今日は午前中の早い時間に都内で用事があり、「・・・そういえば、今日は国立劇場で初日…!」と思い立って、隼町へ急行。初日とはいえ土曜日なので、生徒さんはいないかな…?と思っていたら、1階席のほとんどは、学校の生徒さんでした。今日は女子高の生徒さんのよう。女子高生の皆さんには、歌舞伎はどう映りましたでしょうかね。女子高…昔を思い出しますわぁ(遠い目)。
■ 歌舞伎のみかた
メーンパーソナリティー(?)(解説担当)は、大谷廣太郎丈。今日は初日とあって(また、まだ新橋演舞場は初日が開いていないので)、大向こうさんも大勢おみえ。「明石屋ぁ!」の大向こうがさかんにかかっていました。
ドロドロの鳴物とともにスッポンから登場した廣太郎丈。おキマリの、花道の説明、盆回し、セリの説明をして本舞台へ。
国立劇場はとても舞台が大きい(広い)ですし、セリもダイナミックですから、盆を回しながら大ゼリを一杯まで高くすると、女子高生たちのテンションも上がった感
があって、なんだか歌舞伎オバサンとしても、ワクワクしちゃいました(笑)。
解説で何度聞いても、いまだに「スゴイよね〜」と感心してしまうのは、大太鼓を使った「水」に関する音。波、雨、川などをクイズ形式にしながら紹介。この時の、女子高生とのやりとりは、面白かったですねー。(他の部分でも、もっともっと“台本どおり”から、いい意味で自由になさっていったら、中高生の皆さんとコミュニケーションが取れそう、と思います。)
千鳥の合方を紹介したところで、この合方(「解説」では、音楽・BGMと言っていましたけど)を使って立廻りを…、ということで、立廻りの実演(「待ってましたっ!」)。千鳥の合方なので、浜辺での船頭たちとの立廻り、という設定。
シンは、赤い筋隈を凛々しくとった橋吾丈(「有王丸」という役名)。着肉をたっぷり着て(『車引』の梅王丸に似ている拵え)らしたので、先月中村座の『め組』をちょっと思い出してしまいました。「お相撲さんの立廻り、お疲れ様デシタ!」、と心のなかで囁いたり。
船頭9人は、現在「研修生」の皆さん。来春には歌舞伎デビューするんですって。
たしか、昨年夏の「稚魚の会」、『曽我の対面』の並び大名で出てらっしゃった方々ですね。あの時は、お若いながらしっかりした発声と、歌舞伎らしい台詞回しになっていらっしゃることに(また、そのようにしっかりとご指導された養成所の先生=歌舞伎俳優の大先輩の方々に)感動しました。
今回の立廻りも、「たいしたもん」でしたよ〜!(上から目線の言い方でスミマセン!) 上手袖から出てくるなり、トンボを次々に返ったり、返り立ちを綺麗に決めたり。
シンの橋吾さんとの絡みのイキもよく合っていて、感心しますのは、トンボを返ったあとの音がきれいなこと! 来春には(…ということは、新歌舞伎座でデビューなのですねぇ。)先輩方に混じって立廻りをすることになりましょうから、この舞台の経験はきっといきてくるでしょうね。
一立廻りしたあとは、橋吾さん含め、皆さんが研修所出身であることの紹介。恐らく、日替わりなのでしょうけれど、「一言」ということで、私が拝見したときは、増田隼人さんが自己紹介。24歳だそうです。
廣太郎丈の、「どうして歌舞伎をやろうと思ったのですか?」の質問に、「面白そうだったから」、という(意外にも?)シンプルな答えに場内笑いが起こりました。(でも、こういう、肩がほぐれるようなキャッチボールってすごく大事!) 将来の目標としては、「脇役として、しっかりシンの方を支えられるようになりたい」とおっしゃっていました。頑張ってください〜!
『俊寛』のストーリーの説明などがあって、「歌舞伎のみかた」は、幕。
■ 『俊寛』
幕が開いて、上手側の山台に義太夫さん(前半は竹本豊太夫さんと鶴澤祐二さん)。上手前方の生徒さんたちは、意外に近くで語られることにテンション上がっているようす
。見ていて微笑ましい〜。
ちなみに、途中で山台が反転し、谷太夫師
(と寿治郎師)が出てらしたときも、生徒さん、何やらスイッチ入った様子
で、これもなんだか更に微笑ましいぃ〜。大人になってからだと素直に出せない反射的な反応は、見ていると懐かしい、というか、微笑ましい、というか。今日の生徒さんたちは、「歌舞伎のみかた」のときは反応もよく、『俊寛』の開幕中はちゃんと静かで、良かったですね〜。(それに引き換え、この歌舞伎オバサンは、途中居眠りが出てしまったことを、ここに白状します
。)
橋之助丈は、等身大の俊寛と熱演されていらっしゃいました。等身大の、というのは、なんと申しますか、おじいさん的な俊寛、ではなくて、実はまだ心に秘めた何か、情熱を燃やしている壮年の俊寛…、というふうにお見受けしました。
幕切れの俊寛で印象的なのは、船を見送りながら、スーっと一筋の涙を流す仁左衛門丈の俊寛。さんざんに呼ばわったあと、船の行く先を見守りながら、やや微笑みを浮かべる中村屋さん(勘三郎丈)の俊寛。
今回の橋之助丈の俊寛は、遠く、強く、叫びつつ、なんとも言えない気持ちが沸き起こったように、見得をするように強く目を寄せて、まるでお不動さまのように固まっていく俊寛、でした。
役者さんそれぞれの「俊寛」像が見られる一瞬ですね。
多くの中高生の方々の胸に残る歌舞伎公演になりますように!







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。私たちは、この予約が通ったのです!






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」。 ありがたかったですね〜。23日に来場した晴れ男晴女さんたちに感謝です。





















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