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フライパンとハリ

2017-03-15 14:56:25 | ブログ
高知でのフィッシングショーが終わり、売り出し目的の営業は一段落した
毎夜毎夜、新鮮な肴と美味い料理とお酒で、我が身はパンパンになっていると思いきや
今朝の体重測定では、出張前を維持していた
肉料理と異なり、魚料理は我が身にとって最良の健康維持食料なのだろう
高知の夜の定番は、ひろめ市場
最近は、旅行客も混ざり混雑混雑、お店は嬉しい悲鳴を上げている
老若男女が入混じりグイグイとコップを飲み干し、料理の皿を空にしている
今年は、昨年食べられなかったノレソレ(アナゴの稚魚)が食べられた
高知の岡林会長曰く「ノレソレが獲れると鮎の稚魚も上がってくる」と・・嬉しいお言葉があった
実際、安田川に行って遡上状況を観測したが、今年は一つの塊も見られなかった
近くの釣具店のご主人曰く「まだ上れんで漁港には沢山おる」と
川の水が無いので海と川が大きく開通していないのだろう
さて、四国フィッシングショーでは、沢山の一般釣師や家族連れが行列をなす
岡山の釣友たちもやってきていた
展示会で知り合った鮎師たちも沢山ブースにやって来た
その中で、昨年電話で質問された方も来られた
再度、その件で話していたことを書いてみる
「対岸で掛けた鮎を引き寄せていて、手前まで来るとバレるのはなぜ?」という質問
一回二回でないとのこと、「最新の価格の高いハリなのに」・・・・
最新のハリとは、コーティングにフッ素加工を施したハリの事
刺さりを重視し、摩擦抵抗を低減するコーティングにフッ素を使用する
元々は、手術用の縫合針に使われ、釣針にも使え始めた
一時、縫い針にもと実験したそうだが、最初スルスル途中から普通に
理由は、フッ素加工の剥離
表面にフッ素加工したフライパンが、一般的に知られている
経験ある方ならお解りだろうが、段々と効果が薄れ、焦げ付くようになる
さて、釣バリにフッ素加工だと、長持ちする必要はない
何度も繰り返し使う事はない??当然消耗品だから
良いこと尽くめのフッ素加工バリだが、当然加工賃は跳ね上がる
ハリの一本の単価が上がって、釣果も上がれば納得の価格だが・・・
欠点も多々ある
一つは、結束で滑って締まらない
もう一つ、スパッと魚体に食い込むが、緩めるとあっさりと抜けてしまう
魚族保存バリとも云える
特に、鮎バリでは三本錨、四本錨を結ぶには、相当数巻き込まなければ締まらない
海外工場では、結束箇所を研磨し結び、瞬間接着剤を付けている
だから、出来合いの仕掛けバリを購入すれば使える????
そのハリが最先端のテクノロジーのハリなのだろうか?
一班に使えなくては、絵に描いた餅となる
ましてや、釣魚がバレるとなると、問題が大きい
途中に書いた「対岸で掛けた鮎を引き寄せていて、手前まで来るとバレるのはなぜ?」という質問の答
対岸で掛けた鮎を引き抜いてタモに納めれば、問題がないが
引き抜けないサイズとパワーを持ったアユは、掛けたら引き寄せで取り込む事になる
寄せている途中の掛かり鮎は、引かれる反対方向に逃げ込もうとする
釣人の手前近くになると、対岸から遠くなり、逃げ込む先を暗がりか、近くの岩場に変更する
その時、テンションが緩む
サッと入るハリは、サッと抜ける
球磨川で川の中程まで立ちこんで掛けた際、手前に来ると急に私の足元に突っ込んできて、タイツにハリが掛かりバレた事が何度かある
その頃は、大きい鮎は逃げ方を良く知っているな~と思っていた
しかし、磯釣りをし始めて釣魚がシモリ目がけて逃げ込む様を、何度となく見て
沖に向かって逃げるばかりでなく、陰に隠れるという本能を魚は持っていることを知った
鮎もしかりである
人間の二本足に向かって逃げ込むのは、足でなく木の杭の影に逃げ込むのと同じなのだろう
そこで、ハリにフッ素加工は必要なものなのだろうか?という疑念が湧いてきた
実は、私も試してみたいことが有る
試薬をもらって・・・
結果は、やめた方が良い事に気が付き
試薬と洗浄に使う大量の純水、油分を除去する脱脂液
試薬や薬剤は、賞味期限?が有るので・・・×
しかし、純水は何年も保存でき災害時には役に立つので冷暗所へ
各メーカーが鎬を削る開発競争の一つを貶すことはしたくない
欠点を取り除く改良が進めば、面白くなるハリかもしれない

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