ダンス、何かの勘違いか?

2012-05-09 00:00:56 | スポーツ
近隣のいくつかの商業施設の中に昨年頃から妙なスクールが、いくつも開店していた。

 キッズ・ダンス・スクール

danceschool


スイミングスクールと同じ感覚で、それぞれ変なファッションのこどもたちがうじゃうじゃいる。

どういうわけで、こんなことになっているかというと、ことのおこりは平成20年3月28日に文部科学省が打ち出した中学校学習指導要領の改訂。これがニュービジネスが誕生した原因である。

この改訂により、この平成24年4月から、中学校の体育の時間に、武道とダンスが必修の種目になった。まあ、ことの善悪は別として武道の方はわからなくもないが、なぜダンスが必修なのかというと、文部科学省の見解は、こういうことになる。

ダンスは、「創作ダンス」、「フォークダンス」、「現代的なリズムのダンス」で構成され、イメージをとらえた表現や踊りを通した交流を通して仲間とのコミュニケーションを豊かにすることを重視する運動で、仲間とともに感じを込めて踊ったり、イメージをとらえて自己を表現したりすることに楽しさや喜びを味わうことのできる運動です。


つまり、仲間と一緒に踊るということの他に、自己を表現することによる楽しさが重要ということになっている。

だから、ヘルメットをかぶって、逆立ちしてグルグル回ったりするのは、許容範囲ということになるわけだ。駅前広場で音楽を流して団体でストリートダンスするのも、教育上OKということになる。

一方、問題なのは、ガキの頃からスクールで各種テクニックを覚えているこどもに教えるのは、体育教師ということになっている。ところが、体育教師になるために、今までは、ダンスを踊る必要はなかった関係上、急にダンスを覚えなければならず、この半年間はダンスと柔道の練習で教師はボロボロ状態になっているらしい。

話はそれるが、個人的には将棋教室で多くのこども(小学生)たちに将棋を教えている。最近は、親が将棋を知らないので、母親や父親がこどもと一緒に将棋を覚えたいという希望が多い。別に大人でも子供でも、教える方法は同じなので、同時進行となるのだが、1カ月もすると、親は子供にまったく勝てなくなり、その段階で親は将棋を覚える熱意を失う。当たり前のことだが、子供の方が大人より頭がいいからだ。

たぶんダンスでも同じだろうと容易に想像がつくわけなのだが、体育教師ごくろうさま、というしかない。


しかし、本来、もっと重要なことを覚えなければならないんじゃないかと思いながら、将来のダンスの上手な日本人像というのが、なかなか思い描けない。総人口が減るので、インドやフィリピンから大量移民を受け入れて、ブラジル人みたいなカーニバルでも開くのじゃないかとも思えるし、「少女時代」みたいに踊れる芸能人になって、外貨獲得でも目論むのだろうか。もっとも「少女時代」は日本で稼いでいるようだが、我々は、どの国に行ってダンスを踊って稼げばいいのだろうか?
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radikoを聴きながら (あえりの目安箱★)
これを書いてます。何か演歌が流れてる・・。どれどれ。