ジャズシンガー丸山みゆきの誕生(1)

2010-05-25 00:00:59 | 音楽(クラシック音楽他)
歌手であった丸山みゆきさんのことについては、弊ブログ2008年11月18日「『丸山みゆき』さんのこと(1) 」および2008年11月19日「『丸山みゆき』さんのこと(2) 」に書いた。さらに、そのエントリに対していただいた情報により、さらに2008年12月24日「20年前のCD」に発展した。

詳細は、読んでもらえばいいが、簡単に書くと、彼女は長野市出身、1969年生まれ。地元の高校を退学し、歌手になるため上京する。

そして、1985年頃、TDKに所属し、何曲か発表するも、1988年に、何らかの権利関係の問題が発生し、今までのシングルが、すべて廃盤になる。最初の不運。

その後2枚のアルバムを出している。私が聴いていたのは、その後の3枚。つまり3枚目から5枚目までだった。そして、毎年、1枚ずつ秋に発表していたアルバムが、何らかの事情で、1993年に途絶える。24歳。

所属をトーラスへ移し、1994年、6枚目のアルバム完成。そしてその後2枚のシングルを出したあと、1995年から1996年9月まで、地元の信越放送でラジオ番組を持つが、番組終了。その後、引退。



ヒット曲は、FIRE、TOKYOなど。

なぜ、その時代のメジャーになれなかったかというのは、一言では言えないだろうが、所属会社の問題や、もっと若い世代が登場したりという、言わば不運が重なったということかもしれない。自分のスタイルができた時には、小室風の表層的メロディが流行りだす。

実際の彼女の動画は、特に最近になってYOUTUBEに多数登場しているのだが、それは本当は、著作権的には、?なことに違いないので、一応、URLにリンクしておくので、各自確認してもらえればいい。


 僕はムーンライト

 

 FIRE

 天使のラブソング

 Tokyo



どうも、バルーンコンテストにゲストで出演して、野外で歌ったりしていたようだ。努力が報われたとは言い切れないところが、ちょっと辛い。




そして、そうなると第二の人生が心配になってしまうのであり、「今は、どこで、何をして・・」ということになるのだが、引退した女性歌手の行方というのは、かなりわからない。

生年月日でいえば、41歳になる。本名は、丸山美由紀さんといって、同姓同名はかなり多いだろう。さらに、結婚して名字が変わった可能性も、それなりに高い。

ネットを軽く検索しても、手掛かりはどこにもない。推理と勘と根気ということになる。

とりあえず、名字が変わらないと仮定して、「丸山みゆき」または「丸山美由紀」でネット上の検索をしてみると、大量の同姓同名の方がいる。当初は、芸能界またはその周辺、長野関連ということも意識していたが、その想定にも根拠がないので、結構こつこつと少しずつだが長い時間をかけ調べていた。

たとえば、「富山在住のピアニストは、明らかに年齢が違う」。「オートレーサーの丸山さんは、美由紀ではなく美由貴だった」「ブリザードフラワー(花のミイラ)の権威の丸山美由紀さんは、高校生の時からその道一筋だった」。いくつかの人が間違っているのだが声優の原ミユキさんは、一時丸山みゆきという芸名を使っていたのだが、やっと顔写真を見つけたところ、全くの別人(どちらが美人というような話じゃない)だった。

その他、大学の先生や、陸上競技の選手や、松本市の主婦で、ある会社の景品に当たった方(もしかしたら本人かもしれないが)。DJの女性もいたが、人違い。

ところで、その頃、「もしかしたら苗字は、『K森』ではないか」、という淡い推測を持っていた。「Kもり」さんという方から、このブログに、ちょっと意味ありげなコメントがあった。もしかしたら本人?という予感が、きわめてうっすらとあった。ということで、「Kみゆき」さんも探していたのだが、芸能界に同名の人物がいた。

サンズというプロダクションの共同経営者。巨乳タレントを集めたイエローキャブや山田優、はるな愛などが所属している。らつ腕社長は野田義治氏。その右腕として活躍していた。なんか、それっぽい感じである。場所は表参道。

ところが、突如、社長の野田氏は経営上の問題で、サンズ社長を解任される。そして、K森さんも野田社長と、はるな愛や山田優と一緒に、あらたに独立してサンズエンタテインメントを起す。調査中に、なんてことだ。

しかし、実は、この筋も消えていくわけだ。K森さんは、別途、有名な宗教政党を支持する宗教団体で、ある地区の幹部も兼ねているのだが、何かゴタゴタがあって、経歴などが暴露されたりしているようにも見えるわけだ。そのゴタゴタは、私には何の関係もないのだが、経歴からみて、はっきり他人である。


大きな回り道をしてしまったのだが、このあたりで、実は二種類の筋を持っていた。

その一つは、かなり途方もない話なのだが、「別の歌手になっているのではないか」という説である。どうも、丸山みゆきさんとそっくりな声として、「小松未歩」さんという意見があった。でも、そういうのはあるのだろうか。と思って、小松未歩さんの初期のCDを4枚買ってきて声を聞き分ける。やはり似ている。ただ、高音部の抜け方が、どちらも僅かに個性的に特徴があり、違うようにも思える。

しかし、夭折したZARDの坂井泉水さんのように、「人前に出ない」ことをコンセプトにしていたそうで、ジャケットの写真は丸山さんと鼻の形が異なるのだが、ちょっと画像に妙なところも感じる。

この小松未歩のことは、かなり不思議なことが多いので、明日、本件の整理が終わったあと、しばらくしてから、そちらの方のことも書いてみたい。

そして、最後の筋である。

同姓同名の方が、長野市ではないが長野県の南部で、南アジアに関係する健康産業の経営者になっているということがわかったわけ。また、その日本での元締めの仕事にも関わっている(いた)ようにも感じる。

ということで、これ以外の糸口は既に出尽くした感もあり、ここで行き詰ったような感じになる。
(続く)


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