山の男と海の男
山の男は慎重で静か
テントを張って
ずっと星を眺めている
となりに座っていれば
心がだんだんおだやかになる
海の男は身軽でにぎやか
いきなり砂浜をけって
波に走り込んでいく
追いかけて海に飛びこめば
心が素直にはしゃぎ出す
山にいると海が恋しくなり
海にいると山が恋しくなった
あの頃
ⓒみやもとおとめ
はせがわゆうじさんの表紙で、文庫本サイズのみんなの詩集夢ぽけっと夏号ができました。いつも10冊注文していて、だんだんたまってくるので、読んでいただける方がいらしたら、お送りします。もちろん無料です。