BEST TRICK JAM
昨今のスクール旋風で、ビギナーや入門者を対象としたアプローチはかなり広がっていると思う今日この頃、たまには玄人向けのコンセプトがあってもいいのではないか？いや、作るべきだ。
と、一念発起したところで来たる9/14に開催するUMIKAZE JAM 2014のひと時を頂戴したわけだが、今回行動を起こすよりも随分前から自分が何かできないか？頭の片隅に常々ひっかかっていた。
大会はメーク率が大前提において必要。
それとは別にメーク率を超えた価値を肌で感じ、また、それを共有できる時間を設けられたら。何千、何万と反復を繰り返してもどうしてもメーク率が上げられないトリックがある。
それは最前線で日々挑んでいるライダーが一番よく分かっている。
世界的にも類を見ないセンスを有するライダーが、陽の目を見ず埋もれ、消えて行くのは勿体なさ過ぎる。とは言え、各々ライディングと付き合うスタンスは個人差があり、あくまでも自分の願望に過ぎないのは承知だが。
過去に、浅草ROXに北欧フィンランドからKimmo Haakana、北米カナダからStephane Royerが来日したことがあった。彼等の神がかったトリックも、そのディープさが仇となってしまい、いまいち得点が上がらなかった。
何故メーク率が低いのか？
もっと多くの人にその理由を考えてもらいたい。言うまでもなく日々の取り組みが怠慢なわけではなく、やれるだけのことを精一杯やり尽くした結果、悔し涙を飲んでいる現実。
これがリアルか‥
ビデオを繰り返し凝視し、記憶に焼き付けた彼等の勇姿は瞼の裏側に切なく映るばかりだった。
無学な自分はメッセージひとつ伝えることすらできず、
俺はお前の格好よさ、誰よりもよく解ってるよ！！
去り行く背中に向け、そう心の中で叫ぶのが精一杯だった。
それは国内のライダーでも然り、そんなライダーに活躍できる場を少しでも提供できたら、という気持ちを込め今回決行します！
大きな夢のあるトリックで感動させてくれたライダー１名を独断と偏見により(笑)MVPに選出。
小一時間程度のセッションになるかと思われるが、よろしくお願いします。
