徒然雑感 by おとぼけの父上

R中学のソフトテニスコーチ、エスパルスの応援、その他何でも、日々の雑感を記録していきます。

医師の誤診について

2016-09-15 00:17:20 | 病気・健康・ダイエット
以前のブログにも書いたが、
私はもう30年近く、
甲状腺機能亢進症(バセドウ病)と付き合ってきた。
この病気は、簡単に言えば、
常に甲状腺ホルモンが出過ぎていて、
言ってみれば常に興奮状態となっている病気。
だから、疲れるし、カッカとして汗をかくし、
のどが渇くし、そして痩せていく。
そんな症状が続き、病名がわからなかった頃、
大きな総合病院では全く原因不明だったが、
小さな町医者で病名が判明した。
その時のブログがこちら⇂
私の病気

結局、大きな病院といっても、
本当の名医が見てくれることは少なく、
若手の経験のない新米医師が、判断するときは、
むしろ、ベテランの町医者より怖い時があるということ。
下の現代ビジネスの記事は、
まさしくそういうことを書いている。
私は、何かの病気を疑うときは、
絶対セカンドオピニオンは必要だと思っている。

上にリンクをさせた私のブログにも書いたが、
新米医師は、
パソコンで症状から病名を導き出すソフトを使い、
その項目からちょっとでも外れたら、
その病気ではないと思っているようだった。

逆の事もある。
ある知り合いの話であるが、精神科にかかったとき、
対応した日本全国的に有名な意思が診てくれて、
その時、誘導尋問のように答えを導き、
病名を決めつけ、統合失調症と言われたらしい。
しかし、私が見る限りその病気では絶対ないと思い、
別の病院へ行くことを勧め、結局違うと診断されたし、
それからもう、ずいぶん時が経つが、
普通に暮らしているので、
どんな権威ある先生でも、
誤診というか、専門的な医者ほど、
自分の領域の病名をつけたがることも知った。

医者は患者が選ぶ時代と思っている。



「大学病院だから安心」なんて大ウソ ~圧倒的に経験不足の医師たち ブランド名に惑わされるな

現代ビジネス 9月14日(水)11時1分配信

患者はモルモット

 「いまだに『うちの主人は東大病院で診てもらっていますの』とか、『慶應病院の先生を知っているから安心だ』という人がいますが、大学病院の中の人間からすれば、お笑い草ですよ。

 はっきり言って、自分の家族が病気になっても大学病院には絶対に入院させたくない」

 こう断言するのは、首都圏の国立大学附属大学病院で働く外科医。医療界の実情をよく知らないと「東大」「阪大」「慶應」といったブランドを聞くだけで、大学病院に行けば素晴らしい治療が受けられると勘違いする人も多い。

 だが、それは大きな勘違いだ。医療ジャーナリストの田辺功氏が解説する。

 「一般的な病気の患者は地域の中核病院で診てもらったほうがいい。大学病院は非常に稀な病気や、実験段階の研究的な治療を受けたい場合にだけ利用すべきです。

 そもそも大学病院というのは研究と教育のための機関です。従って大学病院の医師には中核病院の医師のような、患者を診るための知識や姿勢が備わっていないことが多いのです。

 大学病院では研究に役立ちそうな珍しい病気の人は尊重されますが、患者数の多いありきたりの病気であれば、たとえ命に関わるようなものであっても、おざなりな対応をされることもある」

 大学病院では研究論文を有名な医学誌に発表することばかりを考えている研究者も診察を受け持たなければならない。日々研究に明け暮れている学者の目には、患者はモルモット同然に映っているのだ。

 「海外の論文に出ていた新しい手術法を成功させると鼻高々になる外科医は多いですね。医局ではそれが患者の身体のためによかったかどうかよりも、手術の難易度や斬新さで評価が決まる。

 内科にしても、製薬会社と協力して新薬の治験に参加することが多い。他に治療法がなくて藁をもつかむ思いの患者さんはそれでもいいかもしれませんが、病院側は一人でも多くの『実験台』がほしいというのがホンネですよ」(前出の大学病院外科医)

 このような独特の風土が、医療現場を歪めていることは間違いない。

 事実、このところ話題になった医療事故の現場は大学病院がほとんどだ。腹腔鏡手術の失敗が続いた群馬大、麻酔薬プロポフォールの誤使用で男児が死亡した東京女子医大、女児の心臓手術で重度の脳の障害が残って裁判沙汰になっている慶應大学病院などなど。

 自身も長らく東京大学医科学研究所に籍を置いてきた医療ガバナンス研究所の上昌広理事長は「大学病院の医師は圧倒的に経験が不足している」と語る。


実は経験が足りない

 大学病院のトップに立つ東大病院を例にとってみよう。東大病院で働く内科医の数は約200人。一方年間の内科の患者数は8000人。1人の医師あたり40人の患者を診たことになる。

 一方で、例えば宮城県の仙台厚生病院の内科医は約50人。退院患者数は1万5000人。1人あたり300人と差は明らか。医者が診る患者数が少なければ、それだけ丁寧に診てくれるかといえば、そうはならない。むしろ逆だ。

 「これだけ患者数が少ないと圧倒的に経験の差が生まれ、それが手術や治療の技術の差につながる。

 大学病院は旧態依然とした医療の総合デパートのようなもの。あらゆる科がそろっているが、ほとんどの科のクオリティが中途半端です。一方で国立がん研究センターやがん研などの病院はがんに特化している分、症例数も多く、優秀な医師たちが集結しているのです」(前出の上氏)

 大学病院の経営状況の悪化も、医療の質の低下に拍車をかけている。とりわけ首都圏の大学病院は火の車のところが多い。診療報酬は全国一律で同じだが、人件費などの経営コストは首都圏が高くなるからだ。

 「都内の某有名大学病院には40代で月給が手取りで30万円代という外科医もいます。それでは食べていけないからといって、アルバイトに精を出す。当直勤務などでがっぽり稼ぐのです。

 なかには給料よりバイト代が高いという医者もいます。そんな状況ですから、自身の勤める大学病院での仕事にもしわ寄せが来るのは当たり前ですよ」(前出の大学病院外科医)

 このように勤務医の職場環境は悪化する傾向にある。

 しかしそれとは裏腹に近年、受験生の医学部志向がますます強まっている。東芝やシャープといった工学部系の就職先の花形企業が次々と経営危機に直面するなか、安定した職種として医師を目指す理系の学生が増えているためだ。

 「ここ20年ほどで地方の国立大学医学部の偏差値が大きく伸びています。いまや岐阜大、山口大、旭川医大の医学部が東大理Ⅰと同じレベルなのです。

 このような受験エリートを大学に入ってからも詰め込み型カリキュラムでしばってしまうと社会性のない『専門バカ』を量産することになります。医学部教育は岐路に立たされています」(前出の上氏)

 このように育てられた専門バカたちが「教授」という椅子を狙って、いつまでも居座り続けている場所――それが、大学病院という白い巨塔である。本当に患者本位の医療サービスを受けたいなら、大学名という「ブランド」に惑わされてはならない。

 「週刊現代」2016年9月3日号より

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