JR桃太郎線?

2016-04-21 00:00:40 | 市民A
先日、新幹線から岡山駅で在来線に乗り換えようとしていたら、車内放送の乗り換え案内で、聞きなれない路線名が聞こえてきた。宇野みなと線は○時○分○番乗り場で、桃太郎線は○時○分○番乗り場で・・・

宇野みなと線とは、たぶん宇野線のことだろうと推測がつく。元々瀬戸大橋の完成前は、宇野と高松間は客船だった。橋ができても宇野と高松の間に島があるのでフェリーはあったのだが、その航路がにわかに注目を浴びているのが、「直島」。アートの島で、ベネッセが安藤忠雄氏と組んで作った地中美術館を中心として観光客で賑わう。お土産には「うどんスナック」がエコノミックだ(話がそれた)。

宇野線が宇野みなと線に変わるのは小変化なのだろうが、桃太郎線とは大変化だ。桃太郎像は駅前にあるので、駅前から出ている市電をJRが買収したのだろうか。

後で調べると、JR吉備線が桃太郎線に呼称変更したようで、反対意見も多数あるようだ。

ここで再び話がそれるが、岡山駅は多数の線が乗り入れている。山陽本線、山陽新幹線、赤穂線、吉備線、宇野(みなと)線、瀬戸大橋線、伯備線、津山線。そして市内電車が2系統である。確か全国で一番多いのかな。ただし、駅長は一人だ。(駅長が多いのが横浜駅で、JR、東急、相鉄、横浜市営、みなとみらい、京急の六人)

その中で岡山から北西に向かって進むのが吉備線で、いわゆる吉備路を進み、伯備線と再び合流し、米子、出雲方面に。

確かに、桃太郎=吉備津彦と岡山では言われていて、出雲の勢力と大和朝廷軍が、そのあたりで古代に大戦争をおこなって大和朝廷の勝利に終わったといわれていて、その大和軍を率いていた陸軍大臣が吉備津彦=桃太郎と言われていて、猿、雉、犬というのは出雲軍から寝返った卑怯者たちということなのだろう。寝返りの報償は、団子のはずはなく、カネか土地か奴隷か。

しかし、それらはすべて仮定の話だ。吉備だんごだって、吉備ではなく植物の黍というのが通説だ。

一方、最近読んだ古い本の中には、日本の古代から伝わる話の中でも「桃太郎」というのは怪しい記載が多いそうで、特に出だしの「おじいさんは山に行って、おばあさんが川に行く」という部分は、子捨て風習を思い起こすということらしく、日本の古代には、「要らない男の子は山に捨て」「要らない女の子は川に捨て」ていたということらしい。

そうなると、桃太郎の話は、『(男の子が欲しかったのに)女の子が生まれたので、川に捨てに行ったら、山に捨てられた男の子が運よく流されてきたので、拾ってきて育てた』というような戦慄的な話になる。

ところで、吉備線が桃太郎線なら、御殿場線は金太郎線になるのだろうか。米子=境港間は、境線から鬼太郎線に?


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