乙女高原ファンクラブ活動ブログ

「乙女高原の自然を次の世代に!」を合言葉に2001年から活動を始めた乙女高原ファンクラブの,2011年秋からの活動記録。

2017年12月の乙女高原観察交流会

2017年12月02日 | 乙女高原観察交流会

2017年12月2日乙女高原観察交流会

※山本さんがレポートを書いてくださいました。

すっきりした青空が広がり、甲府盆地から富士山や南アルプスが良く見えている観察会日和でした。さすがにこの時期では花は終わっていて、林道のゲートも閉じているのではという懸念もありましたが、私の他に井上さん、岡崎さん、大江さんが道の駅に集まり。そこから大江さんの車1台で杣口林道を琴川ダムへと向かいました。

この時期になると葉が落ちて木々の間を鳥の飛ぶ姿が目に入ってきます。林道の落ち葉をかき集めて軽トラに積んでいるご夫婦を見かけました。畑に入れて腐葉土として利用するのでしょうか。車中ではヤドリギの話などで盛り上がりながら柳平に到着、ゲートは開いたままなのでそのまま焼山峠へと向かうと、林道を散策している二人連れを見かけました。峠の駐車場には数台の車が止まっていて、すれ違ったお二人だけでなく小楢山登山に来ている人たちの車でしょう。

塩平方面も乙女高原方面もゲートは開いたままで、ロッジまで車で行くことができました。駐車場には軽トラが2台止まっていて、車から出ると何やら機械的な音がしました。はたして草刈りイベントが延期になり、草刈り作業が少人数だったため刈り残してあったのを、峡東林務の手配だと思いますが、二人の作業員が刈り払い機で草刈りしてくれていました。

よく晴れて風もなくそれほど寒さを感じません。刈り払い作業の邪魔にならないよう、ネズミの巣を探しながら富士山展望地まで登っていくことにしました。何個かネズミの巣らしきものを見つけることができした。また刈り残っている上の方の草地では、タネを見ながら花の同定を行いました。アキノキリンソウ、タムラソウ、ノハラアザミ、マルバダケブキ、ゴマナ、シラヤマギク、ハバヤマボクチ、オケラ、ノコギリソウ、ヤマハハコ、ウスユキソウといったキク科が多い中で、ツリガネニンジン、ノダケ、オミナエシ、シモツケ、チダケサシ、ヒメトラノオ、マツムシソウ、ヤマラッキョウ、リンドウ、アヤメ、ヤマオダマキ、トリカブト、ススキ、ヤマアワなども見られました。

富士山展望地からは、7合目あたりにかかった雲海の上に冠雪した富士山が、またヨモギ頭からは木々の間に南アルプスや八ヶ岳がよく見えました。まだこの時期では柵の内外でササの葉の緑にあまり違いが見られませんでしたが、これから冬が進んでいけば柵外のササの葉はシカの食餌になってしまうのでしょう。

レンゲツツジの群生地脇をアオナシの木のある場所へと下り、ツツジコースを観察しました。草刈りイベントではボランティアが手刈りするエリアなので、今年はそのままになっていて、背の高いハンゴンソウがススキよりも上にタネをつけていました。すでに刈り終えている草地に出ると再びネズミの巣を探しましたが、刈られたススキがそのまま横たわっているので見つけるのは困難でした。それでも巣らしきものを見つけることができました。

ロッジに戻った時はすでに午後1時近くで、少し風も出てきていました。昼食をとってから車で乙女高原を後にして、湿地帯に立ち寄りました。先月の観察交流会でミヤマイボタの木にセミの頭らしきものが口吻を木に突き刺した状態で残っているものを見つけていたので、それがどうなっているかを見てみると同じ状態で残っていました。先月同じようなものを3個見つけましたが、今回もう1個見つけることができました。どうしてこんなことになってしまったのか不思議です。これもゾンビアリやゾンビバッタと同じく菌類が関与しているのではないかと勝手な想像をしてしまいました。花の時期には気づきませんでしたが、ミヤマイボタの木がたくさんあります。来年はセミの鳴く時期に立ち寄ってみたいと思いました。

琴川ダム沿いの道路わきで間近に見ることができるヤドリギも2月に観察を始めてから継続観察しているので、今回もまた立ち寄りました。果肉が黄色みを帯びて透き通ってきており、光が当たって輝いていました。杣口近くの林道で花を見たアイズシモツケはどんな果実をつけているのだろうかとの話題も出て、それを観察してから道の駅に戻った時には午後3時になっていました。

早めに戻れば笛吹川で水鳥の観察でもと考えていましたが、そのまま解散することにしました。

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