人気は続くのだろうか(困った・・・)

2017-07-15 00:00:34 | しょうぎ
10年ほど前から近くの地区センターに頼まれて、月1回、小学生に将棋を教えている。入れ替わり立ち替わり、色々な子がくるのでなかなか名前が覚えられない。さらにキラキラネームだし。

だいたい20人超位で、対局1時間半、講義30分といったところなのだが、ほとんどの子は将棋のルールを祖父や祖母に教わってから教室にやってくる。父母から教わったという子は聞いたことがないということは、いまの30代の人は将棋のルールを知っている人は極めてまれだ、ということなのだろう。

ところが、ご存知の通り、連勝中学生藤井四段が活躍しはじめたせいで、日本中が将棋ブームになっている。

しかし、ブームといっても、指せない人は指せないわけだ。

そして、7月の教室は、恐れていた通りのことが起きた。

門前、列をなす。次々に1年生をつれた父母が押しかけて来たわけだ。そして、言われることはほぼ同じで、「将棋のルールを知らないのでゼロから教えてほしい」と言われるわけだ。もちろん、最初は誰かから教わるものであるのだが両親が教えられないから教室へ行けばいいと思うわけだ。

ただし、このあたりで藤井四段とは決定的に異なることがある。それは、「子どもが行きたいのではなく、親が行かせたい」ということ。親と話していると、どうも月1回の教室に行けば、自宅に盤や駒がなくてもプロ棋士になって毎年2億円の収入が得られる、と思われているように感じる。あるいは、将棋を勉強すれば彼のように頭が良くなると思っているのかもしれないが、将棋を指すと頭が良くなるのか、頭が良いから将棋が上手いかということさえ結論は出ていないから。

それに、強くならなくても講師のせいにしてほしくはない。強くならないのには、いろいろな要素があるのだから。

そして、盤と駒はどこで買ったらいいかというような質問に至ると、少し困ってしまう。いずれにしても練習しなければ上手くならないのだが、ピアノとかゴルフクラブとかは道具によって良い結果が出る(錯覚も多いが)というのは、ありそうな話だが、高い駒を使うと将棋が強くなるということは、まず、ない。500円のセットでも50万円のセットでも結果は変わらないと思えるが、実際には、ツゲの偽物を使った駒と、桂の偽物を使った盤の組み合わせでも1万円程度は必要なのだが、次々と現実的な話になってくると、親も夢の世界から現実の世界に戻ってくるようだ。


そして、藤井四段のせいでいかにも将棋界が華やかのように見えても、棋戦スポンサーの新聞社の方は、まったく落ち目産業なのだから賞金総額が増えることもないだろう。そうなると、数年後に藤井何段(あるいは六冠王)の賞金が2億円位になって、その反面、その他の棋士の獲得賞金が激減してしまい、プロとして魅力のない職業に落ちぶれてしまうのではないかと予言してみる。


さて7月1日出題作の解答。

0715k


0715kk


難しく考えなければ解答に行きつくはず。銀を並べて打つと足りなくなるので途中で動かすことにする。行き詰まったところで、飛車が細かく動く。

動く将棋盤は、こちら


今週の問題。

0715m


即席で作ったので、これといった好手がないのが残念だが、なんとか読み切ってほしい。5枚の持駒は13手目には打ち尽くしてしまう。

わかったと思われた方は、コメント欄に最終手と総手数とご意見を記入していただければ、正誤判定します。
『コラム』 ジャンルのランキング
コメント (2)   この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« 南京町で食べ歩き | トップ | 郷さくら美術館東京で「夏の... »
最近の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (蛇塚の坂本)
2017-07-18 18:34:26
最終手○○○の○○手詰みと成りました。
狭い所での攻防面白い。
Unknown (おおた葉一郎)
2017-07-18 18:37:06
坂本さま、
正解です。
そうなんですね。細かいところがあって、2七桂でなく2六銀にすると、最後のところで、1五金じゃなく2五金でもよくなってしまうのですね。

コメントを投稿

しょうぎ」カテゴリの最新記事

トラックバック

この記事のトラックバック  Ping-URL