていられるように感じられます。女性としての嫉妬が強いのですが、令嬢らしい気品や気高さが底にあることが分かる表現力、そして技術。個人的には、アスィルムラートワより、バッセルの踊り方のほうが好きです。

さぁそして日本が誇る、世界の熊川哲也氏! '89年に東洋人として始めて英国ロイヤル・バレエ団に入団。入団後数ヵ月後で同バレエ団最年少でソリストに昇進、といいますから、世界が認める才能、そして努力の人でございますね。役どころは特にストーリーには関わらない「ブロンズ・アイドル」。金色の仏像、といったところでしょうか。神殿の結婚式の冒頭に登場するのですが、格好は頭の先から足の先まで金色一色! さながら、「スター・ウォーズ」に出てくるプロトコル・ドロイドのような拵え。筋繊維まで見えるかのような、体に密着したコスチュームは一体、どうなっているのでしょう…(しかも顔面まで)。その彼の踊りといったら…! 他を圧倒する身体能力ですね。本当に仏像が動きだしたような、「堅さ」のなかに強力なバネがあるような。まさに神がかり的なブロンズ・アイドルでした。これは一見に値しますね!

あぁ、まさに夢の世界! 衣裳も素敵、音楽も素敵、踊り手も素敵。DVDですからバリエーションを何度も繰り返し拝見しました。お借りしました知人殿、この場を借りて御礼申し上げます!
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「マラーホフの贈り物 2006」 (A GIFT FROM MALAKHOV 2006)

2006年02月24日 23時02分11秒 | クラシック・バレエ
バレエを習っていた(最近、再開した)とは申せ、バレエ・ダンサーといえば“ミーシャ”こと、ミハイル・バリシニコフ、キュートな笑顔と長い手足がバレエファンを魅了させたニーナ・アナニアシビリ。そして通っていたバレエ学校の先輩ダンサー数名くらいしか頭になく、時代にキャッチアップしていない私…。歌舞伎でいうなれば、「6代目歌右衛門さんの頃はよく観ましたけど、最近は全然観ていなくて…」とか、宝塚なら「大地真央さんの頃は好きでしたけど、最近のスターさんは顔と名前が一致しなくて…」みたいな(例えがちとおかしいですかね。)状態。マラーホフ・ファンの方からは「渇!」を入れられそうですね。

今回は知人の紹介で久しぶりのバレエの舞台。時差ボケのような感覚を覚えながらも、満席の会場の熱気、そしてロビーに既に漂い始めているマラーホフのオーラに、心身がワクワク浮き立つのを感じました。

「マラーホフの贈り物」と題されたこのガラ・コンサート。公演の幕が開いてからというもの、一つひとつの演目に出演者の最高の技術と愛情を感じる内容の濃いもので、夢のようにあっという間に時間が過ぎてしまいました。そして、しなやかなジャンプや表現力、愛情を込めてプリマを支える姿、そして観客の拍手に丁寧に応える姿に、「永遠の貴公子」として、観客からも、そしてダンサーからも絶大な人気と信頼を得ている所以をみることができました。

古典と新作を織り交ぜたプログラムで構成され、それはそれは夢の競演、圧巻のテクニックの数々でございました。その中から特に印象に残ったものをいくつか…。

ポリーナ・セミオノワ。ベルリン国立バレエ団のプリンシパル。「菩提樹の夢(アダージョ)」では、黒のレオタードにピンクタイツ…という、最もシンプル且つバレエの最も基本スタイルで登場。衣裳や装置がなくとも、これだけ存在感、表現力を示せるのか…と圧倒されました。後ろアチチュードのポーズがモチーフのように使われていましたが、それが枝葉のように感じられましたし、また強さも伝わってきました。「黒鳥のパ・ド・ドュ」では恵まれた肢体を伸びやかに使い、王子のみならず客席の私まで魔法をかけられました。

ミュンヘン・バレエ団のルシア・ラカッラ。体の柔軟性にまず、舌を巻きます。それだけでなく、この細い体のどこに?と思われるほどの筋力。形が崩れません。そして「つま先」で立っているのではなく、甲で立っているようなしなやかな足。羨ましいを通り越してしまう体型と技術でございました。

アメリカン・バレエ・シアターのプリマ、ジュリー・ケントも、マラーホフ相手に堂々たる演技。特に、「白鳥の湖」グラン・パの最後の部分、王子に寄り添って片足で立ち、もう片方の足を軸足に打ちつける“バチュ”が、とてもとても細かくて、まるでスワンが羽繕いをしているような、あるいは水浴びしているような繊細な風情がありました。

そして今宵の私の「王子様」は、ボリショイ・バレエ団のセルゲイ・フィーリン! 体重を感じさせないジャンプと回転。そして華やかな表現力に心がときめきました

「わぁ、巧い!」と思った瞬間は、バレエのポジションがきっちり決まった時。古典でも新作でも、大胆で表現力豊かにするなかに、いかに基本を守るかで見栄えが変わるかを改めて勉強させられました。…が、そんなことはさておき、世界で活躍するバレエ・ダンサーの競演に、まさに「夢の時間」をマラーホフ氏から贈られたひとときでありました。
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