中田章道短編詰将棋代表作

2010-07-03 00:00:17 | しょうぎ
nakata中田章道短編詰将棋代表作を読み切る。

「読み切る」と書いて「詰め切る」と書かないのは、残念ながら答えを見てしまった問題が数多くあるから。

100題収録の本書の帯には、結構、過激な言葉が小さく書かれている。

注意:本書の問題は、簡単には解けません。」

手がかりはすべて盤上にある

簡単には解けないというのは、事実なのだが、なんとなく本の売れ行きにはマイナスなのではないだろうか。「(他の棋士の問題のように)簡単には解けません(ので、軽い気持ちで買わないでください)」ということなのだろうか。

「手がかりはすべて盤上にある(ので、ヒントを読んでも解けません)」ということだろうか。

実際には、80問目を過ぎたあたりで、遅々として前に進まず。という具合で、そこから新幹線出張の供になったりして、2,000KMの旅の結果、答えを見ながら終わる。

たぶん、第一勘の初手が、たいてい間違えているというのが難航した原因なのだろうが、そういうのはどうやって創るのだろうか?


さて、7月19日の出題作の解答。



▲1七飛 △同玉 ▲4四馬 △同金 ▲1八歩 △同玉 ▲2九角 △1九玉 ▲3八角 △1八玉 ▲2七角 △1七玉 ▲1九竜 △2六玉 ▲4五角 △3五玉 ▲1五竜まで17手詰

すべてが、最後の3手のためのお膳立てのような問題。飛車を捨て、馬を歩と交換した手が、最後の逃げ道封鎖にもなっている。ごちゃごちゃした邪魔駒を全部片付けた後、角と竜の3手セットで終結する。

動く将棋盤は、こちら


今週の問題。



ワールドカップをしつこくテレビ観戦しているので、複雑、難解な問題はスルーパス。決勝は7月11日なので、7手以上11手以下というのをヒントとする。

わかったと思われた方は、コメント欄に最終手と手数を記していただければ、正誤判断。


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (蛇塚の坂本)
2010-07-04 19:57:35
最終手●○●の●手詰み。
長いロングのパス回しを、見ているみたい。
Unknown (おおた葉一郎)
2010-07-04 19:59:42
坂本さま
正解です。そうです。サッカーのロングシュートをイメージ。もう少しコンパクトにもできるのですが・・

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