日々是迷走中

まったく同じ名前のブログがあるけど、gooのがあたしの。
自称永遠の八歳。
ただし他称、宇宙人。

2017年7月15日深夜

2017-07-16 02:39:29 | 
おしめ猫の「はち(蜂蜜色のはち、です)」が、虹の橋に旅立ちました。

我が家の前で交通事故に遭った。
たった、それだけの縁でした。
そのとき、水害罹災で庭先に出てさまざまな片付けやら水洗いやらしていたあたしは、そのまま獣医さんのところに持ち込み。
だって、ね、庭に、よその方が呼びに入ってきて、ね、「お宅の猫ちゃんではないですか?」って。
呼ばれなかったら知らないでいたのよね。うちの子たちは、全部中にいますけど、って言ったんだけど、ね。
ものすごく不安そうな顔で、あたしを見るんだもん、その方。なので、一緒に出て、見たのよ、ね。
獣医さんは、ものすごく腕のいい方で。あたしは「死ぬな!」と呼びかけたし>はちに。
見ていただくためには、引き取り手を登録しないと、というので、あたしの名前を書いて。
百日間の入院を経て、費用は大負けにまけていただいて、引き取った、という経緯の子でした。

退院してからも、あたしを噛みまくり、蹴りまくり。ま、蹴る力はたいしたことなかったですが。
生粋の野良でしたし、人間が恐ろしかったのでしょう。我が家には、当時からたくさんの猫がいましたし。
事故の後遺症で、立つことも自力で食事することも水を飲むこともできず、かすかに光を感じている程度しか見えない。

最初は、犬用のケージに入れて、世話してました。はち自身が落ち着くために、でした。
おしめ、という考えが無くて、毎日何回も、布団を汚されては洗い、の繰り返しで、専用の洗濯機まで用意するはめになりました。
胃腸は丈夫で、よく食べ、いっぱい出しました^^;

でも、ね。
あたしを噛まなくても、自分自身の足を、穴が開くほど、かじるのよね。どんどん力を入れてって。
治りが遅いのに、かわいそうで。
感覚の無い我が身を、どうしようもないいらだちやストレスからだったのだろうと思います。
その、はちの足に穴が開くのを阻止しようと、あたしの腕を、逃げたりよけたりせず、噛ませました。加減がわかるから。
痛い!と声を出すと、びくっとして、途中でやめてくれます。耳は聞こえてました。
そして、やさしい子でした。
幸いに、あたし自身は傷の治りが早かったし。元運動部で傷になれてたし、痛みに強かったし。

ずっと、ケージの扉は開けてました。そんなには動かなかったから。
でも、、だんだんに、立てるようになり、離乳食用の柔らかいスプーンでご飯をあげていたのですが、それも、
スプーンを二十本以上噛み壊してしまったあたりから、少しずつ少しずつ自力で食べようとしてくれるようになって。
毎日マッサージしたり、だっこで日向を探してみたり、夜には、ピリカが子猫を産むまでは、何年もだっこで過ごしました。
夜中が寒い地方だったから。

最近は、部屋の中は自由に歩き回れるようになって、おしめを汚すと、あたしによってきて、小さな声で訴えるようになって。
なかなかに、いい関係になれてました。

暑さが続いたり、保護猫が増えたり、本猫自身の運動不足とかいろいろ、あったのだ、とは思いますが。
半月ほど、食欲が落ちて。
最近はシリンジで水を与えたり、食事もスプーンに戻ったり、で。
昨日は、牛乳も受け付けなくなり、今日は水もだめで。
もう、顔つきを見ると、「近いのだな」と、理解るようになってまして。
できるだけ離れず過ごしてました。

呼吸が間遠になって、体温が下がってきて。
それでも、あたしの膝の上で、耳の後ろやあごをなでると、少し動いたり、顔を持ち上げようとしたり、してくれて。

穏やかに、本当に眠るように、逝きました。

最初から覚悟してました。一級身障者猫だったですから。
いつ逝っても、おかしくないのだから、できるだけのことはしよう、と、思って過ごしました。
動けないだろう、と思ってたら、あたしの気配で小走りによってきたり、するようにまで回復してくれました。
今回、もう、逝くんだね、って、数日まえから見えてました。しっかり、くっついてました。
はち自身も、わかっていたようですよ。
後悔はありません。

とはいえ。
泣けるんですよねぇ。。。。なんでだろ。

そういう事情で、米返しできずにおりました、申し訳ありませんでした。
前の記事に、まっすぐに、と書きました。
あれ、安楽死とか、しないで、最後まで看取る、という意味でした。

なんか、書いている間に二時間以上経過してますね。
こんなに長くパソコンに向かったの、久しぶりです。

明日からは少し落ち着くと思います。
お返事、それからにさせてください。
本当に申し訳ありません。
今まで、はちを愛でてくださって、ありがとうございました。

20 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
お疲れさま  ありがとー (猫まんま)
2017-07-16 03:27:16
はち・・・ですか。
otikomiさんも はちくんも 頑張った時間がとっても深くて へんかもしれないけど 頑張れてよかったなーって。
ほかにも にゃんがたくさんいるから
明日には ・・・なんて言ってるけどね
泣けちゃうんだ
ポロポロと 
あったかい人だね~otikomiさん。

このところいろいろだったから 気持ちに無理しないでね。
Unknown (にゃんけろりん)
2017-07-16 07:15:26
はちくん、otikomiさん、お疲れさまでした。
きっと感謝して虹を渡ってると思います。

私もそうだけど、手の掛かる子ほど想いは鮮明ですよね。
今しばらくゆっくりしてください。
大変でしたね、お疲れ様でした (越後美人)
2017-07-16 10:52:38
感動のあまり胸がいっぱいです。
otikomiさんでなければ出来ないお世話です。
はちに代わってお礼を言いたいです。
ありがとうね!
Unknown (Poko)
2017-07-16 15:35:34
はちちゃん、きっとotikomiさんに感謝しながら虹の橋を渡ったことでしょう。
事故に遭ったのは不幸だったけど、otikomiさんの家の前だったのが幸運でした。
本当に幸せな猫生だったと思います。
穏やかに眠るように逝ったはちちゃん。
otikomiさんが悲しまないようにと思っていたのでしょう。
今はいっぱい泣いて、はちちゃんのことを想ってあげてくださいね。
Unknown (小春母)
2017-07-16 16:35:31
大変でしたね。otikomi さん、大丈夫ですか?
はちちゃん、不運にも事故に遭って不自由な身体になってしまったけど、otikomi さんに救われ深い愛情を注いでもらって、誰よりも幸せな猫ちゃんだったと思います。
大好きなお母さんがずっと側にいれくれて、幸せを感じながら旅立って行ったのですね。otikomi さんがいなければ穏やかに逝くことはできなかったと思います。
はちちゃんのいない寂しさは直ぐにはうまらないけど
、いっぱい泣いたら少しずつ少しずつ、元気を取り戻して下さいね。
はちちゃん、よく頑張ったね。
安らかに。
はちちゃん (首輪のない猫)
2017-07-16 20:07:38
otikomi さん 今晩は
最初の1行を読んだだけで泣けてきました
読み進めるうちに 涙で読めなくなりました 
otikomi さんの、はちちゃんへのやさしさ 愛 をあふれんばかりに感じます

わが家の前で交通事故に遭った 
たった それだけの縁でした  ・・ 
その縁を受け入れて 野良猫と一緒に生きる選択をしたotikomi さん 
なんと表現すればいいんだろう 観音菩薩さまのようです

はちちゃんへ
はちちゃん 今までよく頑張ったね エライよ はちちゃん
がんばれたのはotikomi ママがいつもそばにいてくれたからだね
ママが愛情をたっぷりくれたからはちちゃん がんばれたんだよね
もうちょっと生きたいな って思ったんだよね
はちちゃんが少しずつ良くなってきてotikomi ママは嬉しかったって! よかったね
でも もうがんばらなくていいよ あなたはもう不自由じゃないでしょ
こんどははちちゃん あなたが空の上からotikomi ママを助けてね 見守っていてね

otikomi さん いつもそばにいますよ はちちゃんも首輪のない猫も(^^)/
Unknown (くったんマム)
2017-07-21 21:00:44
otikomiさん、本当にありがとう。
猫たちを助けてくれて。
私自身も障害のある子を世話してたから
どれほど大変か、しかもかなり多くの猫たちを世話してるから
私のようにその子にかかりっきりというのも難しかったでしょう。
はちちゃん、ちゃんと猫生を全うできたんだと思います。
otikomiさん家の子になれて幸運でしたね。
後悔はないけど、涙が出るのは、やっぱり手のかかる子だったから
なおさら寂しいのかもですね。
ホント、よく頑張った!はちちゃんも、otikomiさんも!(T^T
待っています~ (首輪のない猫)
2017-08-18 01:06:41
otikomi さん 今晩は
わが家のワイルドニャンズと一緒に 待っています(^^)/
コメントの返事は気にしないでニャ(=^・^=)
首輪のない猫さん、ありがとう^^ (otikomi)
2017-08-18 02:06:47
実はパソコンが立て続けに壊れて・・・
メイン機にしてた7は、修理に出してるんですが。下手すると三か月かかるかも?なお返事で
もしかしたら、直らない可能性も、って言われて、かなりへこんでます。。。
そうでなくても、夏場は忙しいのに。。。
で、本当にごめんなさい、ご心配かけて、すみませぬ。ぺこぺこ。
もう少しお待ちください、頑張ります
猫まんまさん、ありがとうございました (otikomi)
2017-08-22 03:03:08
はち、最初、保護した時には「薄茶」と呼んでました。
薄い茶色の縞猫だったから、という、安易な名づけで^^;
覚悟を決めたから、仲良しに名前をつけてもらったのです。
彼女のセンス、なかなかでしょ?^^
どのくらいもってくれるのか、不安だったのですが。
あと30分もしてたら、(事故のあとのこと、ね)そのまま・・・だったです。
生きているものは、死に向かって歩いているようなもの。
いずれは来る道、ではありますが、少しでも先延ばしにと願ってました。
何回か、『本当に、あのとき助けてよかったものかどうか』と、悩みました。
(そういう悩みは、自分が救った人間に対しても抱いたことがありますが。
多くは『こんな、生きている、という名ばかりのこと、有難迷惑だ!』とののしられた、そういう時でしたが^^;;
真剣に悩んだりもしましたよ、そういう時には、命の深淵を確かめに行きたくなったりもしたものです。
多くは、ご自分の心の揺らぎなのだ、と、落ち着けば回復できるものなのだ、と、信じられる結果になってくれて、助かってますが。
命、って、時々、難しいもんですよね。。。)
でも、他の飼い猫たちと仲良くしてもらえて、子猫が大人になっていくように回復してきてくれて。
生きていてくれて、ありがとう、と、心から思えた、のは、本当にありがたかったです。
やっと少し落ち着きを取り戻して、お返事を書いてます。
遅くなってしまって、申し訳ありませんでした。

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